Story of Your Life (あなたの人生の物語)

Scientific Fictionの中の名作と言われている Ted Chiang原作の「あなたの人生の物語」英語題名 Story of Your Lifeが既にアメリカでは映画化されました 題名は Arrivalです

そして日本では2017年に公開されるということであり、その時の題名は「メッセージ」というものになるそうです 公開が待ち遠しいものです

この中で出て来る大きな命題は、因果論 vs 目的論 とでもいったものであり、光の直進と屈折で出てくる「フェルマーの原理」が引用されます そして、以前このブログで紹介させて頂いた、「数学は最善世界の夢を見るか?――最小作用の原理から最適化理論」という本がその内容に近いものです 是非とも御覧ください

ちなみに「あなたの人生の物語」は同じ題名の短編集の一つとして掲載されており、Kindleでも読むことができます 楽しみですね

さあ off-lineでブログを書き始め

MarsEditという MacOSのアプリを導入しました これは Macで off-lineでのブログ投稿を可能とするソフトなのです

そもそも Windows上の Wordでは 2007以降、そのような機能が Wordに内包されていたのですが、残念ながら MacOSで走る WOrdにはその機能がありません さあ実際にどの程度使い物になるのでしょうか?

スーパー北斗

札幌駅と函館駅を結ぶ特急気動車が スーパー北斗です この気動車 (いわゆるディーゼル車)は歴史的に有名なのですが、その理由というのは、JRで初めての「振り子電車」なのです

函館線は噴火湾に面しカーブが多く、通常の車両であれば、脱線の危険があり速度を出せません そこで考えられたのが「振り子電車」なのです 車両が重心を下にするようにカーブでは台車に対して移動し、重心の位置を変えていくのです

振り子電車誕生 というニュースを知ったのは僕が未だ 20歳ぐらいの時ではないでしょうか そのテクノロジーに胸踊りました でも事実はわかりません 今少し調べるとどうやら 1970年頃のニュースですので、僕はその時 20歳でしたね 既に大阪大学医学部学生でした

今日は何れにしてもこれから函館です

今日も順調にTAVIを終えて

本日は一例しかありませんでしたが、TAVI SAPIN3を行いました

Deviceの進化によるところが多いと思います それに加えて経験に基づく技術の進歩 それも大きいでしょう さらにはチームとしての成熟度 それらがあいまってTAVIがより安全になるのですね

あっという間に終了し、侵襲も極小であり、患者さんが眠っている間に全て終了 目が醒めれば今までの心臓からすっかり良くなった心臓にかわっているのです 素晴らしいですね

数学は最善世界の夢を見るか?――最小作用の原理から最適化理論

「数学は最善世界の夢を見るか?――最小作用の原理から最適化理論」という本があります この本、実は 2010年に購入し、読みかけたのですが途中で敢え無く挫折したのです

昨日は一日日曜日時間が本当に類稀なことなのですが、とれました そこで自らの精神を開放すべく この本に再び取り組みました

その内容は、現代数学の発展、そして物理学への応用、そして「そもそも神が存在するのか?」「神は世界をどうして今の形に作ったのか?」そのような歴史的に色々な人々が持ってきた疑問に数学が応えることができるのか? そんなことがテーマとなっています

正直未だに難しくてよくわからないというのが実態です それでも頑張って一冊読み切りました 本を一冊読み切るなんて何十年ぶりのことでしょう

皆様も挑戦されるならば是非とも Amazonの URL書いて起きますね ここですよ

まあ本を読まないとしても、以下の Amazonの紹介文、これがこの本のそして、本に書かれている思想を表しています それは

 

光はどのようにして自らの行くべき最善の道筋を知るのだろう?
最小作用の原理を発見したモーペルテュイは、
それを「神の叡智」によると信じた。
ライプニッツの「可能世界」の概念とも結びつき
18世紀に自然哲学上の議論を呼んだこの原理は、
解析力学が成熟するにつれ、形而上学的意味を失っていく・・・・・・。
本書は、最も合理的な解の解法をめぐる400年の物語だ。

オイラー、ハミルトンらによる解析力学の数学的発展、
「力学を幾何学の領域へ連れて行った」ポアンカレ。
数学によって世界の新たな見方を切り拓いた
天才たちの離れ業には、魅了されずにいられない。
著者はビリヤード球の運動を例に、
可積分系から非可積分系への移行、
計算から幾何への移行やカオスをわかりやすく描出している。

さらに同じビリヤードを使ってグロモフの
「古典力学の不確定性原理」が解説されるのも、
偉大なパズルが解けていくような驚きと痛快さがある。
力のある読者はぜひ、ガリレオの夢を実現するという
シンプレクティック幾何への道のりをより詳しく語っている
付録3に立ち寄ってみてほしい。

最適化問題として「最善世界」の条件を解くことは可能なのか?
末尾の数章は、最適化の科学は
神のごとき全知とは異なるという諌めでもあり、
同時に、合理性への希求への
ゆるぎない支持表明といえるだろう。

というものです この中でいくつかの key wordsが出てきます まずは、モーペルテュイ(Pierre-Louis Moreau de Maupertuis)という天才です この天才が発見・主張した「最小作用の原理」というのが全ての始まりだったのです

この意味するところは、「神」は色々な可能性の中からもっとも無駄がない、つまり良い選択をする、その証拠に光が空気と水の間で屈折して進む時、光はその通過時間が最小になるルートを自ら進む、そのように述べたのです そもそも光に意志があるのか? ある訳無いから、そのようなルートを進むのは何か全知全能の存在がそのように仕向けているからだ そのように考えたのです そして、この考えはその後数百年間支配的であったのです

ということで皆様方も興味が湧いたならば是非 当該の本を読んで下さいね

本日は伊勢志摩ライブ

昨夜 三重県松阪に入りました 毎年この時期には「三重ハートセンター」西川 先生主催の「伊勢志摩ライブ」が開催され、ここ何年間も連続して術者および演者として招聘されてきました

僕に用意されてきた症例はこれまで異所性オリジンの右冠動脈にある慢性完全閉塞というのが続きました 異所性なのでガイディング・カテーテルもなかなか入らず困難の極みでしたが、毎年何とか成功させてきました

さて今年は二年前に慢性完全閉塞が確認されている右冠動脈近位部の慢性完全閉塞でした 当初の予想では「これは今年は初めて不成功に終わるかな」と考えていたのです しかし、 8:15AM頃より開始するとあっという間にワイヤーが通過し、ロータブレーターをしたりしてライブ開始の9:00AMより10分も早く薬剤溶出性ステント植え込んで終了してしまいました ラッキーという感じです

これから Luncheon Seminarで講演があり、その準備をしています そして鎌倉に戻ります

慌ただしく時は過ぎ

11月07日(月曜日)と翌日 08日には 泰国(タイ)から 10名の Interventionの先生方をお招きして 当院心カテ室とカンファレンス・ルームを舞台に 1st Thailand – Japan Friendship PCI Forum 2016 というものを開催させて頂きました

外部からは 本江純子先生をお招きし、あとは当科の皆が応対しました

タイは現在軍事政権下ですが、先日国王が 88歳 11ヶ月でご逝去され、今後の民政移管に向けて若い人々が中心となり手を合わせていかなければいけない時期でもあります しかしながら、もともと勤勉な国民性と国民の大多数が敬虔な仏教徒ということもあり、その発展性は素晴らしいものがありますね 既に首都バンコクには高層ビルが立ち並び、その様子は東京以上でもありますし、国民はとても親日的で、多くのタイの方々が何回も日本を訪問されています

今回は、タイ国一番の名門大学国立チュラロンコン大学の Wasan先生を筆頭に 10名の先生方が参加されたのです 僕自身タイにはこれまで 20回ぐらい訪問し、色々な病院の色々なカテ室で手技を行う機会があり、Wasan先生とも20年来の旧知の間柄です

月曜日午前中は僕は外来診療し、それを早めに切り上げ、13:00からはタイの先生方と座学および IVUS/OCT/FFR/Rotablatorを中心とした実技を皆で披露しました そして、その夜は 鎌倉の古民家でたらふくの夕食をとりました

タイの先生方と
タイの先生方と

翌日火曜日には、朝から鎖骨下動脈アプローチでTAVIを一例行いました ここには 4名のタイの先生方が見学されました 手技は完璧に終了し、すばらしい出来でした そして、引き続き僕は経皮的冠動脈インターベンションに移行したのです その中で慢性完全閉塞を二例行いましたが、その一例はとても難しい手技で多分タイの先生方にとっても見ごたえがあったものと思います 我ながら素晴らしい出来でした

そして、14:30には僕は手技を切り上げ 折角の機会ですので、タイの先生方を鎌倉古都観光に連れていきました 何人かの先生方は鎌倉にも何回か来られていたのですが、僕は鎌倉住まい 29年のベテランですので、皆が知らない場所をたくさん知っています

ご存知鎌倉大仏
ご存知鎌倉大仏
佐助稲荷神社
佐助稲荷神社

今回は、まず 鎌倉大仏に行き、それから銭洗弁天、そして裏道を通って佐助稲荷神社に、そしてこの稲荷神社から裏道を通って大仏ハイキングコースの一部に入りました この道はとても急峻な道であり 途中で皆が音を上げたのですが とても楽しかったようです

それから歩いて小町通りを散策し、長谷の大谷戸を経て夕食会場に到着したのは予定通り 18:00で、その後皆で楽しく夕食をとったのです

勉強、そして手技 それだけでなく日本の良い部分、鎌倉の良い部分、そして何より日本とタイの間の友好促進に寄与することができました

今回のこのテストが非常に有意義でしたので、来年も同様の会を開催していくつもりです