小倉ライブ

昨日夕方の福岡便で小倉に入りました そして今朝 8:30AMより小倉ライブで手技をしました

症例は右冠動脈の慢性完全閉塞患者さんで、3月にトライされるも不成功例でした 8:30AMより手技開始し、最初の同時造影では副血行路は以前の造影よりも不鮮明となり、中隔枝経由の副血行も消失していました また右冠動脈の慢性完全閉塞も前回不成功の時に解離を形成し、そのためにより不鮮明となっていたのです

そのような事情ですから Primary retrograde approachで入りました 幸いにも塞がっていた中隔枝にワイヤーを通過させることができ、右冠動脈の#3にまで到達しました そこで順行性も開始し、Ultimate Brossにより逆行性にクロスすることに成功し、まあ色々IVUSで見たりしたのですが、結果的には10:30AM頃には薬剤溶出性ステントを三個植え込んで、さらに全ての枝を温存して再開通に成功しました

正直あっけない印象でした 余裕で処理することができましたし会場の議論を盛り上げることにも協力しました

まあ何はともあれ歴史ある小倉ライブでのここ数年間連続して成功裏に終了している慢性完全閉塞に対するPCI、本日もその歴史を上塗りした結果となりました

小倉ライブ
小倉ライブでの手技
小倉記念病院
小倉記念病院
小倉港
小倉港向こうに見えるのは下関の街

本日は札幌東徳洲会病院で最初の経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)

昨日は鎌倉でとても忙しく、昨夜遅くに札幌に入りました すっかり疲れ切り、そして昨夜はよく眠れなかったため、今朝は札幌東徳洲会病院らに 8:30AMに入りました

本日は第一例目の経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)の日だったのです 鎌倉から水野くんにも参加してもらい、9:30AM頃から開始となりました 僕は手技の監督というか指導というかそんな立場で手洗いして入りました 重度の開心術不可能な心房性機能性僧帽弁閉鎖不全の患者さんでしたが、2個のMitraClip植え込みにより僧帽弁閉鎖不全はほとんど消失しました

手技終了は 13:30くらいであり第一例目としては驚異的なスピードでした 鎌倉でも第一例目は5時間ぐらいかかっていました

これから経カテーテル大動脈弁植え込み術がありますが、それまでの間に皆で記念の写真を撮影しました

札幌東徳洲会病院経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)一例目記念
札幌東徳洲会病院経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)一例目記念

鴨池海軍飛行場

第二次大戦終了までは、鹿児島市鴨池に旧海軍飛行場が存在していました この飛行場は終戦間際には鹿屋海軍基地と共に、海軍特攻隊発進基地としても使用され、多くの人々が命を落とされたとのことです

僕が初めて鹿児島を訪れたのは 1984年のことだと思うのですが、その頃は未だ鴨池は現在の型のようには整備進んでなく、旧管制塔の建物が残っていました もちろん今は跡形ありません

それで滑走路がどんなふうに配置されていたのか調べてみましたが、どうやら県道218号線とほとんど同じように滑走路が一本配置されていたようです

旧鴨池飛行場の配置
現在の地図に当てはめると・・・

なお、この2つ目の地図で僕が注目して頂きたいのは、上の方に見て取れる鹿児島徳洲会病院、そして、その左下すぐにある、「コーヒーハウスヒラタ」です 是非とも皆さん訪れて下さい

コーヒーハウスヒラタ

敬天愛人

「敬天愛人」という言葉ご存知でしょうか? 実は僕は知りませんでした 恥ずかしい

この言葉は鹿児島が生んだ日本の英雄 西郷隆盛が好んで使った言葉ということです 「天を敬い、人を愛する」という言葉ですが、深い意味があるようです 興味のある方は例えばここを読んで下さい

JR日豊本線は、西鹿児島駅を出て鹿児島駅に向かう城山の下をトンネルで潜りますが、そのトンネルの入り口に西郷直筆のものでしょうか? が彫られています こんなことも知りませんでしたが、このような彫り物を「扁額」というそうです

丁度僕が2年前近くにTAVIのproctoringで訪問させて頂いた 鹿児島医療センターを少し登った場所にこのトンネルはあります

「敬天愛人」の扁額

歴史を感じますね

皆への手紙

鹿児島徳洲会病院に入りました
昨日 14:00頃病院に入りました 休日でしたが、総務課の人がまず、病院から歩いて30秒、その途中にはコンビニがあります、そこに案内してくれたのは、この4月に新築なった五階建てのone-roomです とても奇麗で、各部屋にバストイレがあります 洗濯機、洗剤完備 ガスも電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、Wi-Fi、coffee makerなど 全てありますので体一つで入っても問題ありません
タオルは籠に入れておけば洗ってくれます シーツは交代時にクリーニングするそうです はっきり言ってとても快適ですし、とても便利です ここに移住してもいいくらいです

この後、医局、病棟、食堂など案内して頂き、早速入院患者さんの回診をしました これから一週間 湘南鎌倉総合病院や札幌東徳洲会病院の循環器内科医師としてではなく、鹿児島徳洲会病院のいち内科医師として過ごします すっかり専門バカとなっているのでどれだけできるか分かりませんが、東日本大震災時の気仙沼市立本吉病院派遣時のことを思い出して自分なりにがんばります

ところで、早速にも「すごい! 流石鹿児島」というような食事処を何箇所が発見しましたが、とにかく満員御礼状態でしたので入れませんでした 残念です

鹿児島徳洲会病院
病院から見た桜島
鹿児島市電
素敵なピザ Zingaro
新鮮な「きびなご」

本日はこれから鹿児島に移動

本日は5/03国民の休日ですが、これから羽田空港より鹿児島に飛びます 仕事です これから09日までのまるまる一週間僕は鎌倉を離れ鹿児島に移り住みます その後も鎌倉に復帰する元気があるか分かりません

でもこの期間 何十年前かの医師免許証を取得し、研修医としてワクワクしながら仕事に取り組んでいた そんな自分を取り戻せるかも知れません ある意味楽しみです

鎌倉で一番の秘境

土曜日には治験の会議があり、品川に行きました 高速が予想以上に混んでいて約束の時刻より10分ぐらい遅れてしまいました 皆様方にはお忙しい中おまたせして誠に申し訳ありませんでした

その後、北品川で食事がてら昼からお酒を少したしなみ、それから鎌倉に戻りました 土曜日の夜は他に約束があり、17:00に自宅を再び出発し、鎌倉駅裏駅まで歩くことに決めました 大体5Kmぐらいの距離でありまあ一時間というところでしょうか?

北条家屋敷跡

実はこの途中に北条家の屋敷跡というのが遺跡として残っており、まあそれは道路に面しているのでただの原っぱなのです しかし、その奥に「タチンダイ」という何だか訳のわからない名前の場所があります これは明らかに遺跡なのですし、しかも昔の墓跡なのです

この山道に一人入るのは勇気必要です

ここに至る道は山道であり、足を踏み入れるのは憚れるような道です そしてその先には開けた場所があり、その奥には墓跡があるのです

不気味な分かれ道
見えてきた
昔の墓 (やぐら)
きちんとした歴史的遺構です

一人で夕方にこの場所に入るのは危険ですし、しかも不気味です 歩きながら常に後ろを振り返ります 本当に怖かったですねえ

でも皆様方鎌倉にお越しの時にはぜひとも訪れて下さい この先、大仏ハイキングコースにつながっているようですよ

先が見えた!

昨日もなかなかのSHD Interventions

このところ順調に経カテーテル的大動脈弁植え込み術、経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)の症例数が伸びています これまで鎌倉のハートチームが真摯に行ってきた結果でしょうか 特に奇抜なことを行っている訳ではありません その一方で近隣の病院でもTAVIを開始される準備されている施設もいくつかあり、今後もっと競争は厳しくなるでしょう

競争が厳しくなるのは一般的にどんな場面でも望ましい結果を生み出すと思いますが、副作用としては、もちろん施設あたりの症例数が希釈され、結果的に技術の維持・発展に障害となり、その結果患者さんに不利益をもたらす可能性があることです

今年に入って3例+のTAVI、そして1例の経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)をほとんど毎週のごとく行っています それでも 9:30AM入室から開始し、14:00過ぎには経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)への移行がされています 経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)に関しても昨日のブロッケンブローは心臓の位置異常のためにとても難しかったのですが何ら合併症おこさずに予定通り二個の Clipを置き成功しました しかも早かったですねえ

今朝は 8:00AMの便で千歳に飛びます 何だか疲れが溜まっています でもここに留まっている訳には行きません 苦しんでおられる患者さんがいる限りもっともっと前に飛び込まねばならないのです

まったく

まったく人の時間を何と思ってるのか

今朝、ある会合に品川まで出かけねばなりませんでした 自宅にハイヤーが迎えに来たのですが、8:30AMに迎え、と先方(多分ハイヤー会社)が土曜日朝の東京行き渋滞状況を鑑みて余裕をもってその時刻を指定してきたのです

会が開催されるのが、二時間後の10:30AMなので僕の経験上早すぎると思いました しかし、相手はプロですのでその時刻を尊重して朝準備していたのですが、8:15-20AMにピンポンです まさか と思ったのですがそのまさかです 運転手さんが表に立って待っておられたのです これって折角のプロの判断尊重しているのに信じられない行為ですよね

お蔭さまで準備が遮断され、リズムが崩されました

そして案の定品川に到着したのは 9:40AM頃です 会場には会社の人は誰一人いません 結局僕はここで20分以上時間を浪費したのです 残り少ない人生の中の20分 これは大きいですよね もう少しなんとかならないのでしょうかねえ

素晴らしい

さて丁度一年前から 森山くんが Helsinki University Hospitalに留学していますが、出国する前に、彼がまとめた鎌倉での生体吸収性スキャフォルド (BVS)の長期データが JACCに掲載されました (J Am Coll Cardiol. 2018 May 1;71(17):1882-1893. Neoatherosclerosis 5 Years After Bioresorbable Vascular Scaffold Implantation.)  この論文は 「それまで BVSを植え込めば動脈硬化でいたんだ冠動脈が赤ちゃんの動脈のように若々しい動脈になるのでは?」という皆の期待を打ち崩す画期的なものでした つまり、BVSを植え込み冠動脈狭窄を改善させたとしても 5年後には新生動脈硬化が起こる、ということを示したものでした これは素晴らしい研究業績であり、3月27-29日 パシフィコ横浜で開催されている日本循環器学会において、特別賞を授与されました

彼はその授与式に出席するためにわざわざヘルシンキから一泊二日で帰国したのです 残念ながら僕は直接彼に会って祝福する時間は無かったのですが、お目出度うです

日本循環器学会での表彰式 (左端が森山くん)