心臓について…心臓のまめ知識
  心臓の働きのまとめ
これまでにご説明しましたように、心臓の主な働きは全身から静脈血を吸い上げ、エネルギーに満ちた動脈血を全身に送り出すことです。この単純な作業を80年以上にわたって絶え間なく行うために、心臓には心筋で囲まれた四つの部屋、そして四つの弁があり、またそれらの動きを制御するための刺激伝導系があるのです。これらの心臓の働きをつかさどる何れの要素に問題が生じても心臓病となります。といっても、心臓病になればすぐに症状が現れる訳ではありません。というのも心臓は人間の命を維持するために非常に重要な臓器でありますので、心臓は3倍程度の余力が初めから備わっているからです。

何れにしても心臓は重要な臓器ですので、心臓全体は外因性の障害が及びにくいように心嚢(しんのう=心外膜とも呼びます)という強靭な袋の中に収容されており、他の臓器から隔絶されています。
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