台北からパリに

先週金土と台北で APSCに呼ばれ、その足で羽田空港経由で深夜便のフランクフルト行き ANAに搭乗しフランクフルトへ、そしてそのままパリに飛びました

5月20日日曜日の朝パリに到着し、ホテルに入り 14:00 – 17:00 TokyoValves 2019のための準備会議 (Preparatory Meeting)が開催され、そこに参加したのです

そのして翌日月曜日から世界最大の心血管インターベンションの学会・ライブである EuroPCR 2018が開催されました 僕はこの間ずっと色々な roleで忙しく、本日は一日早く日本に向けて夜の便で帰国します その前に一つ発表がありますが、それ以外にも座長や Moderatorそして 色々なディバイス会社との治験などの打ち合わせがあるのです とても忙しく時差ボケで寝ている時間もありません

そんなこんなしている内に こんな写真が届きました

オバマ前米国大統領と
オバマ前米国大統領と

やはり危険は何時も傍らに存在する

火曜日は自分自身で難しい症例のTAVI一例僕自身により実施しました これは何事も無かったようにうまく大成功に終了したのです

そしてその後 MitraClipを行いました Brockenbroughはそれなりに難しかったのですが、終了し、いよいよ Clippingになりました これがこれがものすごく大変で2個の Clipを用いたのです 当初より2個の Clipか必要と踏んでいてそれは予定通りといえば予定通りなのですが、何しろ意見が別れ、なかなか手技を前に進めないのです 結果的に終わったのが 18:30を回っていました 都合5時間の長時間手技でした しかし結果は素晴らしく本当に重症の手術不可能な僧帽弁閉鎖不全だったのですがてきめんに良くなりました

そしてその後PCI二例に移ったのです 楽勝ケースと思いきや何とステント植え込み後前後に解離が発生し、それが徐々に広がっていくのです 広がった先には対角枝の完全閉塞、そして徐々に左冠動脈主幹部そして左冠動脈回旋枝に解離が拡大していくのです こんなひどい解離の拡大は僕の人生の中で見たことありません 自分の心臓が止まりそうでしたが、強い精神力で耐え抜きました 多分自分がとった対処はベストの対処だったと思います

丸一日間はやわい症状が続きましたがその後はすっかり無くなり心筋逸脱酵素の上昇もまずまずでした どうしてこんなことが起こるのか それについて考えねばなりせん このために札幌行きもキャンセルせざるを得ませんでした 外来でお待ちの患者さんには申し訳無く思いますが そうせざるを得ない程の非常事態だったのです それでもその後はもう大丈夫です

こんな非常事態に遭遇することは予想だにしていませんでした

そして金曜日は台北で開催されている APSC (Asian Pacific Society of Cardiology)での講演に呼ばれ台北に行きました 今朝講演を無事済ませ、多くの有意義な discussionも行いました 座長は Wu先生がされました

Wu先生座長

その後、会場近くの人気店「一蘭」でラーメンを食べました 何でも24時間営業しているらしいのですが、常に人気で30分以上の行列待ちです

30分以上の一蘭の行列待ち
一蘭のラーメン

まあ正直ラーメンそのものはおいしいけれどインパクトに欠ける感じでした 日本でも食べたこと無く、ここ台北で初めて食べました 店の近くにはあの台北一番の高さを誇る高層ビルがありますし、台北市市庁もあります

高層ピル

IMSS in CDMXでのデモ

今回は INCではなく、IMSSに来ています この病院は民間健康保険公社の運営する病院であり、メキシコ国内でも最大規模の病院です 実は 1985年9月に起こったメキシコシティーを中心とした大震災において建物が壊滅的損壊を起こしたにもかかわらず数多くの負傷者の救助、治療にあたりメキシコ国内から尊敬の眼差しで見られている病院です そのエンブレムはかっこいいですね

IMSSのエンブレム – これは Auditoriumの正面です
21世紀病院と書いてあるのが分かります

地震で崩壊した後、新たな作られた病院なので 21世紀病院との別名もあるのです

大地震追悼の壁画

今回はここを舞台にTRIのライブデモをしてきました 本日月曜日は朝から INCと回線を継げてライブ中継もしたのです

INCの先生方と

本日は三例しましたが、一例目と二例目はとても相似している症例であり、ターゲットは回旋枝と左冠動脈主幹部分岐部でした そして三例目は興味深い症例でした

IMSSカテ室で

この 54歳の男性は多分二尖弁によると思われる高度石灰化を伴う重症大動脈弁狭窄症に対して、外科的大動脈弁置換術(CarboMedics機械弁)を受け、術後5日目に自宅退院したのです しかし、この手術の時に、術前冠動脈造影では造影できていなかった異常走行右冠動脈を上行大動脈全面で切断してしまったのです

外科医は冷静にその右冠動脈を NCC/RCCのあたりに端側吻合し、右冠動脈領域は心筋梗塞に陥らず手術が終了したのです

しかし、今朝方つまり術後6日目に強い胸痛と共に、急性下壁心筋梗塞となり、搬送されてきました 当初状況を飲み込めなかったのですが、次第に状況を理解しました 要するに切断した右冠動脈を大動脈に吻合したが、そのバイパスというか異所性から正常部位につけかえた本来の右冠動脈が閉塞したのが原因です

これに対して右TRIで入りました 6Fr診断カテーテルでは造影できず、ようやく6Fr ガイディング・カテーテルによりそれらしき部井にカテーテル先端を導きました もちろん機械弁にカテーテルが落ち込まないように細心の注意が必要でした そして造影すると作られた右冠動脈吻合部が 99% delayとなっていたので、すぐらワイヤーを通過させると TIMI 3 flowとなったのです そのまま 3.5  x 12mm薬剤溶出性ステントを入口部に植え込みました これですっかり良くなったのです

正直最近は自らTRIを行うこともめっきり減り、若手の先生方は喜んでいると思うのですが、こうして臨機応変に対応できる自分の能力にすごいなあと思います

これから成田に戻りますが 成田到着は 6:30AMぐらい 水曜日ですね 自宅でシャワー浴びてから自転車で病院へ そして 10:00AM頃より外来診療 その後午後にはPCIです

うーん 働きすぎかな?

でも、やはりメキシコProject今後も続けていきますよ

CDMXでのPCIデモ

この連休を利用してメキシコの首都、メキシコ・シティーにおります メキシコ・シティーは通常 CDMXと称します これはスペイン語で Ciudad de Mexicoの頭文字であり、メキシコの首都という意味です

これまで何回も何回も CDMXには来ています 一年前からは ANAが直行便を開設したので比較的楽に飛んでくることが可能です 去年の2月にはこの路線の開設便に搭乗する機会がありました

さてここ数年間は JICAと一緒にメキシコさらには中南米にTRIを普及するために活動してきましたが、その主な舞台は、ICN (Instituto Nacional de Cardiologia: 国立心臓病センター)でした この病院は名前の通り巨大な循環器専門病院ですが、ここを舞台にTRIを普及しました 実際僕が普及活動を開始する前にはTRIのメキシコでの普及率はかつてのアメリカ並み、つまり 5 – 10%でしたが、現在ではTRI普及率は 60%程度にはなっていると思います

どんな国にも内部対立・政治的対立が存在します メキシコは現在トランプ政権による排メキシコ運動による経済的被害を受け、さらには反トランプの機運が国民全体に盛り上がり、これまでの政権が総選挙で大きく変わろうとしています そんな中、ICNの果たす役割は大きいのです

しかしながら、メキシコは IMSS (Instituto Mexicano de Seguro Social:メキシコ社会保険公社)という通常の民間労働者を対象とした国民保険制度が医療をカバーしています そして通常救急を含め、ほとんどの患者さんは IMSSが運営する病院を受診します 急性心筋梗塞もしかりです 従って、循環器分野では ICNと IMSがある意味対立しているのです また、IMSSは民間のもの、ICNは国立なので国のものという意識もあるようです

IMSSはメキシコ全土に 10ぐらいの First Class病院を開設・運営しているのですが、その中心に存在するのが CDMXにある XXI Century National Medical Center, IMSS (Centro Medico Nacional Siglo XXI, IMSS)という病院です 日本語では 21世紀国家代表IMSS病院といったものでしょうかね 何でも街日50台の救急車が救急患者さんを運び込んでくるとのことでした

そして今回はこの病院を舞台にTRIのライブおよび JICAと共同でTRI普及活動を行っているのです つまり、2つの病院を舞台に共同でライブを行うのです これは歴史上あり得なかったことでとても画期的なことです

さて 5月 04日金曜日には朝から二例をTRIで治療しました 一例目は 70歳くらいの女性患者さんでしたが、左冠動脈主幹部の三分岐に90%超の狭窄を有し、左前下行枝近位部にも 99%狭窄が対角枝分岐部にある患者さんでした 色々なことを考え右TRIにより 7Fr guiding catheterを挿入し、開始しまた 左前下行枝近位部より治療を行ったのですが、当初 1.5mm balloonも通過できず少し慌てましたが、無事DESを4個用いて治療しました 完璧な出来上がりです

次の症例は 65歳の男性であり、右冠動脈に対して急性心筋梗塞時にDESが2個植え込まれ、今回は左冠動脈主幹部、左冠動脈回旋枝、左前下行枝の高度狭窄の患者さんでした 右橈骨動脈は微弱でしたが、思い切って右TRIで開始しまた 穿刺は一発で入り、順調に進むかと思いきや 右鎖骨下動脈が大動脈アーチの遠位より分岐し、左冠動脈のガイディング・カテーテル挿入が著しく困難であり、ようやく 6Fr AL1により何とか引っ掛けました しかし、その後のバックアップは全くとれず苦労しましだ、結局この患者さんも 4個のDESを植え込み終了しました メキシコの若い先生方はとても流暢な英語を喋られます すごく奇麗な英語です さて、月曜日には ICNと共同でライブを行います 頑張りますよ

IMSSの循環器内科の皆様方と記念写真

これから Washington DCへ

東京Valvesが終了し、そのまま Vmax 7.0m/Secという大変な大動脈弁狭窄症に対するTAVIを無事終了し、MitraClipも無事終了 そして札幌東徳洲会病院心臓センターでのTAVIそして島原でのライブ、そして昨日鎌倉自宅に戻り、今朝は今成田に向かっています

半公式の文書作成などNEXの中で行いながら Amazon-Kindleでプログラミング関係の書籍をどんどん購入

その多くが完読できぬまま終わってしまうのですが・・・ それでも僕の唯一の知識の源泉ですから仕方ありません そうしないと自分の世界がどんどん縮まっていきますよね それを何とか食い止め、あわよくば自分の世界を広げるためには新たな勉強が必要ですよね

やったあ

先週の金曜日には品川の 第三回FIENDS学会での Luncheon Seminarで FF講演を行い、その後品川から羽田に直行、そして長崎に宿泊しました

翌日は九州トランスラディアル研究会ライブで長崎虹が丘病院より bi-radial approach (Distal Radial Approach)による左前下行枝のCTO病変に対するライブ手技をしました 手技は成功し、その後 FFR/OCTによる詳細な検討をしました

虹が丘病院よりのライブ

さて、ライブ終了しまた羽田経由で鎌倉の自宅に そして翌日日曜日には 7:09AM大船発のNEXに乗り、成田から ANA02便で Washington DCに飛びました 同日の朝 Washington DCに到着しましたが、時差ボケ激しく飛行機の中では一睡もできずフラフラでした

CRT 21stに参加したのです Washington Hospital Center – Ron Waksman先生が主催する伝統的な学会でありまたライブもあります 流石にアメリカの中枢ワシントンで開催されることから毎年世界中から有名な循環器医師が参加し、また日米の規制当局の方々も参加されます ここでも月曜日に rolesがあり、またその前後にはアメリカの企業の方々と色々な相談を行いました

そして月曜日3月05日の7:30PMから Obama第44代米国大統領を米国革命・憲法記念堂にお呼びして講演が行われました

Obama大統領による講演
アメリカ革命・憲法記念堂

実は講演は 8:00-9:00PMであり、厳重な securityの下で行われました それに先立ち僕は特別に招待されて、3分間ぐらい列に並んでなんと Obama大統領と二人だけで数十秒間言葉を交わし、また二回も握手して、そして写真を二回撮って頂きました

写真は専門のカメラマンがいてその人した撮れない雰囲気でした 後で写真送って来るのかなあ?

大統領は背はそれほど高くなく、テレビで見る通りの人でした まあ良かったです

これから Washington DCへ

昨日は長崎の虹が丘病院で九州トランスラディアル研究会・ライブが開催され、あ8:00AMにホテルを出発し虹が丘病院カテ室で一例治療を行わせて頂きました

症例は若い男性で左前下行枝のCTOでしたが、うまいこと開通させることに成功しました 前日金曜日の FRIENDSライブでの Luncheon講演したことそのままに、自分でも FFR/OCTを行いました なかなか素晴らしかったですよ

そして今朝の ANAワシントン便でワシントンDCで開催される CRTに参加します と言っても火曜日の便で日本に戻り、水曜日夕方成田空港から千歳空港に飛びます だめだ時間が無い

これからの人生どのように過ごすべきか そんなことも考えるようになってきました これまでのように「行け行けどんどん」で良いのか? そのまま人生が終わってしまえば寂しいですよね

AsiaPCR – Singaporeの僕のライブにはこんなにたくさんの人が参加しました

自分では会場におらずカテ室で手技をしているので、どれだけの方々が僕のライブを見ているのかは知る術もありません 実際に、木曜日のライブでは大きな会場に参加者はまばらでした 特に TAVIのセッションでは moderatorsの方が人数多いのでは? と思えるほどに参加者が少なかったのです

会場の座長や moderatorとは ear phoneでのやりとりであり、会場の雰囲気そのものは知るよしもありません そんな中会場の雰囲気を撮って下さった写真を送って頂きました この写真見て自分でも本当に驚きました 「こんなにたくさんの人々が見ていてくれたのか」と、 それでは掲載します

僕のライブ会場雰囲気
僕の手技放映

AsiaPCR – Singaporeより戻ってきて

今年も引き続き、AsiaPCR -Singaporeに招聘され参加してきました このライブデモンストレーションは、昔 Singapore Live –> SinLiveとも呼ばれていたものですが、その後 EuroPCR groupに入り、今の名前となっています

という訳でこれまで Singaporeで開催されてきたのですが、色々な経済状況が背景としてあるのでしょうが、来年からは名前もまた代わり、場所も必ずしも Singaporeとは限らないかも知れません

今回は1月24日水曜日朝羽田発のSQ便で飛びました

去年もライブデモンストレーションのOperatorをしましたが、今年もさせて頂きました いやあ 今年の症例は戦略とか非常に難しい症例でしたが、最終的にはうまく奇麗に仕上げ、患者さんも僕に対して「ありがとう」と日本語で挨拶されました

どんな症例だったかと言えば、三枝病変で今回の標的は、左冠動脈主幹部分岐部および左前下行枝分岐部の病変です そもそも穿刺開始前より血圧が60mmHgぐらいの低値となり、カテーテル挿入も困難でした 当初、Powerpointでの選択的冠動脈造影を見る限りは、LAD-diagonal, OM-LCX, LMT-LCXと3つの bifurcationと考えられました そこで今回はLAD-diagonalには手を付けず OM-LCXとLMT-LCXのみ手を付け、それにはもちろん modified jailed balloon techniqueを用いる、そのような方針でした

しかし、LCX, OM, LADにガイドワイヤーを通過させ、OMの90%超の強い狭窄を2.0mm balloonで拡張したあと、非常に深い spider viewで撮影すると、何と LMT/OM(実はHigh Lateral Branchでした)/LAD/LCXの完全な trifurcation病変 + LAD/Diagonal bifurcationというものだったのです

えーっっっ、話が違うよ〜ーーー どうしよう これは臨床的にはCTOなんかよりもはるかに困難な症例です それをほぼぶっつけでライブデモンストレーションで行うのです うわーーー なんてことには僕の強い精神ではなりません むしろ「おおそうか それでは頭脳を働かして治療を楽しませて頂きましょう」そんな感じとなるのです

そして、まずはLCXに挿入していた一本のガイドワイヤーをDiagonalに入れ直し、 LAD-Diagonal bifurcationに対して、3.0mm DES + 1.5mm balloonで modified jailed balloonを行いここを完璧に仕上げました そして引き続き、3.0mm balloonをLMT – LADに置きながら、HLに対して 2.25mm DESを植え込みましたそして最後にLMT – LADに対して 3.5mm DESを入れ、4.5mm balloonで POTを行い、その後 IVUSで良好なステント拡張を確認し終了しました

会場からは modified jailed balloon techniqueの詳細についてものすごくたくさんの質問が飛び交い、満席の大会場は大変に盛況だったそうです

全ての手技を放映時間前に終了し、さあ その後はラーメンを食べに Singapore General Hospital/Singapore Heart Centerを後にしました

そのライブデモンストレーション以外にもたくさんの rolesが割り当てられ忙しかったのですね そして昨日26日金曜日 22:45 Changi空港発のSQ便羽田行きで今朝、6:10AMに羽田空港に到着しました

そのまま仮眠も取らずに今このブログを書いています 本日 13:00からは茅ヶ崎で Python Boot Campというのが開催され、Pythonのお勉強に昼から出かけてきます 多分僕以外の参加者は皆20歳台でしょうから環境に馴染めるかなあ それが心配です まあ顛末はまた報告させて頂きましょう

雪の西安 ホテルの一室で

今 12年ぶりに西安にいます 前回西安を訪問したのは何と 2006年でした その時、西安城都の城壁をレンタ・サイクルで一周したのはとても良い思い出です

さて、西安に飛ぶ飛行機の中で、RAP and BEAT II試験の e-CRFプログラムを作成していましたが、もちろん以前行った RAP and BEAT試験のプログラムを改変しているのです

その過程で訳の分からないエラーに悩まされていました 突然ページが真っ白けになりプログラムが停止するのです 明らかに php programのエラーです 当初は SQLのエラーかと思いそちらをまずデバグしたのですが SQLではなさそうでした

そしてついに先程原因究明しました それは何と

split

(PHP 4, PHP 5)

split正規表現により文字列を分割し、配列に格納する

説明

array split ( string $pattern , string $string [, int $limit = -1 ] )

string を、正規表現によって配列に分割します。

警告

この関数は PHP 5.3.0 で 非推奨となりました。 この機能を使用しないことを強く推奨します。

 だったのです、そう preg_split関数に置換することにより解決しました 丸一日原因究明に使用しました