昨日も素晴らしいTAVI そして僧帽弁治療

あっという間に時間が流れて行きます 子供の頃は一日の中でも45分授業でも長く感じ、なかなか日が暮れなかったのですが それが今はあっという間に一日が流れすぎて行きます

先週は12日金曜日外来終了後名古屋に出かけ講演でした その日は名古屋に宿泊し、13日土曜日は高山に呼んで頂き、講演会がありました 去年も高山に呼んで頂いたのですが、恥ずかしながらその頃は高山がどのような場所であるのか全く知らずに出かけました 今は高山が歴史に彩られた古く素晴らしい場所であることを知っています 何と高山市は、面積が東京23区以上もある広大な市なのだそうです そしてその面積の大部分は山深い飛騨の山々なのですね

高山中心を流れる宮川
高山中心を流れる宮川
現存する江戸時代の代官屋敷「陣屋」
現存する江戸時代の代官屋敷「陣屋」

高山には江戸時代からの街並が良く残り、その頃から続く造り酒屋も5軒 今も製造を続けているのです 現在は日本人には有名なばかりでなく多くの外国人で町は溢れています 本当に奇麗な心やすまる土地でした

高山名物 中華そば
高山名物 中華そば

また近年は高山ラーメン、いや地元の方々は決してラーメンとは呼ばず「中華そば」と呼んでおられ、実際ラーメンとは異なり子供の頃を懐かしく思い出すことができる昔風中華そばなのです 出汁はたっぷり煮干しが使われています その高山中華そばの店は街中に数十軒あり、それぞれの店が行列です

また、「飛騨牛」も有名ですね 飛騨牛握り寿司2貫で 600円の店が有名だそうですが、何と二重の行列でした

飛騨の里
飛騨の里

また少し登った場所に昔からの飛騨の民家を移設して高山市が保存している地域 「飛騨の里」という場所があり、この時期 17:30より美しくライトアップされ、それはそれは綺麗でした

こうして元気を取り戻し、昨日は朝からTAVI 本当に重症な方であり、何時突然死されないかとこちらがヒヤヒヤしていた方です 先天性二尖弁であり SAPIEN-XTは適用できない解剖でした これに対して CoreValveを用いてこれ以上の素晴らしい植え込みはできない、という程の素晴らしい植え込みを行いました しかも、早かったのです 何とそれに続いて縦で行った重症僧帽弁閉鎖不全に対するカテーテル治療の手術場出しを 11:15AMに予定した程だったのです

自分自身相当に CoreValve植え込みの自信が持てました

初めての飛騨高山

今朝早く自宅を出て新横浜より新幹線で名古屋に移動、それからJR高山線で、特急に乗り高山に入りました 名古屋から高山駅までは、実に 2.5時間かかります

沿線は木曽川とか飛騨川沿いに、そして旧中仙道沿いに走る関係でとても風光明媚です また、高山に近づくと遠くに乗鞍岳とか、槍ヶ岳なども見えるのです

それはそれは素晴らしい景色ですし、僕は全く知りませんでしたが、高山市内はいわゆる小京都であり、たくさんの観光客、しかも昨今は多くの外国人観光客が賑わう日本のハートとしての観光地だったのです

正直僕は何も知りませんでした 昨晩無理してでも宿泊していれば良かった、と後悔しきりでした

さて、今回は高山市医師会および赤十字病院よりTAVIについての講演で招聘されました 我ながらTAVIの講演セットは最近とみに洗練され、教科書として用いても良いぐらいの内容となっていて講演についてはバッチリでした

ただ、時間が無く、いわゆる「情報交換会」も無く、そのまま戻りの電車に乗るため、高山駅に直行し、特急に乗ったのです そして現在はその特急の中にいます 未だまだ名古屋駅までは一時間ぐらいかかります

高山 自分が全く知らない土地でした そしてすごく良い土地で、きちんと訪れなければいけない土地でした このように時分の知らない処、未だまだたくさんあるのでしょうね 反省です

うれしい話と気味の悪い話

ますはとても嬉しい話から・・・

今週火曜日にとってもとっても重症な方のTAVIを実施しました 当院 Heart Teamの総力を挙げ行いました 当日の手術室メンバーのみならず、前後の管理に当たるICU/病棟の看護師さん、そしてとても重要な術後リハビリに当たる方々、これら全ての方々の総力を結集して治療にあたりました そして、その結果日に日に改善され、TAVIの威力をまざまざと知ると共に、この重症な症例を一緒に乗り切ったチームの一体感を感じます

そして、気味の悪い話ですが・・・

実は本日高山に日帰りで講演に行くため、現在新横浜駅で時間調整中です このように各地の病院あるいは医師会から講演依頼を受けることは多々あり、それはある意味僕の日頃の活動が認知されている証でもあり、とても嬉しいことです 実際には医薬品会社や医療機器会社が主催あるいは共催で行われることが多く、会場の確保、地域医師への案内、足の手配など細々としたことを行って頂くのです これらの行為は、厳格な公正競争規約と公務員法(もちろん私は関係ありません)に則って行われ、違法行為の無いように厳しく運用されています

ところで、先日講演会をある地域で企画しようと思ったのです 上記のような実態がありますので、某製薬会社にセットアップを打診したのですが、驚いたことに、その製薬会社では、日本全国を地域に分割し、その地域地域で、循環器領域ならば誰それ、消化器病領域ならば誰それ、という地域の「大物」を立て、その地域で行われる全ての講演会に関して、その「大物」の事前承認を得てから行う、そのような決まりなのか慣習なのが、そのようになっているというのです

えーーーーーーっ!! 信じられなーーーい 今どき、しかも製薬会社主催で行う講演会に対しても、どうして「大物」が何の権利で、あるいはどういう法律的整合性を持って口を挟めるのでしょうか??? これって、ある意味僕がその会社の株式を持っていれば、株主の一人として経営陣に対して、「本来株主でない人の意見を取り入れることにより、株主の利益を不当に損なった」と告訴することも可能ですよね

まあありがちですが、その「大物」というのはその地域の地方大学教授様であり、当然そのような「監督指導」に対しても、やってもいないにもかかわらず「座長」としての講師料が「公正競争規約」に準拠して支払われるらしいのです

公正競争委員会に文書で聞いてみようかな

しっかし今どき気味の悪い話ですねえ

ちなみに、本日高山講演をサポートして下さる製薬会社の方々に伺うと、「そのようなことはあり得ない」とのことでした