心臓について…心臓のまめ知識
  心臓はどうやって規則正しく動いていけるのでしょう?
心臓の動きを制御するために、一種の神経組織が心臓全体に張り巡らされています。これを刺激伝導系(しげきでんどうけい)と呼びます。この刺激伝導系の一部が一定のリズムを作り、そのリズムは刺激伝導系を介して心臓全体に伝えられます。こうして心臓は規則正しく一定のリズムで動くことができるのです。

心臓のリズムはその時々の、体の状態に応じて変化します。激しく体を動かしたり、興奮したとき、あるいは発熱したりという時には全身の臓器がたくさんの血液を要求します。これに応じて自律神経系が心臓の刺激伝導系に対してリズムを早くするように、そして心筋に対しては一回の収縮力をより強くするように要求を出します。これに応じて心臓は心拍数を増加させ、また一回心拍出量を増加させます。

逆に、安静時には全身の臓器の血液要求量が少なくなります。これに応じて自律神経系は心臓に対してゆっくりとするように指示を出します。これに応じて心拍数も低下します。



←戻る