後回しの秘訣

電子メールに振り回されるようになったのは、電子メールという手段を最初に手に入れた 1993年頃からです しかし当時は電子メールなんてそんなに普及していなかったのです、今のように何でもメールで収めてしまう、ということは無かったので、やはり直接会ったりして、連絡を取り合っていたと思います
これはある意味、「直接会う」という行為が律速段階となり、自然とリズムが人間にあったものとなっていました
しかし現在はどうでしょうか? どんどんメールが来て、自分も含め、送った方から見れば、「メール送ったのに、返事も無い、見てるのだろうか?」と、勝手に思い、受け取った方は自分も含め、「うっとおしいなあ、勝手にメール送ってきて」などと思ったりします。
これに対して究極手段は、題名と送り主だけ見て、重要そうだと思えば、「これ大切だから後で見よう」と、重要マークをつけて、そのまま後回しにすることです
これで、罪の意識も無くなり、しかもどんどん後回しにして、その内本当に重要なものだけ選択されるのです これって現在の Internet Tipsです

すさまじいTAVI

これから札幌に日帰り出発です
昨日は朝から二例のTAVIを行いました プロクターの先生もおられず、決断は全て私達Heart Teamで行います それでも最終的決断は自分の責任で行わねばなりません 強い心と冷静な頭脳が正しい判断を下す上で一番重要です
一例目はあっという間に終了、患者さんは終了後すぐにベッドから起き上がられ、慌てて抑えました この患者さんも80+歳で体表面積も1.25程度しか無い非常に小柄な重症大動脈弁狭窄症の患者さんでした TAVIの威力をまざまざと見せつけました
次の症例はもっと小柄でもっとご高齢な女性でした 非常に重症な大動脈弁狭窄症であり、圧格差が140mmHgぐらいありました 本当に突然死寸前だったと思います ご高齢女性で良く見られるように非常に蛇行した大動脈で、下肢動脈も細く、trans-femoral approachの限界症例だと思います 日本人の高齢女性は一例目もそうですが、腰椎や胸椎の圧迫骨折が多く見られ、必然的に大動脈が折りたたまれていますよね もともとの体格が大きければこれはTAVIをやるにあたり大きな問題ではありませんが、小さいと、丁度デバイスの力を伝達するシャフト部分で大きく屈曲するため、本当に位置決めなどがやりにくくなります。
石灰化も高度で大動脈屈曲はひどく、左冠動脈も低く、本当に危険な症例でしたが、皆の力を併せ、無事大成功に終わりました しかも、時間もそんなにかかりませんでした 本当に本当にとても素晴らしい、と思いました