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本日は Ann Thorac Surg 2010; 90: 1593-8 より 「小児単独心室中隔欠損症治療における、Amplatzerによる閉鎖術と、外科的閉鎖術の比較」 という論文です

そもそもVSD (Ventricular Septal Defect: 心室中隔欠損症)は先天性心疾患としては珍しい病気ではありません。ASD (Atrial Septal Defect: 心房中隔欠損症) に対する治療法としては、 Amplatzerという器具を用いた経カテーテル閉鎖術の有効性と安全性が確立され、外科治療法よりも優先されます。
しかしながら、VSDに関しては、Amplatzerを用いた時の、合併症 (房室伝導障害の発生や、大動脈弁閉鎖不全の発生)、あるいは残存欠損が残ることも考えられ、必ずしても外科手術と比較して優先されてはいません。
この論文は小児心臓外科で有名な、Motreal Heart Institute (CANADA)からの single center experiencesであり、同時期に行われた治療として、37例の Amplatzer経皮的閉鎖術と、34例の外科的閉鎖術が比較されました

結論としては、「カテーテル治療はより大きな、かつ小さな心室中隔欠損症を有する小児患者に用いられるべきである 何故ならば、それによりカテーテル治療法に伴い得る合併症を減らすことができ、かつ低侵襲で治療ができるからである」というものでした。また、併せて 「現状の Amplatzerはまだまだ改良が必要である」とも述べられています。

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