心臓について…心臓のまめ知識
  心臓はどうやってそんなに働いていけるのでしょう?
- 冠状動脈の働き -
これだけ心臓が動いていくためには、心臓自身も膨大なエネルギーを消耗します。そのエネルギーは心臓の筋肉に対して動脈から供給されます。この、心臓の筋肉にエネルギーを供給する特別な動脈のことを冠状動脈(かんじょうどうみゃく)と呼びます。
冠状動脈は略して冠動脈(かんどうみゃく)とも呼びますが、大動脈のすぐから左右に枝分かれしています。そして、心臓に冠を被るように覆い、心臓の筋肉にまんべんなくエネルギーを供給します。冠のように見えるため、冠動脈と呼ばれます。冠動脈の血流は非常に豊富で、人間の体の全身が消費するエネルギーの10%程度を心臓の筋肉に対して供給しています。心臓の筋肉、すなわち心筋(しんきん)は冠動脈血からブドウ糖と酸素をもらい、そこから筋肉収縮に必要なエネルギーを作り出します。
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