すさまじい心血管インターベンション

昨日は朝から夕方まで 3例の患者さんに対して TAVI (経大動脈的大動脈弁植え込み術)を行いました ものすごく重症の患者さん達でしたが、全て成功裏に終了し、あらためてTAVIのすごさ、劇的な効果を認識すると共に、手技の困難さ、心の強さの必要性を感じました。

インターベンションの術者としては、ものすごく遣り甲斐があり、また常に学ぶものが新たにある、という点で心を震わされる手技です これは、慢性完全閉塞に対する冠動脈インターベンションといえどもあまり体験できない感覚なのです どんどんTAVIに引き込まれていきます

昨日の患者さん達は、これまでの医療では救えなかったであろう方たちです 本当に良かったです、そのすさまじさは、先日の「激しいPCI」の比ではありませんでした それと共に自分の心もより強くなっていくのを感じます

早くこの素晴らしい治療が認可され、多くの患者さんに適用され、たくさんの人々に恩恵がもたらされることを祈ります

ソウルでのライブデモンストレーション

Rha先生と我がチームs20130423-2 s20130423-14月23日火曜日、8:20AMのANA羽田-金浦空港便で、ソウルに入りました この時期毎年ある、TCT-AP Angioplasty Summitという SJ Park先生が主催されているライブデモンストレーションに参加するためです

今年は、これまで正月に行われていた CTO Liveというのも併設されたのです

僕は会場であるSeoul Coexという会議場隣の Intercontinental Hotelに 11:30AM頃チェックインし、軽い昼食後、そのまま Asan Medical Centerに向かい、カテ室で初めて割り当て症例を見ました 症例は60歳代の男性で、左冠動脈前下行枝のCTOでした 副血行が微弱で、とてもレトロはできません

2:30PM頃より手技にとりかかりました 助手は Rha先生がして下さいました Rha先生はとても良い先生で僕は大好きです

とても困難な症例と思われたのですが、Classical Side-Branch Technique + Double Wire Techniqueを用いて素早く再開通させました ライブデモンストレーション中継が15:00から行われたのですが、さっさと中継し、それから会場に向かったのです

16:20より Case Summarizeがあり、自分の行った手技を会場の皆に説明し、その後、何と私がこれまでアジアのPCI発展に尽くしてきた功績に対して、日本人として初めて表彰されたのです

夕食はもちろんにんにくたっぷりのホンオでした 今日はこの後帰国します またしても一泊のみの韓国滞在です

函館「ばる街」と久しぶりの自転車ツーリング

s20130421-032004年から函館では旧市街を中心に、年2回春・秋と、それぞれ一日ずつ バル街 という催し物が開催されているらしいのです 僕はその存在を全く知りませんでしたが、何と今年の春は 市立函館病院を訪問し、PCIをさせて頂いた 4月19日金曜日がまさしくその日だったのです

PCIを大成功に終了し、そのまま バル街に繰り出しました このバル街というのは、旧市街にあるレストラン、バー、その他のお店が協力して、それこそスペインの BARのように、ちょっとした飲み物と、ピンチョス(スペイン語で爪楊枝のこと、翻ってそれが爪楊枝で刺してとめてあるおつまみを指す)を楽しみ、場所によってはライブ演奏も楽しめる、という粋な催し物です 今年は何と68のお店が協力しました

参加者は事前に5枚綴りのチケットを購入します 当日券では 4,000円ですが、前売り券は 3,500円とお得です バル街に参加しているお店に行き、そのチケットを差し出すと、チケット1枚に対して、飲み物とピンチョスの組み合わせ一セットが出てきます そして幾つかのお店ではライブ演奏していますので、その演奏予定時刻表を見ながら次々と移動して楽しむのです

今回僕は、8箇所のお店を渡り歩き、5箇所でライブ演奏を楽しみました 最初にピアノとフルートの演奏、フルートには 市立函館病院カテ室でもお会いしたことのある放射線技師の方が演奏されていました その次に、ギター独奏、次にバイオリン、ピアノ、コントラバス、パーカッションによるバンド、そして次はあの有名な洋食屋「五島軒」で、本格的なバンド演奏、これは20名ぐらいの金管楽器を中心とした本格的なバンド演奏でした、おまけにピンチョスには、あの有名な世界で一番おいしい、とも言われている五島軒のカレーも出てきたのです、そして、最後はもう築何十年という「函館市公会堂」で開催された、チェンバロ、フルート、トランペット、サックス、パーカッションそしてボーカルによるコンサートで締めくくりました

こんなにたくさんのライブ演奏を聴いたのは初めてで感激しました その一部写真は昨日掲載しましたね

そして、昨日4月20日土曜日は久しぶりに自転車ツーリングに行きました コースは大沼駅出発し、森町までの約 50Kmであり、最初の30Kmぐらいは下り基調です 基本的に「駒ヶ岳」を左に見ながら回り込むコースでした 良かったですねー、久しぶりの長距離なのでとても辛かったのです 特に、海岸に出てからは強い向かい風、そうですね向かい風5m以上あったのですはないでしょうか 5mということは時速にすれば13Km/Hですので、自転車の僕の巡航速度が20数キロとすれば、いかに強い向かい風かがお分かりでしょう

それに大沼駅を出発しだす頃から何とヒョウが降りだし、とても寒い中で震えながらの出発でした ずっと天気は悪かったのです

ということで写真を掲載します

出発点大沼駅駒ヶ岳s20130421-04

激しいPCI

木曜日夜 札幌丘珠空港から函館に入りました 足が痛くて痛くて、歩くのも辛い状況でした その夜は蒔田先生と食事し、眠りについたのですが、足が痛くて満足に眠れませんでした

それでも、4月19日金曜日は、9:00AMより市立函館病院で慢性完全閉塞2例に対するPCIが予定されていました 送られてきたシネ、普段は事前に見ることは無いのです、だって、見たからといって状況が変わる訳ではないし、心にストレスがかかるだけで、特に事前に色々と戦略を練る程のことでもないし、所詮はその場の判断力が実力だ、という信念があるからです

でも、何故か今回は見てしまいました そうしたらば、「えーっ、これって無理でしょ」というものでした

とはいっても行わざるえません、第一例目は苦闘3時間、造影剤総量 350mlで行いました 患者さんは 85歳くらいの方で、何年も前に既に左冠動脈前下行枝近位部からの慢性完全閉塞が分かっていた方です それでも患者さんはそこに対するPCIを拒否されてきたのです 今回狭心症再発のため冠動脈造影が行われ、まったく同じ左冠動脈前下行枝慢性完全閉塞と、右冠動脈2か所の新規病変でした 冠動脈は全体に激しく石灰化し、昔右冠動脈2か所、左冠動脈回旋枝近位部に薬剤溶出性ステントが入っておりました

右冠動脈はバルーンも通らず、Rotablator 1.75mmをしたのです、そして、バルーンの後、中隔枝からレトロで前下行枝に入りました どうしても Corsairは中隔枝から左冠動脈前下行枝に入らないので、Finecross-GTにして左冠動脈前下行枝に入りました それから、Gaia-first -> Ultimate 3G -> Conquest-Pro 9 -> Conquest-Pro 12 で近位部への穿通を試みるのですが全く歯が立ちません カチンカチンでした

順行性から、Finecross-GTで Gaia-FIrst -> Ultimate 3G -> Conquest-Pro 9 -> Conquest-Pro 12とするも、これも穿通できません お互いのワイヤー先端が幅数ミリで対峙するのですが、とにかくその部分がカチンカチンなのです

それで、順行性にConquest-PR 8-20を行い、ようやく対角枝に向かっていきました 造影で、ワイヤーが対角枝にあることを確認できましたので、Sapphire-II 1.0mmで途中まで拡張するも、全く通過できず、このため Tornus-Proを取り出し、これでようやく対角枝に通過、ワイヤーをロータブレーターワイヤー・エクストラサポートに置換し、Rotablator 1.5mmをして、それから最終的に2.5mm balloonにより左冠動脈前下行枝近位部から対角枝にかけて拡張しました、そして逆行性にやはり Conquest-Pro 8:20によりようやく穿通し、Ultimateを用いて順行性ガイドカテ内に到達し、順行性ガイドカテ内でアンカーをかけて逆行性Finecross-GTを順行性ガイドカテ内に引き込み、あとはExternalizationを行ってから 左冠動脈前下行枝に対して薬剤溶出性ステント3個、右冠動脈には子カテを用いて薬剤溶出性ステントやはり3個植え込んでばっちり大成功でした

途中血圧が 50mmHgぐらいに低下したり、ストレスの多い手技でしたが、強い心で乗り切りました それにしても激しいPCIでした 思い返せば僕のPCI人生の中で、同一患者さんで、同じセッションで右冠動脈と左冠動脈前下行枝の両者に対してロータブレーターをしたのは初めてです まして80歳超の方なのにです

この方が終わり、すぐさま次の症例にかかりました この方は 70歳前の方ですが、腎機能低下があり、あまり造影剤を使えない方でした 左冠動脈前下行枝は左主幹部分岐部から慢性完全閉塞で、ありその対角枝が分岐し、その対角枝にも90%狭窄ありました 左冠動脈回旋枝末梢から左冠動脈前下行枝に向かって副血行があるのですが、途中は cork screwであり、とても使えそうもありません かといって、中隔枝もダメそうでした

8Fr ガイドカテを用いて、対角枝をまず拡張し、IVUSで観察すると左冠動脈前下行枝入口部が確認できましたので、順行性にIVUSを置きながら、Finecross-GT + Gaia-First -> Conquest-Pro12により左冠動脈前下行枝に刺入し、XTRに置換したところ、慢性完全閉塞末梢の中隔枝に抜けたので、1.5mmで拡張後、Crusadeを用いてFielder-FCにより遠位左冠動脈前下行枝を確保し、薬剤溶出性ステントを3ついれて大成功でした

この症例は1時間ぐらいで終了し、造影剤も 200mlで済みました

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昨日より札幌

昨日より札幌に入っています 昨日朝 札幌には雪が降りましたが、流石にこの季節 街に積もっていた雪は溶けています 昨日はあまり元気が無く、早々と寝たのですが、01:00AMには覚醒し、それからずっとプログラム書いていました

Web上のプログラムで、TRI Maniac Confenceなどの登録サイトです。相当に securityに気を使いながら書いています。いわゆる Zendや、CakePHPなどのPHP Frameworkは使用せずに、最初からコーディングしています どうもFrameworkの中のいろいろな取り決めが嫌いで、Frameworkには馴染めません もっとも、jQueryは違います、これはFrameworkというより Javascript Libraryと言うべきかも知れませんが、これは随分と使っています

あれ程なかなか転化できなかった PDO (PHP Data Object)の世界ですが、今ではすっかり馴染んで使用しています 何しろ PDOを用いれば、SQL Injection攻撃を完璧に跳ね返すことができるので、とても貴重です 今回も MySQL Databaseとの間で SQL文を用いてデータのやり取りが何回も何回もあるのですが、その全てで PDOを用いています。これは僕にしてみれば相当な進歩です

以前PDOに馴染めなかったのは、SQL文のデバッグがしづらかったからです

  print_r($pdo->errorInfo());
  exit;

とすることにより、エラーが起きているかどうかは分かるのですが、SQL文の何処にエラーがあるのか、それがなかなかわかりづらかったので敬遠していました しかし、ローカルで立ち上げたデータベースに対して phpMyAdminを用いて SQL文を発行して、デバッグする方法を思いついたので、この壁も乗り越えることができました

という訳で今は PDOを使いまくっています

Hot Chili Source

メキシコの友人からメキシコ産のとても辛いソースのパックがたくさん届きました まだ開封する暇が無いのです でも楽しみです どの程度辛いでしょうか? 彼らが鎌倉に先日来られた時には、日本発のとても辛いソースである カラミゲンを味見して頂きました 彼らもビックリでした 「どうだい これが日本の実力だよ」と、誇らしげに思いました

このカラミゲン 非常に危険な食品です ほんの一滴でも目に入れば確実に失明してしまいますので、取扱いに関しては超注意なのです これが倉敷玉島の豊島屋という会社で作られているのはすごいです

物騒な世の中

なんでもボストン・マラソン会場で爆発事件があったとの報道です こりゃあ ボストンにも爆弾探知犬を配置し、全ての駐車場を調べさせないといけませんね まったく物騒です

物騒と言えば、先日聞いた話ですが、先日日本のある場所であるものの試験開始のKick Offの会があったらしいのです その会は、当然のことながら試験を行う会社主導で行われたのでしょう また必ずしもそうは言い切れない、とその人は言っていたのですが、大〇さんなどの権威主義にひきづられているらしいのです

何と驚くべきことには、その人の会社から発表の機会は無く、また発表の機会がある、というお知らせも無かったらしいのです、その人の会社はこれまで日本でも一番、世界でも数番目の経験豊かな会社なのにです

それにもかかわらず、権威の威光なのでしょうか ほとんど(と言ってもよい)経験の無かった会社が数社担当者が出てきて 筋書きのできた発表をして、参加者はまるで新興宗教の会合のように、皆洗脳された、ということです

まあ、こちらも物騒な世の中ですよね

本日絶好調

長いフライトの末、成田空港に日曜日 14日の 3:30PMに到着しました 飛行機の中では、ボゴタ-New Yorkの間はほとんど眠り、NY-成田の間は 3時間ぐらいしか眠りませんでした

その分昨夜は 8時間眠り、今朝から快調です これからPCI、がんばります

ラウンジ移動

United Loungeから 9:00AMになったので、British Air Loungeに移動しました ここに ANAも間借りしているらしいのです 確かに言われたように格段にこちらの方が素晴らしく、広く、快適です ここならば、あと3時間なんて言うことありません

その間 プログラムを書いて時間をつぶします

コロンビア大好き

ボゴタの空港を 11:55PM頃に飛び立つ コロンビアの航空会社である Aviance Airlineに乗り、New York JFK Airportに向かいした 何と、子午線に平行に北にまっすぐ上がると丁度 New Yorkという位置関係なのですが、何故か一時間の時差があります 距離は 4,000Kmぐらいなので 4.5時間ぐらいで到着、New Yorkに到着したのが 5:00AM頃 (日本時刻 4月13日午後 6:00PM)でした

問題は次の ANA09便成田行の出発が12:30ということなのです 従って、何と7時間以上もこの JFKで一人ぽっんと過ごさねばならないのです

到着した Terminal 4から Terminal 7に電車で移動し、既に成田行のチケットは発券されていましたので、Security Gateを通過し、出発ロビーに入りました Security Gateの係官も早朝で眠たいのかすべての動作がのろく、イライラするほどですが、まあこちらには余るほどの時間があるので、それも良し、としました

Avianca Airlineも ANAも StarAllianceのメンバーなので、この時刻に唯一開いていた StarAlliance盟主の United Loungeに入ってみたらば、OKでした 受付の方がとても親切で、 9:00AMになれば ANA Loungeが開くので、そちらにその時移動した方が良い、そこはここよりもとっても素晴らしいから、と教えて下さいました

と、いう訳で現在は、ほとんど他に旅行客がいないこの United Loungeでインターネット接続をしているのです

今回の旅でも色々と学びました もちろん私が教えることが多いのは事実ですが、中南米の先生方の姿勢を見ていて、強い自己主張姿勢、他人の意見を聞き、議論する姿勢、そして新しいことにどんどん取り組む姿勢、それらに自分自身思うところがありました 自分もかつてはそうだったかも、でも何時の頃からか その姿勢が薄くなってきた、立場上仕方の無い面もあるとは思うけど・・・

それにしても、コスタリカ、コロンビアの方々の心の温かさに自分の気持ちもなごみます 一年前にもボゴタを訪れたのですが、その時よりも、もっと生きた活動的で、すばらしいボゴタを知りました この一年間でさらに経済が発展し、平和に近づき、全てが良い方向に向かっているように思いました

これから暫くは年に一回から二回は、この中南米を訪れるでしょう 旅程は大変ですが、それでもそれを行う意義が十分にあります

コスタリカで訪れた和食の店は、レストラン「富士」、ここの鉄板焼きが人気でしたが、残念ながらコスタリカ牛の肉は、とても固く、あまりお勧めではありません

ボゴタで訪れたのは、両方とも日本人がやっておられる ARIGATOと WABISABIです 前者は日本人が働いている場所や日本国大使館から比較的近いので、人気がありますし、味も良いのです これに対して前者のARIGATOは日本人のご夫婦?でやられており、少し遠いのですが、とても親しみのある味で、お茶漬けもあります 両者とも「うどん」と、「ラーメン」もありますが、やはり 2,600mの高地なので、麺の茹で具合が難しいようですね まあ結局、昼、夜と何回も行きました そして、アジアの方がやっておられる、アジア料理のお店、ここには日本人の方が直接作り方を指導されている、というラーメンがあり、これはなかなかいけました

それにしても、ボゴタ市内の交通渋滞は年々ひどくなり、相当の覚悟が必要です