心臓について…心臓のまめ知識
  心臓はどれだけ働いているでしょう?
心臓は人間が生まれる前から動き始め、(脳死を死と認定すれば)亡くなられた後まで延々と動き続きます。普通は一分間に60~90回の頻度で拍動します(この回数のことを心拍数と呼びます)。一人の人間の寿命を80年とすれば一体どれだけ心臓が動きつづけることになるでしょう?

仮に、平均の心拍数を一分間70回とすれば、一日に70/分 x 60分 x 24(時間) = 100,800回 動くことになります。一年間では3679万2000回となり、80年間の一生の間には29億4336万回という途方も無い回数動きつづけることになります。

また、左心室は一回の収縮で40~100ccの血液を大動脈に送り出します(これを一回心拍出量と、呼びます)。今、一回心拍出量を70ccそして心拍数を70回/分と仮定すれば、一分間の心拍出量は4.9L(リットル)となり、一日では7,056Lになります。これは大体、タンクローリー車一台が運ぶ量に相当します。そして、一年間では257万5440Lとなり、20万トン級タンカー5隻が満載で運ぶ量に相当します。一生の間には2億603万5200Lという膨大な量となります。

たかだかそれぞれの人の、握りこぶし程度の大きさに過ぎない心臓がこれだけの働きをし続けているのです。そして、これだけ心臓が働きつづけなければ健康な生活を送ることが出来ないのです。



←戻る