ふーっ

何だか目まぐるしく日にちが過ぎていきます まるて日めくりカレンダーのようにパラパラパラパ日にちが変わっていくのです

そして日にちと日にちの間にあるのは3時間程度しか眠れない不眠状態です 何でねれないのかなあ つらいなあ

水曜日は札幌東徳洲会病院で午前中難しめのTAVI 2例 実施しました 90歳超の方が翌日にはお元気になられ ICUで車椅子に座っておられる時に 「ずっと旭川に住んでおられるのですか?」「うーん生まれもそうなんだよ ずっとだね」「今どこか苦しくないですか?」「すごく楽ですよ」などという会話を取り交わし 自分の心の中はほっとしました

それから短い昼食をとり、そして院内ライブをしました これは主目的がIVUSだったのですが、結局 15:00過ぎから 17:00前までに三例のPCIをしたのです やっぱり僕の実力が出ましたね やる前は「えーっ、今からPCI? もういやだなあ」という感じだったのですが、やっぱり体にPCIが染み付いているのですね やり始めると勝手に体が動きます そりゃあそうですよね 僕が初めてPCIを行ったのは 1981年ですから既に36年間もやっているのです

先日開催された EuroPCR2017では Andreas GruentzigがPTCAを開始してから 40年目の節目ということでセレモニーが行われましたが まさしくその中の 36年間も僕の体にPCIが染み付いているのですよね

そして昨日は午前中に二例のTAVIをしました 特に二例目は 90歳超の方で心機能も悪く非常に危険な状態でした PCPSも必要かも と考えられていた患者さんであり、しかも左冠動脈が低く弁尖の石灰化のために左冠動脈主幹部閉塞の危険も考えられていた症例です しかも大動脈がものすごく蛇行し、S3も途中から上げられなくなりました これら全ての障害を最終的に乗り切り成功しました 結局 1.5時間で終了です この患者さんも現在はお元気です

そして今朝は流石に疲れ果て札幌の自分の部屋で 6:30AMまで体を休めました そしてもう暫くしたらば函館に飛びます 今日は函館経由青森です

本日は小倉ライブでCTOオペレーター

昨日 5/12金曜日は朝から外来診療 そして、14:00に病院から自転車で帰宅し、少し準備したりしてから、14:30にタクシーで羽田空港に向かいました

16:20発の羽田空港発福岡空港行き JAL便に搭乗し、福岡空港到着、タクシーで博多駅まで移動し、新幹線で小倉駅に到着したのが 19:20頃でした そのまま小倉駅近くのわりと最近評価を上げている寿司屋さんに行ったのですが、不覚にも名前も覚えていないし、写真も撮りませんでした まあ、一回最初で相手の術中にハマるのも何ですからそれで良いのです

そして、24:00に小倉のリーガロイヤルホテルにチェックイン 暫く部屋でパソコンいじってからそのまま意識消失 6:40AM頃起床し、朝ごはん少し食べてから 8:20AMに小倉記念病院に向かいました

本日は小倉記念病院主催の小倉ライブ、その午前中にライブ術者を仰せつかりました まあなんのかんのいっても僕が術者最長老であることは間違いがありません しかもダントツに年上でしょう でもねえ本当はTAVIの術者希望!! です

症例は 78歳の男性 少し前に不安定狭心症で入院され、左冠動脈回旋枝と右冠動脈の閉塞認められ、今回の不安定狭心症原因は左冠動脈回旋枝の新鮮閉塞と考えられ、緊急PCIが行われ解決しました しかし、その後の心筋シンチでも広範な下壁後壁の虚血が証明され、右冠動脈 #2のCTOが問題となり僕に operatorが回ってきました

冷静ですねえ 客観的に状況を捉えながらCTOに入りました bi-radial 7Frで入ったのですが、今朝の術直前造影の結果、ほぼ70%ぐらいの確率で順行性でOKと判断しました そして 30%は backupのため逆行性アプローチと思いましたが、そうなると左冠動脈の diffuse narrowingのために厄介になると思いました

XTA -> Gaia-Thirdにより通過し、何とか色々 OCT/IVUSなど行いながら時間を潰し、最終的には薬剤溶出性ステント 3.5 x 32mmによりとても素晴らしい出来となりました 良かった良かった

Cafe Fadie
天下の小倉記念病院

問題は、この手技を放映時間帯はるかに早く終了し、僕はそのまま近くの Cafe Fadiesに行き、コーヒーをすすり時間潰し、それから新幹線で福岡駅に移動、そしてそこで鯖を食べ、今ラウンジです この鯖萬は福岡駅の AMU 10階にあります 是非一度訪れて下さい

鯖萬
長崎鯖の刺し身としめ鯖

今 17:30 千歳空港ロビー

千歳空港は今年に入り大規模な改修工事に入り、ANAのラウンジなんて3月になってから完全に閉鎖されています 何でも9月頃までこのままのようです

以前千歳空港工事のためANAラウンジが数ヶ月間閉鎖された時にはANAのカウンターでターミナ内での飲食券を配布していたのですが、今回は何も無し 全く何も無し これって目に見えるサービス低下ですよね

実際待ち時間を潰すのにとても難儀するのです 今も 18:30発の羽田行きを一時間待つことになっているのです

さて、今朝から三例のTAVIをこの札幌東徳洲会病院で行いました 僕も心臓センター長として参画しました これで今週は合計 8例のTAVIに積極的に参加しました うーん こんなこと予想だにしませんでしたね

この調子で行けば札幌東徳洲会病院のTAVI症例数は相当な数行きそうですね 非常に重症の患者さんも多く、そんな中で無事故無違反(うんっ?) もとい、無事故で切り抜けてきたのは指導してきた僕としてもとても嬉しいものがあります この調子でどんどん行きたいものです

ところで僕はTAVIのような高度医療技術に関しては、教育がとても重要だと思います 教育の方法として非常に重要なのが man-to-man方式 つまり Proctorshipなのです Proctorとなる医師が自分が責任を負う如くに深くその症例の治療に参画するのです そしてその過程で指導される医師の技量と正しい判断力醸成に努力するのです この方式はやはり基本でしょう

でも、それだけで良いのでしょうか やはりライブで多くの関連領域の医師、コメディカルに実際の手技が行われている場面を体験してもらうことも重要だと思うのです

これに対してよく言われるのが、それではビデオで良いではないか ということです でもビデオというのは真実が容易に隠されてしまうものです 僕はライブが本質的だと思います

残念ながらTAVIに関しては、日本国内同士でのライブを認めない、という風潮があるのです そのくせ、外国からのライブは平気で日本国内に対して放映するのです こんなことありでしょうか?

かつて日本のPCI黎明期幾多の重要なライブが行われ、それを見ながらどれだけたくさんの若い循環器内科が勉強したでしょう その結果、多数の患者さんにたいしてより良い医療が提供できているのです この歴史的事実を無視することは許されないと僕は思います

でもねえ TAVIの世界はどうやら少し異なるのですよ 僕のような老齢の TAVI医師が積極的にライブを叫んでも、若手が hesitateするのです やれペナルティーを受けるかも知れない とか、将来の専門医資格取得に悪影響するかも知れないとか 色々な理由を仰るのです

全く冗談じゃないよ と思います あーあ若手から戦いの姿勢が無くなればこの日本という国家ももう駄目ですかね

あいかわらず格闘中

bitstream classの理解のために格闘中です ようやく指定のアドレスの内容を表す方法が分かりました

それはそうと、Ronさんから教えて頂いた Jupyter Notebook上で IDLEの代わりをさせています これまでも使ったことは何回もあったのですが、IDLEの代わりをさせることには頭が行きませんでした 感謝感謝です

xa.find('0xFFC4', bytealigned=True)
Out[19]:
(10352,)
In [20]:
xa.pos
Out[20]:
10352
In [21]:
xa.read('hex:8')
Out[21]:
'ff'

こんな具合に 指定のアドレスで 0xFFを読み出しました もちろんこれは DHTのトップですね

本日は CVIT関東甲信越地方会が東京で開催されています 僕なんかはもうロートルなので、参加する必要も認められていないのです 若い先生方が発表とか、役員会とかやらで皆いなくなりました その分僕は本日お留守番をして、久しぶりに冠動脈造影をしました また、ご紹介頂いた右冠動脈入口部の高度石灰化99%病変に対してのロータブレーターも自ら行いました 冠動脈造影は、両側橈骨動脈が゜度重なるカテのために pulselessとなっているため、右の尺骨動脈から行いました 指尖容積脈波により、血流が保持されていることを確認しながら止血しました それにしても理解が遅々として進まない

土曜日は芝公園の近くへ

昨日は土曜日ですが、かねてより予定されていた「芝公園教育センター」SPEC (Shiba Park Educational Center)というものの開所式が昼前から開催され、朝よりそちらに出かけました

場所は、芝公園の近くですので、東京タワーや、芝増上寺のすぐ近くです 非常に環境の良い場所ですね 駅だと品川駅より近く、日本中から飛行機でも、新幹線でも、あるいは特急電車でも至便の環境です

SPEC

2017/03月末に、Orbital Athrectomy (DiamondBack360)という全く新しい冠動脈治療器具が日米協同治験、そして臨床成績の審査を経て、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構より正式に日本で使用可能な医療機器として認可を受けました 僕はこの治験の PI (Principal Investigator)として日本国内 5施設の先生方よりご協力を仰ぎ、この新しいディバイスの日本人に対する日本の医療環境の下での安全性と有効性を検証する治験を主導としてきました それがようやく認可の運びとなったことはとても嬉しく思います

Orbital Athrectomy

これまでなかなか治療困難であった重症冠動脈疾患を有する患者さんに対しても、より安全に治療を行えるものと考えます ただし、それが可能となるためには、正しいトレーニングと、絶え間ざる臨床成績評価が必要です

進化の激しい Web Programmingの世界では、最終形態としてのソフトという概念は既にありません ソフトは常に、テストされながら評価され、常に改良が加えられるのです App Storeなんかで頻回にソフトが updateされるのを皆さん方もご存知だと思います

新しい医療機器に関しても、その Web Programmingの世界では常識である手法 つまり 「テスト駆動型開発」というものが適用されるべきだと思います その意味で、臨床成績の登録なども必須でしょう これから健康保険で認可されるか? さらには認可される場合には、保険点数が何点として評価されるのか? それらの肝門を経て実際のトレーニングが開始できるのは多分8月か9月以降ということになると思います それでも昨日はその第一歩だったのです

DESに関してはこの 20年間で様々なDESが市場に投入され、患者さんの治療に役立ってきましたが、Atherectomyに関しては、DCA (Directional Coronary Athrectomy)と Rotablator以降、20年の時を経て臨床使用可能となるディバイスなのです 責任は思いと考えます

北京での三泊

今回 CITに参加するため(実際には 僕は Course Co-Directorなので参加せねばならないのですが・・・)に、3/30夜に北京に入りました

確か先週ぐらい全国人民代表会議みたいなのが開催され、自動車もしばらく制限されていたからか珍しく空は奇麗でした この時期の北京は、PM2.5の問題が無ければとても過ごしやすく美しい街並みなのです

さて、昨年はライブ術者をする時間が無く、今年は二年ぶりに術者をしましたが、この間に阜外国立心臓病センターはすっかり新しい建物になり、壮大なとても奇麗な病院となりました そこでは心臓専用のカテ室が、15室並び、それ以外に脳とか、外科が使用するカテ室が5室、合計 20室のカテ室が稼働しています 昨年の経皮的冠動脈インターベンション症例数は16,000例です

この15の中に少なくとも一台 SHIMAZUのマシンがあり、僕のライブはそのマシンで行いました 他のマシンは、Philips/Siemensということでした 僕の助手をされた先生方に「どのマシンが好き?」と聞くと、SHIMAZUも悪くないけど時々画像がものすごく悪くなるのでやはり Philips/Siemensが好きだと言っていました

今回 SHIMAZUはものすごく奇麗な画像であり、それはある意味感激しました 小倉にもこのマシンが入っていたと思いますが、小倉よりも格段に奇麗でしたね この話は小倉には内緒で・・・

症例は右冠動脈の慢性完全閉塞でしたが、あっという間にワイヤーを通し、それこそ時間をどのように潰すか?に悩んだほどでした

北京の街には、若い女性がきっと資生堂の影響だと思うのですが、皆とてもお化粧が日本的に奇麗となり、美人が増えました そろそろ出発せねばなりません またこの後は日本に戻ってから

へえ~~ これもオリンピックに向けてかなあ

何だか疲れ切っていますが、元気出てくるでしょう 本日は 5:00pm過ぎの ANA便で久しぶりに北京に入ります

北京では明日より CIT (China Interventional Therapeutics)というライブ学会が開催され、そもそもこの会が出来た時より Chairmenの一人でありますが、あまり活動していない悪い役員ですね 自分の履歴に併せ最近は経皮的冠動脈インターベンションよりもTAVIの役割が増えてきています

しかし、今回は明日の午前中に阜外病院より慢性完全閉塞のライブ術者となっています 先程症例を見ましたが、59歳男性で右冠動脈のみの慢性完全閉塞でした ラッキーであれば、順行性に Tapered-tip hydrophilic wireで簡単に通過するでしょうが、そうでなければ厄介な逆行性アプローチということになります 造影では中隔枝良く分かりませんでした

まあ明日になれば明日になります 今から考えても何の得もありません

そうそう、何を言いたかったかと言えば、今日は珍しく羽田の出発口が行列になっていたのです それで僕は ANAの Statusであまり並ばない入り口から入ったのですが、驚きました 入り口のSecurity checkを通過したらばガラガラなのです 出国管理もほとんど列を作っていないのです

ではどうして出発口で詰まっていたのでしょうか? 答えは、これまでの金属探知方式のゲートでなく、その横に新たにアメリカとかでは数年前よりやっていたグルッと回る全身スキャナーが入っており、全員そちらに入らせられていたのです そのために、列が出来ていたのですよっ

これって、やはり東京オリンピックに向けての対策なのでしょうね

そうそう先日の危機を乗り越えた患者さんすっかりお元気です TAVIの威力ですねえ

本日ライブ治療の顛末

さて、今朝はライブ前に偉そうなことをこのブログで表明しましたが、その結果はどうだったのでしょうか? 皆様方 興味津津でしょうね

今朝は 4:30AMに覚醒 ダラダラと時間を過ごし、 7:00AMにホテル食堂に朝食食べに行きました 食堂には顔見知りの皆が数名揃っており一緒に朝食を食べました

実は この日 7:30AMに待ち合わせ、とか言っていたのに、自分が勝手に間違えて 「7:00AMなのに誰も来ていない、一体どうなってるんだ」とか思っていましたが、途中で 「ああそうだ 7:30AMに待ち合わせしたんだ」とかまっとうな頭に戻りました

そして、 8:10AMにはホテルを出発し、佐賀県医療センター好生館 という佐賀県随一の大病院に向かったのです

病院到着は 8:30AM頃 カテ室には部長の吉田先生はじめ皆様方が迎えて下さいました 僕は症例情報も十分には把握していませんでしたので (これは好生館病院のfaultではありません、僕は以前から表明しているように事前に不要な情報を得ることを潔しとはしてしていなのです)、まずはシネを見ることにしました 予め得ていた情報では「まず不可能な左前下行枝近位部慢性完全閉塞」でした そして実際にシネを見ると全く同じ評価でした

それでもその困難な慢性完全閉塞をやらざるを得ない状況にだんだんと追い詰められて行ったのです 結局やりました 順行性にはもちろん解離腔に進んだため、逆行性のほうとんど不可能と思われるルートを進み、最終的には素晴らしい仕上がりで成功裏に終了しました

ああああああーーーーーー 今週何とものすごく難しい慢性完全閉塞を4例立て続けに成功させたぞーーーーっ

まあ今回も学ぶところ多く、自分のPCI手技の向上には随分と役立ちました その意味で良かったですね

本日は佐賀市において「九州トランスラディアル研究会」

昨夜 福岡空港経由で佐賀市に入りました 佐賀市は鍋島藩のあった都市で、とても美しい街です

市の中心には佐賀城跡があり、そのほぼ全周が奇麗に整備されたお堀で囲まれており、その一周は 2Km x 4ぐらでしょうか 以前一人でその周りを歩いて回ったことがありますが、とても奇麗でした

佐賀城址とホテル ニューオオタニ
佐賀城址

本日は「佐賀県医療センター好生館」でお一人患者さんを治療させて頂きます 事前にチラリと見させて頂いた情報ではとても困難な慢性完全閉塞でした 正直 PCIそれもTRIの適応なのか? と思いました しかし、患者さんが強く望まれている、とのことですので、結果のいかんにかかわらず当たり前ですか全力で臨ませて頂きます しかし、現実は厳しいかも

僕の望みは、僕の限界がPCIという技術の限界に達する、そこまで自分を追い込んで頑張る、ということです それが患者さんに対する誠意と思います でも、肝心なことは今より状況を悪くしないこと、つまり合併症を起こさないことです

昨日は充実した一日ではありましたが、とても疲れました

昨日(3/02)には以前より予定していた「湘南鎌倉総合病院循環器内科謝恩会」を開催しました

これは日頃お世話になっており、また我々を育てて下さった多くの先生方(ご開業の先生方および他の病院の先生方)にお忙しい中、お集まり頂き、私共が、過去一年間に行ってきた診療内容と実績、臨床研究の成果そして今後の抱負について、部下の何人かの演者に皆様方の前で披露してもらい、皆様方よりのご批判を仰ぐ、というものです もちろん司会進行を私自身が勤めさせて頂きました

初めて使用したのですが、このような目的にはピッタリの会場が鎌倉駅にはあります 鎌倉駅というのは、JR横須賀線の駅ではありますが、江ノ電の駅も併設しています その江ノ電鎌倉駅の上に、ビルがあり、その中に「銀座アスター鎌倉賓館」という宴会場があるのです その規模はだいたい 80名ぐらいまでのもので、私達が開催するにはうってつけの規模なのです 銀座アスターというのは中華料理の名店であり、実際昨日のお料理もなかなかのお味でしたよっ

先生方のご都合を勘案し、19:00開宴で始めさせて頂きました 合計7名の演者により、1時間ぐらいの報告をしてもらいました もちろん、乾杯の後であり、各自お料理をとって頂き、食べ、あるいはお話しながら報告を聞いて頂きました さらに併せて最近1, 2年に私共が publishした論文をコピーし配布させて頂きました 結構皆頑張って多くの論文(英文)を publishしてくれていることはありがたく思います

たくさんの先生方とお話させて頂き、またご批判、励ましを頂き感謝感謝でありました

銀座アスターの唯一の欠点は、21:00に閉店となることです まあ昨今の労働環境改善という観点からはそれも望ましいものではありますね、 そこで20:55に「〆」とさせて頂きましたが、本当にたくさんの先生方がお集まりになって下さり、感謝です

さて、この謝恩会の前ではありましたが、午前中朝から外来診療を行い、一段落済んでから、一例とても困難な右冠動脈の慢性完全閉塞を治療させて頂きました

患者さんはまだ60歳半ばの方であり運動負荷心電図で強陽性となった方です 右冠動脈はごくごく近位部より完全閉塞であり、CT冠動脈造影はほとんど役に立ちませんでした 両側アプローチ 6Frで入りました(右冠動脈は入口部より細くとても7Frは入りませんでしたし、左冠動脈は異所性に分岐し、6Fr GCでなければ engageできませんでした) 右冠動脈にアンカーをかけガイドカテを固定し、順行性に入りましたが、とてもではありませんが全く歯が立ちません それに閉塞部走行が全く分からないのです どこでどう屈曲しているのか? イメージすら掴めないのです

すぐに逆行性を開始し、SUOH03と SION-Blackを用いて通過させました それからがまた大変 順行性にも逆行性にも 右冠動脈走行のイメージがつかないのです そのような時に僕はワイヤーに聞きます ワイヤーが何処に行きたいか、それを尊重します 昨日用いたワイヤーは Gaia3でした 両側からこのワイヤー組を慎重にかつ大胆に操作し、驚くべきことに、120度、145度、120度と三段階に屈曲して右冠動脈閉塞部前後が繋がったのです

こんなにもすごい屈曲の慢性完全閉塞は初めて見ました いやそんなことは無いかな? 以前にも経験しているでしょう ともかくにもすごい屈曲部の慢性完全閉塞 全長 50mmぐらいでした 手技は頭脳と技術そして経験を全て使い果たし、とても疲れました 「ああこれから謝恩会があるんだ」と疲れ切って思いました

それでも、これは明らかに僕の経験と知識、そして技術の進化です まだまだこの歳でも進化できるんだ 嬉しいな