デトロイトでの予定終了

三例目は、やはり冠動脈バイパス手術後で、グラフトがダメなのです 非常に重症の労作性狭心症の患者さんでした

左主幹部分岐部#11, #HLが99%であり、そこには異様な形状のプラークが張り出しているのです一度不成功だったようです

これに対しては、Conquest-Pro12で穿通させてとてもきれいな出来でした 途中造影剤が外に漏れましたが泰然自若としていたのです

夜は山崎先生の新しい古いご自宅でSt John Hospitalの先生方も参加されパーティーでした そして、今朝は 7:00AMからGround Roundで講演しました 今朝は 4:00AM起床でした

今はデトロイト空港でワイン飲んで New York行の飛行機待っています

ああ 楽しかったなあ でも辛かったなあ よくぞやり遂げました

これで二例終了

いやあ 難しい症例でした

一例目は冠動脈バイパス手術後でLITA-LADの先に狭窄来たし、そこれによる労作性狭心症でした LITA経由で行けば簡単なのですが、LITAは非常に蛇行し、しかも胸壁に癒着していてとてもステントを通せそうもありません 左主幹部から左冠動脈前下行枝にかけてひょっとしてつながっている可能性もありました

左肘動脈よりLITA造影用カテーテルを挿入し、右大腿動脈より、7Frガイディング・カテーテルを挿入しましたが、何故か左主幹部にうまいこと入りません 何とか少し浮く形で入り、同時造影したところ、左冠動脈前下行枝は左主幹部からつながっているようでしたので、Fielder-FC (300CM)を用いて左冠動脈前下行枝にクロスしたのですが、バルーンも Finecrossも通過できません Tornusは途中まで進んだのですが、それ以上進まず、このため最後の手段で Corsairを用いたところ、ようやく通過したので、Rotablator Wireに置換し、 1.25mm Rotablatorを行いました

ところが、このバーが左主幹部入口部でひっかかるのです ワイヤーを0.014に戻してIVUSをしたところ、何と左主幹部入口部に非常に短いステントが入っていて、ワイヤーはそのステントの1 strut1部分で外側から内側に通過していたのです 患者さんに聞いても「自分は左冠動脈にステント入れたことはない」と、言われるのですが、どう考えてもステントが入っているのです

もう一本ワイヤーをとり、再度通過したのですが、どうしても同じルートしか行きません そこで覚悟決めて、その部分クラッシュしてしまうことにしました そして最終的に左冠動脈前下行枝のmid-portionに薬剤溶出性ステントを植え込んで上々の出来で終了しました

二例目は、左冠動脈前下行枝の慢性完全閉塞起始部からですが、一度不成功に終わっていました 逆行性は心外膜側の副血行があるのですが、蛇行がひどく不可能と思われましたので、最初から順行性で行きました

Fielder-FCではとても通過できず、Miracle 3で何とか通過しました とても蛇行した左冠動脈前下行枝だったのです 石灰化もありました しかし、その後 バルーン、Finecrossは通過できず、Tornusでようやく通過し、ワイヤーをfloppyに置換でき、あとはバルーン・薬剤溶出性ステントで良好な結果となりました

本日手技を行う前は、3戦3敗に終わるか? と危惧していたのですが、ここまで2勝できたので、ほっとしています

デトロイト St John Hospital

月曜日に成田からデルタ航空直行便でデトロイトに到着、京都大学を卒業され、小倉記念病院にもおられた山崎先生は、現在St John Hospital, Detroitでカテ室のDirectorをされていますが、山崎先生のご自宅に泊めて頂き、この病院で少しの講演と、冠動脈インターベンションを行う機会に昨年に引き続き恵まれました

昨日は山崎先生の奥様の手料理を頂いてから、息子さんの部屋のベッドで10:00PM前に就眠したのですが、2:30AMまで数回覚醒し、最終的に 2:30AMからは一睡もできませんでした

7:00AMには St John Hospital到着して、今は症例の開始を待っています

PCR London Valve

日曜日に成田を出て、当日夕方ロンドンに着きました PCR London ValveというTAVIなどについての最大の学会・ライブに参加するためです

いよいよ日本でもこの10月よりTAVIが保険償還され、この画期的な治療法を日本の大動脈弁狭窄症で苦しんでいる患者さんが受けられるようになるのです

学会では多数のライブデモンストレーション治療が行われました 日本よりも10年以上先を行っているような気がしました

それにしても25年ぶりのロンドンでしたが、寒くて驚きました また、その物価が高いことも驚きです インスタントに近いうどんが何と10ポンドもするのです 1,700円ぐらいです 日本の物価が高いなんて、それよりも随分と高いですよね 驚きです

まあ今は再びヒースロー空港でこれから帰国の途に着きます

Outlookでメール接続できなくなるトラブル

成田空港ラウンジでインターネット接続していたところ、突然 Outlookでメール接続できなくなったのです この間何も新たなソフトもインストールしていませんし、環境も変えていませんでした

環境は MacBook Pro OSX10.8の上に、Parallels Desktop 9.0をインストールし、その上に Windows 7 Professionalがインストールされ、その Windows側の Outlook 2010でメール受信ができなくなったのです

そして、エラーとしては、証明書に問題があり、サーバーが拒否しました、というものです なになに? 証明書? そんなもの最初から知らないよ

でしたが、色々調べるとどうもメールのヘッダー部分にこれが正しいメールであることを証明する証明書がつけられているらしいのです そして、その証明書がおかしいため、メール・サーバーが危険なメールとして排除するらしいのです

でも何もいらっていないのに何故? それで調べるとどうも Avast!というフリーのAnti-Virus softwareが間違った証明書を添付させているようなのです

でも、Windowsには Microsoft Essentialでビールス対策していて、Avast!はインストールしていないのです しかし、Mac側ではそれをインストールしているのです

ここでParallelsのインターネットとの通信の仕組みですが、Windows 7でインターネット・メールを出すと、それがParallelsというレイヤーを通って、Mac OSX側のインターネット・ソケットに渡り、そこで実際のインターネット通信が行われる、そのようなものだと理解しているのですが、この過程で、どうもOSX側で Avast!が余計な間違った証明書をつけているのた、そのように解明しました

そこで、Avast!をアンインストールしたところ、見事に解決したのです きっと Avast!がウィルス定義を自動的に upgradeした時にバグが混入していてこのようなトラブルとなったのでしょう

ついでに Avast!の代わりに Sophos Anti-Virusというフリーソフトをインストールして MacBook Proをフルスキャンしたところ、何と Trojanが二匹見つかりました

London

香港から早朝成田に着き、そこで5時間過ごしてから、ロンドン行の ANA便に搭乗しました

そして25年ぶりにロンドンに来ました ここで PCR London ValveというTAVIの最大の学会が開催され、それに参加するためです ロンドンはあいかわらず25年前と同様にヒースロー空港は混雑し、入国には一時間以上かかり、 16:00過ぎに到着したものの、結局ホテルに入ったのは18:30となっていました ロンドンは気温10度と寒く、また雨がずっと降っていました ロンドンへの道も渋滞しあまり良い印象ではありません こんなのでオリンピックをつい最近やったなんて信じられません

それにしても、今回はANA便ですが、発券は共同運航便の Virgin Atlanticでしたのです、何故かと言えばマイルが ANAでついたり、ラウンジも利用できたりと、全く同じ内容のサービスにも関わらず、何と 20万円も安いのです どうして今時こんなことが起こるのでしょうか? 怒りすら感じます こんなので日本の国際化なんて言ってられません

この間色々なトラブルに遭遇しましたが何とか必死の努力と知恵で切り抜けました そして最後のトラブルが、Mac OSXに Kindle for Macというのをインストールしたのですが、Kindleにログインできない、というものでした どうもおかしいので、調べたところ、何と http://triggermind.com/?p=1093 にあるように、 Kindle for Macアカウントは日本のKindleアカウントに対応していない、とのことでした そんなんだったらば何でダウンロードできるようにしてあるのさ? 何でそのように明記していないのさ? これに関しても怒りを覚えます

あああああ でも怒っていても自分が損するのみ、 良い経験をさせてもらった、と感謝の気持ちを持つ方が楽ですし、今後の自分に良いですね

昨日のライブデモンストレーション

昨日は朝から香港島東地区にある、Eastern Hospitalという病院に行きました その巨大さに驚きましたよ この病院訪問は初めてだったのです

この病院も Prince of Wales Hospitalと同様に、Hong Kong Hospital Authority直轄の公立病院であり、しかも、職員たちの再教育施設でもあるらしいのです ですから、院内にはきちんとした講堂なども備わり、その講堂と病院内の手術室やカテ室とは常時ラインが接続されていて、昨日も講堂に皆集まり、カテ室からライブデモンストレーションを飛ばしたのです

一例目は Virtual 2Fr TRIにより香港の先生が右冠動脈の90%狭窄を治療されました

二例目は、香港の先生がやられ、左主幹部の遠位部bifurcationでした これに対して Cullote Stentingで治療されました もちろんのことTRIです

午後からの三例目は高雄の呉(Wu)先生がTRIにより右内頚動脈狭窄に対するCASを行われました

そして最後の四例目は私が左冠動脈前下行枝の慢性完全閉塞をTRIで治療しました ばっちりです

その間にも、講演があったり、症例報告があったり、まあ 既に何年間も行っている日中友好TRIセミナーや、日韓友好TRIセミナーの方式のパクリと言えばパクリですが・・・・

とにかく、香港、台湾、中国大陸の先生方が皆流暢な英語で議論をされるのです その迫力に、「これが中華圏のパラーだ」と、感じました とても日本人同士ですこんなに白熱した議論を展開できません いやいや それでも先日のオリンピック招致最終プレゼンの皆さん方の素晴らしいプレゼンを見れば、日本人にもできるのかも知れませんね

とにかく、中国、香港、台湾が合わさった時のパワーはすごいのです のんびり日本国内島国の中で安穏としている訳には行きませんよ

会は17:00に終了し、その後ホテル隣の大阪王将で餃子を食べ、それから寿司屋さんに行き、10:00pmにホテルを check outして、香港発01:00AMの Cathey Pacificで成田に 6:00AM到着、そして今はロンドン行きの ANA便を待ってラウンジにいるのです

それにしてもこのLondon行きANAなのですが、Virgin Atlanticとの共同運行便です 驚くべきことに日本で発券して購入しても、同じ便を Virginで購入すれば何と 20万円も安いのです 当然 ANAのマイルもつくし、ANAの Suite Loungeにも入れるのです どうしてこんなことが今どきまだ起こるのでしょうか? どなたか合理的説明できる方教えて下さい 信じられません

今香港です

木曜日の羽田発JAL便で香港に入りました 香港に入るのは2010年以来のことで久しぶり

何だか香港はすごく景気が良さそうで、あちこちで高層ビルが建設中でした

昨日金曜日は朝から Prince of Wales Hospitalに行き、冠動脈インターベンションをすることになっていたのです この病院にもこれまで何回か訪問したことがあり、かつて知ったる病院です ここは公立病院であり、アクティブに冠動脈インターベンションを行っており、最近はTAVIも開始した、とのことでした

Wu先生は香港の中で一番慢性完全閉塞を治療されている先生であり、これまでも僕だけでなく、土金先生などの直接的ご教授を頂いている先生です

朝ホテルを8:15AMに出発したのですが、その時に問題発生です 香港で医療手技を行うには厳しいライセンスが必要ですが、さらに保険に加入するためには、就労ビザが必要です 就労ビザをパスポートに貼って行ったのですが、何と入国管理官がそれを認識せず、Employment Entryというスタンプが押されていなかったのです この状況で手技をすれば大きな問題が発生します 何よりも香港の法律に違反するのです

そこで、病院に到着してから、その実情を Wu先生にお話し、午前中に予定されていた1例の慢性完全閉塞症例は、Wu先生にやって頂き、その間に一度香港を出国し、再入国して就労ビザを発効させることにしました

急遽香港フェリーターミナルに戻り、そこから 10:30AM発のマカオ行き Jet Ferryでマカオに向けて出航しました マカオまではこの高速艇で 40分でした

マカオに入国し、そのまま階段を昇って数分でマカオを出国し、戻りは11:30AM発のヘリコプターで香港に向けて飛び立ちました

香港フェリーターミナルにあるヘリポート到着は11:50AM そこから再度 Prince of Wales Hospitalに向かい、12:30には到着したのです

今度はきちんとライセンス取得した状態でしたので、それから Virtual 2Fr TRIにより三枝病変の女性の三枝を治療し、それから右冠動脈末梢の大きな#4AVの起始部からの慢性完全閉塞を治療しました この症例は心房枝から逆行性アプローチを行いましたが、とにかく難しかったのです それでも最終的にはきれいな仕上がりでとても嬉しかったですね

香港ではTAVIは保険償還されず、現在5つぐらいの病院で行われており、その内の公立病院は3箇所だそうです そして、公立病院では Hong Kong Hospital Authorityから年間10例しか許可されないのだそうです 若い循環器医師は新しい手技であるTAVIに皆興味を持っていて多くの若い先生方がヨーロッパなどに留学して戻って来られているそうですが、残念ながら香港ではそれを活かす機会が無い、とのことでした だから Wu先生はそのような若い先生たちと争って症例をとりたくないから、自分はTAVIをやらないんだ、とそのように仰られていました

本日はこれから Greater China TRI Seminarのライブデモンストレーションです それから深夜便で成田に帰国します

すばらしきかな タイムマシン

火曜日(09/09)は昼以降 MacBook Proの挙動がおかしくなりました 画面が時々チラチラするのです そうこうしている内に夕方になり、カーソル移動ができなくなりました というよりも画面がフリーズするのです

再起動もできませんので、仕方なく電源ボタンの長押しでシャットダウンして、再起動かけるのですが、立ち上がりません

iPad miniでインターネット接続し、セーフブートを検索したところ、OSXでは起動音がした後に、シフトキーを押しておけば良いとのことでしたので、それで立ち上げてようやく立ち上がり、それから自動的に何回か再起動がかかり、何事も無かったかのように復旧したのです

しかし、このような現象はハードウェアのトラブルの兆候ですので、昨日は夜帰宅してから、一晩かけて、OSX dataはタイムマシンで完全にバックアップ、Parallels Desktop上で走らせている Windows7 dataはそれ単独でバックアップしました

案の定朝になると、まったくMacBook Proが立ち上がらなくなったのです まさしく危機一髪でした

銀座の Apple Storeで新しい MacBook Proを購入すると共に、古いのを修理に出しました 案の定ハードのトラブルです 一週間はかかります そして、昨夜ある会議の席上で平行して、VAIOに Windows7のデータをリカバリーしました

そして、帰宅後新しい MacBook Proに タイムマシンを使用してリカバリーしたのです 正直まさか Parallelsの Windows7は無理だろう、と思っていたのですが、何と完璧に復旧しました いやはやこれには驚きました すばらしいですねアプリも含め、あるいはパスワード関係なども含め、すべて復旧したのです 完全に新しいコンピューター上にです これはOSXという OSの完璧さを物語っていると思います だってハードの違いを完璧に吸収しているからです

という訳で既に なんと24時間もかからずに何事も無かったかの如く新しいコンピューター上で作業しているのです 今晩は興奮してしまい あまり眠れませんでした だってこんなこと今まで経験したクラッシュの中で一番簡単に切り抜けられたからです