本日の陝西人民医院におけるPCIデモ

日曜日(9月08日)夜に陝西(せんせい: ShaanXi)省の省都である西安市に入りました これで西安を訪問するのは10回ではきかないでしょう。そして本日は朝講演を行った後、実際の患者さんの治療を二例行いました。二例ともなかなか厳しい症例でしたが、無事成功裏に終了しました。もちろん二例とも慢性完全閉塞の患者さんでした。何時来てもこの街は中華文明の粋が集まる美しい省都です。とはいうものの明日(9月10日)の 6:00AMにはホテルを出て北京経由で帰国せねばなりません。短い旅です。

へえーっ、こんなに真面目な顔しているのだ!!

さて、バンコクより写真が届きました すごく良く撮れている写真です Tanyarat Aramsareewong, MDから送られてきました。この先生は女医さんですが、ものすごくアクティブな女医さんであり、印象に残ります。バンコクの女性 Interventional Cardiologistsは皆総じて aggressiveな印象ですが、もう一人印象に残るのが、Dr.Siriporn Athisakulです。僕のライブデモンストレーション手技の時に第一助手として手助けして頂きました。彼女は鎌倉にも二回来られています。

Dr. Tanyarat Aramsareewong
Dr. Tanyarat Aramsareewong

まあそれは良いのですが、送って頂いた写真、普段僕が自分自身でイメージしている表情と違う表情の僕を見つけました。すごく真面目な表情で驚きました!!

真面目な表情
真面目な表情
真面目な表情
真面目な表情
真面目な表情
真面目な表情
真面目な表情
真面目な表情

6年半ぶりのKing ChulaLongKorn Hospital

さてさて弾丸特急でバンコクに行ってきました 8/18日曜日羽田発11:00過ぎのANA便でバンコクに飛びました バンコク到着は現地時刻 16:00前、幸いのことに交通渋滞は大したことなく、17:00頃にはホテル (Anantara Siam Bangkok Hotel)に到着しました。

月曜日19日にはこの King ChulaLongKorn Hospitalの心臓センターを舞台に東南アジアの Interventional Caridologistsを集め、transradial coronary interventionのワークショップおよびライブデモンストレーションを開催するために訪れたのです。

この日は 車で15分ぐらい離れた場所のタイ料理レストランで皆で夕食会を行いました 僕は Kiemeneij先生と隣合わせに座り食事したのですが、料理は今一つでした。今回のメインゲストは、Chulaの Wasan先生、彼はタイ国国王の主治医であり、しょっちゅう宮殿から電話で連絡が入ります。そして、TRI生みの親の Ferdinand Kiemeneij先生、そして20年近く前、このタイ国随一の最高学府国立チュラロンコン大学の付属病院で外国人として初めてPCIを行い、それだけでなくタイにTRIを広めた立役者 それはもちろん僕、齋藤 滋なのですが、その三人がメインゲスト、いや Wasan先生は主催者ですね、そういうメンバーで開催されました。

齋藤 滋、Kiemeneij先生、Wasan先生
齋藤 滋、Kiemeneij先生、Wasan先生

19日は 9:00AM前から病院講堂で東南アジアの先生方 40名ぐらいが集まり、ワークショップが始まりました。僕も講演をしましたよっ、

僕の講演
僕の講演

最近東南アジアの国々では、外国人が医療手技を行うことに対する規制がとても厳しくなっています。噂では、多くの日本人医師が、医療機器メーカーのスポンサーにより、東南アジアの国々に出かけ、ほとんど学術的実績や、医療手技実績が無いにも関わらず押しかけ的に、これらの国々の病院カテ室を訪れ、PCI、特にCTOに対するPCIを行い、その過程で医療事故が多発し、患者さんも医療事故で亡くなり、法律的、倫理的問題となっている、そういう背景があるようです。僕が知る限りでも、具体的な実施医師、場所まだ知っいますが、ソウル、台湾、そして広州で一名ずつ患者さんが亡くなっています。これらの患者さんは皆、無症状のCTOの患者さんで男性です。これは氷山の一角であり、もっとたくさんの患者さんが被害を受けているようです。まあ、それはさておき、そんな訳で僕自身も実は 7月にシンガポール国立大学病院より、ライブデモンストレーション術者として招聘され、そのために一時的医師免許取得を試みたのですが、煩雑な書類に嫌気が指し、行くのをキャンセルしたのです。

それでもこの最高学府大学病院、もっとも規制の厳しい病院ですが、僕の医師免許はきちんと取得されました。今までの実績が大きいと思います。Kiemeneij先生(オランダ)には医師免許が降りなかったのでしょうか、治療手技を行われませんでした。

昼からは僕も一例TRI手技をしました。症例は女性で左前下行枝の高度びまん性石灰化病変の方でした。これに対して、6Fr guiding catheterを用いて、1.75mm Rotablatorを用いて薬剤溶出性ステントを植え込み奇麗に合併症無く終了しました。

ライブデモンストレーション手技1
ライブデモンストレーション手技1
ライブデモンストレーション手技2
ライブデモンストレーション手技2

これがこのライブデモンストレーション手技のチームです

わがチーム
わがチーム

会は 16:45まで続きましたが、途中で集合写真を撮りました。とても良い思い出になるでしょう。

集合写真
集合写真

会が終了し、いそいでホテルに戻りすぐに check out、そして市内で夕食をとり、そのまま空港に、バンコク発 21:50の羽田便で戻ったのです。到着は、8/20 5:45AMでした。自宅でシャワーを浴び、そしてTAVIおよび経皮的僧帽便接合不全修復システム手技のために病院に出勤したのです。とても忙しい3日間でした。

これからバンコク

今は日曜日ですが、羽田空港にいます これからバンコクに飛びます 夕方バンコクに到着し、明日月曜日8/19はタイ国最高学府 ChulaLong Kong大学附属病院でのライブデモンストレーションがあり、僕と Kimney先生の二人が呼ばれライブデモンストレーションがあります。

前回タイに行ったのは随分行っていないと思っていたのですが、調べると 2018年11月のことでした 未だ一年も経たないのですね

バンコクに行くと言っても、実は明日月曜日夜バンコク発、羽田空港 火曜日5:00 AM過ぎに到着する夜行便で帰国し、それから自宅でシャワー浴びてから病院に出かけ SHD interventionとなります 忙しいですね

4ねんぶりのジャカルタ

2015年02月以来4年ぶりにジャカルタを訪問しています 今回は、Cipto Mangunkusumo Hospitalと何時もの Harapan Kita Cardiovascular Centerの二箇所の訪問です

忙しい

シカゴ出発するところ

現在シカゴ オヘア空港のラウンジで JAL便の出発を待っています 今回水曜日朝到着し、本日金曜日昼の便で帰国します 短い滞在ですが、水曜日から今まで飛行機の中では一睡もせず、そして着いた日は3時間、昨夜は2時間しか眠っていません 帰国の便でも眠れるか否か分かりません

水曜日の午後は別のホテルに移動し、ある新規ディバイスの in vitro試験を行いました

新規ディバイスの in vitro試験
新規ディバイスの in vitro試験

そして木曜日午前中は JTVT-TVT collaboration sessionにおいて発表をしました

そして本日朝は main arenaで TAVI liveの moderatorをして、それから空港行きの車に乗ったのです

この間に食べたラーメンは一杯のみでした 今回は Ajida Ramenで食べました とても美味しいものでした

Ajida Ramen
Ajida Ramen

実は今回もう一つ重要なミッションがあり、そのためにスタジオでビデオ撮りも行いました 自分自身のものは写真に撮らなかったのですが、現在ロスに留学中の落合くんの撮影風景がこれです

ビデオ撮り
ビデオ撮り

シカゴ到着

本日は6月12日水曜日 TVT (Transcatheter Valve Therapeutics)という学会・ライブのためにシカゴに来ています 成田発の JALシカゴ行き直行便で11時間30分の飛行の後、8:50AM頃に到着しました

シカゴの朝は渋滞があり、1時間ぐらいかけてこの会場となっている Sheraton Hotelに到着したのですが、当然のことながら check-in timeは 16:00であり、現在までホテル内の Starbucksで 2時間一人たそがれながら時間を潰しています

実は現在 12:00 noonですが、12:30に待ち合わせしていてそこから歴史的なことを行うのです その内容に関しては現在は明かすことができません インターベンション医師としてのこれまでの経験と技術の総てを賭けて行うものなのです

今 Palais de Congres

小倉記念病院でライブ治療行い、鎌倉には最速で 15:30には戻っていました 鎌倉の患者さんにご挨拶し、それから一旦自宅に戻りました

そして21:30に鎌倉の自宅出発し、5/18 0:30AM頃出発の ANA Frankfurt便で移動したのです 機内では4時間ぐらいは眠れました 自分としてはものすごくたくさん寝れた、そんな印象です そしてLuthansa Paris便に乗り換え、10:00AM過ぎにPalais de Congres内の会議室に到着しました

今週は EuroPCRが開催されますが、それは火曜日からなのです それにもかかわらず日曜日朝に現地到着したのは、PCR TokyoValves 2020に向けての Course Co-Directors’ meetingが10:00より開催されたからです 今午前の話し合いを終え、昼食を会場内で食べ、ようやくインターネットに繋がりブログに記録しているところです 本日はこれから15:00まで話し合いがあり、その後 17:00-17:30 皆で写真を撮るそうです その後は開放されそうです やはり老体にはきついですね

まあPCI、TAVIあるいはMitraClipしている時には疲れを見せないのですが・・・

CTO Week 2019での衝撃

これまで 1991年12月 未だ天安門事件の影が色濃く残り人々はほとんど全員が濃い緑色の人民服を着ていた頃、北京医科大学医学部、阜外中華人民共和国国家心臓病センターそして安貞首都医学院心臓病センターの3つのカテ室をPCI指導で訪れて以来この28年間の間に都合 100回以上中国各地を訪問してきました その過程で訪れたカテ室の数は数え切れません

そんな僕でしたが、最近はめっきり中国を訪れなくなり、最後に北京を訪問したのは 2017/03/31-04/01の CITの時でした 何と2年間以上北京を訪問してこなかったのです

さて思えば僕の訪問空白期間にこの CTO Weekという画期的なプログラムが開始されたのですね 今年第三回となる CTO Week 2019は 4/22からの一週間開催されたようです もっとも僕は正式のプログラム持っていませんので間違いもあるかも知れません そのコンセプトですが、この一週間 四つと聞きましたが、(1) その四つの病院でPCIは主として慢性完全閉塞しか行わない、(2) そしてその治療の全体をライブデモンストレーション映像として公開する、(3) 映像経費を節減するために、中継はインターネットで行い、映像中継にお金をかけない、そして(4) その映像はインターネットの public URLで誰でも見れるように公開する そのようなものと理解しました

今年はなのか何時もなのかは知りませんが、少なくとも北京の安貞病院、上海の中山病院、そしてNew York Colombia University Hospitalそしてヨーロッパのどこかの病院からライブデモンストレーションが中継されたようです

僕は今回行きなれた安貞病院より前下行枝近位部の慢性完全閉塞症例に対するPCIがアサインされました シネを見るのはライブデモンストレーション放映直前です 55歳くらいの若い方で、RCAの急性冠症候群によりPCIを2ヶ月前に受けられ、前下行枝の慢性完全閉塞はこの日のために置かれていたのです 大きな対角枝分岐部からの何のとっかかりも無い慢性完全閉塞であり、石灰化も著明でした 比較的良好な副血行が心尖部の心外膜を走るルートで発達していましたが、とても蛇行がひどく狙えないと判断されました 中隔枝のルートはほとんど無く絶望的でした

もちろん両側アプローチで入りました、順行性は石灰化強くIVUSを対角枝にいれて引き抜いても入口部の痕跡すら掴めませんでしたので早々に諦めました ついで、RCAからの中隔枝経由を可能性がゼロではない三本ほど試したのですが全く駄目でした この時点で絶望的になったのですが、それでも二時間ぐらい続け、そして最終的に Give Upしたのです 途中では epicardial apical collateralを出している #4AVをバルーンで閉塞し、中隔枝ルートの発達に期待したのですがそれも動作しませんでした

Dr. Linghua Liu 彼は1991年からの生徒の一人です
北京安貞病院

中国先生方は皆僕に会うと、「ありがとう色々なことこれまでに教えてくれて そして今回はうまく行かなかったけれど すごく勉强になった」と感謝の言葉を投げかけてこられました

あいにくとこの日々は例の「一帯一路」国際会議が開催されていて、全世界数十カ国から政府・財界要人が一同に集まり、北京市内はものすごい警戒態勢下でした ホテルの道路を部屋から見ると丁度どこかの国の要人が出発するところで、道路は完全閉鎖されていました

完全封鎖された道路

ライブデモンストレーション手技を不成功裏に終了した後、軽食とりに餃子屋さんに行きましたが、高級な店でした 驚いたことには店内には調理場を常時公開しているテレビ画面があり、不正な調理をしないかなど誰でも監視できるようになっていました すごいですね

調理場公開映像
調理場公開映像

今回の訪問で衝撃を受けたことについてまとめました

  1. おそらくは5G Networkを使用していると思われる高速なインターネット網が既に少なくとも北京市内には構築されている
  2. 慢性完全閉塞手技を公開の下でどんどん積極的に行っている中国がある 日本は遅れをとっている
  3. かつての不正で不衛生なレストランが急速に変貌している
  4. 個人情報保護という点では難点があるが、それも過渡期なのか? そうこうしている内に日本のガチガチの規制が日本という国家を最低レベルにしてしまうのではないのか?
  5. 総じていつの間にか中国に追い越されてしまったのか? いやまだまだ頑張るのだ

こんなことでしょうか

まったく駄目な自分

もう嫌になってしまう 貫徹するのが苦手な自分に嫌になってしまう 明らかに若い頃と比べると何かに一心に向かって進む強い気持力が低下している すぐにあっち あるいは こっちと目移りしてしまう

もちろん、医師としての自分の、いやこれで医師なのだろうか? 今どこかの現場、あるいは疫病が蔓延する地域に放り込まれた時、あるいはそこまでではなくて通常の日常診療に放り込まれた時、そんな時自分は医師として何らかの善を成し得るのだろうか? 既に医師 –> 内科医 –> 循環器内科医 –> インターベンション専門医 –> 経カテーテル的大動脈弁植え込み術・経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)・慢性完全閉塞・経橈骨動脈的冠動脈インターベンション専門医 としてどんどん分化し、専門バカになっている自分に汎用的な場面で何か医師としてできるものがあるのだろうか? いや翻って考えれば、そんな風に脱分化して行くことが、本当に正しいのだろうか?

そんなことを考えてしまう 何故そのようなことに至ったか? 数週間前、純粋関数型言語 Haskellに踏み込み、分からないながらもテストプログラムで練習繰り返していた自分がいました しかし、その後 Angularに目移りし、テスト練習プログラムを勉強し、Kindle本も何冊も途中まで読んでいた自分がいました

それが今朝 6:30AM 出勤途中、いつもPodCastで医学のこと、プログラミングのこと、素粒子のこと、相対性理論のこと、それらを耳学問で聞きながら歩いて 30 – 40分 その間それなりに勉強しながら出勤するのですが、AMP (Accelerated Mobile Pages)に心を動かされたのです でも新たな勉強が必要だし、ましてや自分にそんな能力あるのか否か? まったく自信がありません そもそも自分は何をしたいのだろうか? 一昨日も馬鹿なことしました

一昨日札幌から羽田に夜到着し、仕事の打ち合わせで大森蒲田の昭和の雰囲気が色濃く残る横丁の寿司屋さんに入りました カウンターのみ 6名しか入れない寿司屋さんです 若い大将は寿司に命を賭けている そんな雰囲気がありありです そこでおいしい寿司を食べ、日本酒を飲みました 隣にはご主人がスウェーデン出身、奥様は日本人の蒲田在住10数年のご夫婦が座っておられました その後何となく意気投合したのです。

スウェーデンと言えば三菱重工業に相当する世界的大企業 SAABで有名ですが、この歴史的な王国は独自の文化に色づいています

スウェーデン王国王宮の衛兵交代式

そうPCIの分野では SCAAR Registry
(Swedish Coronary Angiography and Angioplasty Registry)

が有名ですよね もうかれこれ10年ぐらい前(正確には2007/11/25 – /28)に自分でストックホルムの大学病院で治療した慢性完全閉塞患者さん二例がこの SCAR registryに登録されましたね

ストックホルムでの慢性完全閉塞治療
講義をしています
立派に手技していますね
十分に討論しながらの手技教育

さて、もう一つ有名なことはもちろんノーベル賞ですよね でも、それよりも僕にとっては心に残っているのが、有名な小説より起こしたシリーズ映画である「ドラゴン・タトゥーの女」シリーズなのです この映画の独特の「ああスウェーデンという国はこのようなところなんだな」と思わせる雰囲気あるいは文化、すごく印象深い映画です。そして偶然なことに今週ダラスからロスに乗り継ぎで帰国する途中の American Airlineでこの映画の四作目である「蜘蛛の巣を払う女」が、飛行機の中でやっていて運良くそれを見ることができました。すごく印象深い映画でしたよ。

さて、その蒲田の寿司屋さんで出会ったお二人ですが、ご主人は英語と(もちろん)スウェーデン語しか話せられないのですが、僕はついついこれらの映画について話しました。やはりスウェーデンの方にとってもこれらの映画シリーズは有名であり誇りでもあるようでした。でもまだ「蜘蛛の巣を払う女」は見られていませんでした。いやあどこでどんなつながりがあるかわからないですね。色々な知識を絶えず蓄えるのはとても重要ですよね。

そうそう何で駄目な自分か? それはすっかり意気投合してお酒をたくさん飲み、その帰りに iPhoneを紛失したことなのです でも、今日の午後戻ってくる予定です いんあ、世の中まんざらでもありませんね。