9月の忘備録-2

さてCVITの翌週9月24日には、羽田空港からサンフランシスコに飛びました。これはどうしても避けて通れないインターベンションの学会 TCT (Transcatheter Cardiovascular Therapeutics)に参加するためです。しかも、今回は日本人として唯一の Geoffry O. Hartzler Mater Clinical Operator Award 2019という非常に栄誉ある賞を受賞したのです。

この授賞式準備のために、たくさんの写真を送ることを要請されました。昔の写真、実はあまり無いのですが・・・・、それをスキャンして贈りました。これも大変な作業でした。そして、主催者である Colombia Universityの Martin Leon先生と、Gregg Stone先生から当日何千人という聴衆のいる Main Arenaでインタビューかされる、そのようにも聞かされていました。これは無茶苦茶なストレスでした。実際僕はこの TCTにおいてライブ症例を衛星中継して会場に流したこともあります。しかし、インタビューというのはまた別の経験だったのです。本当に大変でした。

Main Arenaでの受賞記念インタビュー
Main Arenaでの受賞記念インタビュー

正直に言いましょう、このために背広を一着誂えました。これまではスーツと言えば、町中の量販店でした購入したことはありませんでしたが、今回は藤沢駅周辺のデパートで、きちんと order-madeのスーツを仕立てました。人生始めての経験だったのです。スーツの仕立てに3週間以上かかる、ということを初めて知りました。

授賞式を終えて、たくさん方々がお祝いの言葉を投げかけてきました。嬉しいのですが、とても恥ずかしい気分だったのです。まあ何はともあれ僕の方にずしりとのしかかっていたストレスとはこれで開放されたのです。この時のビデオは下記にあります

Master Operator Award 2019 in Main Arena

Master Operator Award 2019 Main Screen

シカゴ出発するところ

現在シカゴ オヘア空港のラウンジで JAL便の出発を待っています 今回水曜日朝到着し、本日金曜日昼の便で帰国します 短い滞在ですが、水曜日から今まで飛行機の中では一睡もせず、そして着いた日は3時間、昨夜は2時間しか眠っていません 帰国の便でも眠れるか否か分かりません

水曜日の午後は別のホテルに移動し、ある新規ディバイスの in vitro試験を行いました

新規ディバイスの in vitro試験
新規ディバイスの in vitro試験

そして木曜日午前中は JTVT-TVT collaboration sessionにおいて発表をしました

そして本日朝は main arenaで TAVI liveの moderatorをして、それから空港行きの車に乗ったのです

この間に食べたラーメンは一杯のみでした 今回は Ajida Ramenで食べました とても美味しいものでした

Ajida Ramen
Ajida Ramen

実は今回もう一つ重要なミッションがあり、そのためにスタジオでビデオ撮りも行いました 自分自身のものは写真に撮らなかったのですが、現在ロスに留学中の落合くんの撮影風景がこれです

ビデオ撮り
ビデオ撮り

シカゴ到着

本日は6月12日水曜日 TVT (Transcatheter Valve Therapeutics)という学会・ライブのためにシカゴに来ています 成田発の JALシカゴ行き直行便で11時間30分の飛行の後、8:50AM頃に到着しました

シカゴの朝は渋滞があり、1時間ぐらいかけてこの会場となっている Sheraton Hotelに到着したのですが、当然のことながら check-in timeは 16:00であり、現在までホテル内の Starbucksで 2時間一人たそがれながら時間を潰しています

実は現在 12:00 noonですが、12:30に待ち合わせしていてそこから歴史的なことを行うのです その内容に関しては現在は明かすことができません インターベンション医師としてのこれまでの経験と技術の総てを賭けて行うものなのです

二泊三日のダラス

日曜日朝の羽田発ANA便でシカゴに飛び、2時間の transitの後、Dallas Fort Worth Airportに飛びました この巨大空港に来るのは10年以上ぶりだと思います 昔は ACCとか AHAとかの発表で良く訪れていたのですが・・・

今回は月曜日から一日半で会議があり、そのために訪れました 日曜日ホテルに到着したのは日曜日の 14:00頃でした 時差ぼけで眠くて眠くて 1時間ぐらい寝ました そして夕食は居酒屋/ラーメン屋さんを探しました そして行き着いたのは この wabi houseというものでした 広めの室内、そして歩道にまではみ出した部分にはお客さんで一杯で比較的若いアメリカ人ばかりで日本人らしい人は目に付きませんでした 辛味噌ラーメンはなかなかの味でした 本当にアメリカのラーメンは進化しています

wabi house
辛味噌ラーメン

TCT2018 – (3)

この日の夜は 2:00AMに就眠しましたが、覚醒したのは 4:00AMでした それから Kindleで本を読み再び 5:00AM頃に寝て今度は 7:00AMに起きました

この日は 9/23日曜日です 9:00AMより二時間近く セッションの discussantであり、その後 朝食がてらに Faculty Loungeでつまみ食いし、そして今度は 12:00よりの二時間近くのセッションでやはり discussantとしての roleがありました やはり日曜日ですので、参加者はとても多い印象でしたね

それが終了してから、今度は新たに取り入れようとしている冠動脈用の新規ディバイスに関する治験の相談をアメリカの方々と行いました またまた会場近くのホテルに移動です そして、引き続いて別の米国メーカーと新たなディバイスの治験計画について話し合い、そしてそれからまた別のホテルに移動して JTVTとTVTの連携に関しての打ち合わせをしたのです そしていよいよメイン・イベントである TVTとの交渉 ここには旧知の友人でもある、Martin Leon先生や Jeffrey Popma先生、その他 STS registryの責任者たる先生など有名大物が揃いました もちろん日本側も大物です 話はまとまりましたので良かったです

これが終了してからいよいよ最後の夕食となりました 先程のホテルから遠くないところによる(多分)有名な Seafood Restrauantにアメリカのメーカーの方々と入りました 広い店内は満席であり、日本から TCTに来られていた先生方もうーん日本のメーカーの接待でしょうかね 結構たくさんおられましたねえ

お店の名前は

Alaska Seafood

僕が注文したのは Bass (日本では鱸・すずき ですが、見た感じは少し違いました)を一尾まるまるをグリルで焼いたもので、辛いソースがかかっていました 魚そのものの品質はとても良いと思いました

Alaska Seafood

この夜は 22:00前には解散し、ホテルに歩いて戻りました そして、22:00には就眠したのですが、やっぱり 1:00AMには覚醒、そして本日9/24月曜日となったのですが、何しろ 6:15AM発の San Diego -> LA便に搭乗せねばなりませんので、4:00AMにはホテルを check outしたのです そんな時刻にタクシーがいるのか心配でしたが、ホテルの人は前の晩に「24時間ホテルはホテルの前で待っている」と言われたのでその言葉を信じて予約しなかったのですが、確かにタクシーがそんな早朝よりたくさん待っていました

そして今は LAの Loungeでこのブログを書いています

あーとても忙しい今回の TCTでした しかし、本当に辛くなってきました そうそう Faculty Loungeで Jean Fajadetといろいろな話したのですが、彼は僕が体力的にきつくなっているということを良く理解して下さいました のんびりしたいなあ

TCT2018 – (2)

さて夜の睡眠はやはり 22:00頃就眠したものの、 14:30には覚醒してしまい、その後 眠れませんでした そして土曜日 9/22は 7:30AMに別のホテルにでかけました これはある薬剤溶出性ステント これに関しては日米欧州共同で治験および大規模臨床試験進行中なのですが、そのトライアルの Steering Committee memberとして会議に出席しました

そして 11:00AM – 12:30PMは HBDのセッションで座長をしましたが、とても良い議論ができました これはとても良かったです

このセッションが終了してから、会場より離れ、また別のホテルである会社の国際共同治験・臨床試験の打ち合わせをしたのです ここいら辺街一体は Gaslampという名前がついているのですが、多分昔はガス灯がたくまさんあったのでしょう 古いアメリカの面影が残るとても良い町並みです

さて、その街の中を見慣れない乗り物に乗り、高速で行き来する人々がいます 何と電動スクーターです

電動スクーターで走る人たち

かなりのスピードが出るのです とても危険な香りがします パトカーがあっても警官は特に咎めることもありません 違法ではないのですね このスクーターは何と IT化されていて、各車両には GPSが搭載され、現在何処に置かれているか、残存バッテリーはどれぐらいあるか 現在誰かが搭乗しているか などの情報がセンターに送られ、そこで適切に管理され、登録してあると最低料金一ドルで乗れて、そらにあるスクーターで空いていれば、何時でも搭乗することが出来、また何処に乗り捨てても良いということです どうやら何社かが既に参入しているようです

電動スクーターは歩道に置いてあります

いやあこれには驚きました そしてアメリカの規制緩和と、それにあいのりした型で新しいテクノロジーがどんどん開発されていることにアメリカという国の強さを感じたのです それに対して我が国は大丈夫でしょうか

さて、この日の夜は ホテルの中にあるSeafood Restaurantで食事しました

そして、その後 ラーメンを食べに行ったのです この San Diegoでもラーメンは流行っていて何軒かあるらしいのですが、この日行った店は、とてもモダンなガラス張りの店であり、とてもラーメン屋さんには見えません

モダンなラーメン屋さん

基本的に豚骨ラーメンですが、この日僕が食べたのは Veggie用のラーメンです つまり、スープも野菜出汁のもので、肉や魚を使用していないものです

Veggieラーメン

正直あまりおすすめできるものではありませんでした 何しろ味が無いのです

TCT2018 – (1)

金曜日9/21の昼過ぎに羽田空港に行き、羽田空港より Delta Airline LA行きに乗りました 9時間++でロサンゼルス到着しましたが、日本から出発すれば昼の便ということになりますので、やはり機内では 1.5時間ぐらいしか睡眠できませんでした そして、2時間の transitで LA -> San Diegoに同じく Delta Airlineで移動し、San Diego空港に到着したのは13:30頃 ホテル到着は 14:00頃でした この巨大な Hilton Hotel Bay Sideは学会場である San Diego Convention Centerに隣接してあります

San Diego Convention Center

もちろん San Diegoはアメリカ太平洋艦隊の最大の基地ですので、たくさんの軍艦が停泊しています この日も、巨大な航空母艦が二隻 対岸に停泊していました

二隻の航空母艦

少しホテルで休み、この日は 15:40 – 17:10まで Sessionの座長 (Moderator)および discussantをしたのです ぶっ続けです

そして、17:10 – 18:30は ある新規ディバイス これに関しては、日米共同で治験をする予定なのですが、そのディバイスの評価と今後の治験スケジュールの打ち合わせをしました このディバイスは一週間前にカナダ Vancouverで初めて患者さんに植え込まれたそうです

そして夜になってからは、あるアメリカの会社の方々、そして昔から馴染みの米国のインターベンションの先生であり、現在はその会社の CMO (Chief Medical Officer)の先生達と会食しながら色々なことを話し合いました 

今年の TCTは昨年 Denverで開催された時には史上最低参加者数だったらしいのですが、それとは打って変わり史上最大参加者数となりました またプログラム内容もより実臨床的なものとなり、ライブも盛りだくさんでした

今年のTCT

投資コンサルタントのお話

シカゴの Sheraton Grand Chicagoホテルのバーで飲もうとしていたところ、外国人に別々に二人から呼びかけられました 当初は相手が誰が認識できなかったのですが、二人目の方は、2005年にお会いしたきりの再開でした その方は Wall街のどなん中、ものすごく有名な証券会社で投資コンサルタントをしている方です

彼から、僕が今は無くなってしまった St. Vincent’s Catholic Medical Centerというマンハッタンの下の方のものすごく良い場所にあった伝統ある歴史的病院で院内ライブを何回かした時に面会の依頼が来ていたのです 最初何の用事かさっぱり分からなかったのですが、ホテルに迎えに来てくれ、連れて行かれた先は、入り口からがっちりセキュリティされた Wall街のど真ん中の超有名証券会社だったのです 彼にエレベーターで連れて行かれた先は、10数階にあったと思うのですが、ある部署の小さな会議室でした その部屋には僕、彼、彼の同僚の三名で入り、17:00 – 18:00色々な会議というか何というか話がありました

要するにその内容は、2005年 DES(薬剤溶出性ステント)が新たに日本市場にも投入される予定であり、そのことが日本の医療市場にどんなインパクトを与えるのか? そしてそれがポジティブであれば、米国の投資家にもそのような動きに投資を勧めるのがコンサルタントしての重大な使命であり、そのためには日本での状況をつぶさに調べたい、そのような趣旨だったのです

まあ正直自分ごときの意見が何百億円のお金を左右に動かせるほどには重要ではないと思ったのですが、自分からすればその後のご褒美期待もあったのです 通常このような多分インタビューには契約書や秘密保持の取り決めしたりして、某かのお金のやり取りがあると思いますが、この時にはそのようなややこしいことは無く、口頭で、「はいお礼はお金でなく、おいしい寿司ですよ」と、もちろん英語で言われました これは魅力ですよね

そして終了後連れて行かれたのが当時も今もマンハッタンでは一二を争う寿司の名店「jewel bako」だったのです これって要するに「宝石箱」ですね その内容はそれはそれは素晴らしいものでした そしてその後連れて行かれたのが、典型的な日本の居酒屋「matsuri」これは祭りですね でした ここもすごい居酒屋でしたが、残念ながら今は閉店しているようです

まあそのようなことがあったのですが、要するに言いたいのは、彼はこの TVTという最先端の学会に顔を出し、色々な人々に接触し情報を入手試みていたのです TVTでは世界の最先端の医療機器が出てきます もちろんそのような中で 100の Venture Companyが出てきてその内の多分一つから2つぐらいしかものにならないのです そのようなチャレンジを支えるのが投資家と投資資金のまわりにある色々な職種の人々なのだと思ったのです

翻って日本ではどうか? 残念ながら日本の大手医療機器メーカーは僕が考えるにほんの一つあるいは2つの非常に challengingな姿勢を維持しているメーカー以外、とても消極的で単に M&Aしか考えておらず、その中から自らの頭脳を伸ばそうという姿勢が無いのです これが日本の問題点である、そのように思いました

シカゴをもうすぐ離陸

今回 TVTに参加のためシカゴに来ました TVTは LondonValvesと並んで世界のトップを走る Structured Heart Diseaseに対する学会です 要するに TAVI (経カテーテル的大動脈弁置換術)とか、日本では最新の治療法である MitraClip (経皮的僧帽便接合不全修復システム)に関してライブを含めガンガン討議する学会なのです 日本も早くこのレベルに達するように願っていて、また努力しているのですが、そうですね まずは10年遅れています

この差は何なのか? これが意外と本質的な日本という国家の弱点につながるのですよ 日本には Airさんのように優秀なソフト技術者がたくさん存在し、頭脳のレベルは非常に高いと思うのですが、現実世界ではなかなか世界のトップにはならないのです 昔 YS-11というプロペラ旅客機が製造され、僕もそれに乗って伊丹から高知に飛んだことがあります そのようにある時期日本は優秀な飛行機を制作していたのですが、あの天下の三菱重工が手がけている MR-J (Mitsubishi Rejonal Jet)は開発が既に5年間遅れ、おそらくは世に出ずに終わってしまうのではないでしょうか 三菱重工と言えばあの戦艦武蔵を生み出した長崎造船所で豪華客船製作中に火災で全部ダメになったり、一体全体何時から日本の工業力がこんなにも低下したのでしょうか?

日本人がだめだから? いやそんなことはないのです 現実に Honda Jetは快進撃しています 要するにこれまで日本という国家が戦後培ってきた常識とか、考え方とか それが時代についていけなくなってきたのです

あれ何の話しているのでしたっけ? そうそうだから TVTのレベルに日本は10年遅れているのです 今回その原因の一因を思い知ることがありました

それは昨夜夕食をラーメン屋さんで食べてからホテルのバーで飲んでいる時です この時に二人の方から話しかけられました 一人はお医者さんであり、まあ色々な話をしましたが、その後話しかけて来られたもう一人が実に 2005年4月以来会ったことの無かった人なのです その方は、Wall街の誰でも知っている超有名な証券会社で何と言うのでしょうか? ブローカー? 投資コンサルタント? うんその言葉が正しいでしょう 投資コンサルタントをされているのです 多分今も あっ、そろそろ搭乗ですので行かねばなりません この続きはまたね

なかなか眠れない

昨日は朝から夕方まで缶詰で 英語漬けでした とっても辛いですねえ New Yorkはものすごく景気が良い雰囲気です たくさんの人が街を行き交い道は自動車で大渋滞です シャッターを降ろしている店もありません

今日も朝から会議があり、9:30AMぐらいにホテルを check outしてそのまま JFK空港に向かい羽田に飛び帰国します

五番街