Brockenbrough

Brockenbroughというのはもちろんそれを考えだした医師の名前でありますが、大腿静脈より長い穿刺針を右房に挿入し、心房中隔を穿刺し、左心房にカテーテルを挿入する方法です

編み出された当初は、単に診断カテーテルのために行われていましたが、経皮的経僧帽弁的交連裂開術(PTMC)が井上先生に考案されてからは、PTMCの手段として、またその後カテーテル・アブレーションとくに心房細動に対するカテーテル・アブレーションが行われるようになり、高周波カテーテルを左心房に挿入するための手段として盛んに行われるようになりました

僕自身はと言えば、何と 1977年よりこの手技を行ってきた多分現存する最長の経験を有する術者です もちろんその歴史の多くの部分は診断カテーテルの手段として行ってきました

ところがどっこい、この手技は現在 TMVR: Transcatheter Mitral Valve Repair = 経カテーテル的僧帽弁修復術には必須のテクニックとなりました そして昨日日本人患者さんに対して最初に、あるいは二例目、三例目として行った手技でも必須のテクニックとなりました

もっとも、これらの手技では左心房穿刺を心房中隔の下縁そして後縁で行う必要があり、これまでのように針先の感触のみで卵円窩を検出し、そこで穿刺する古典的テクニックとは完全に異なり、経食道心エコー法により針先が何処にあるか確認しながら行われます このような方法に従来の古典的方法から移行するのはそれなりの技術的あるいは心理的バリアを超える必要がありますが、僕はこの歳でもそれが可能でした その可能であったという事実を確認できただけでも昨日は大きな収穫でした そうですまたまだパラダイム・シフトすることができたのです

緊張した一日

昨日日曜日は夜会食があり、結局自宅に戻ったのは 12:00ぐらいとなっていました 正直何時寝床に入ったのか記憶が定かではありません

今朝は、循環器内科カンファランスの後、通常は火曜日に 8:30AMより行われるハートチーム・カンファランスを、月曜日の本日も行いました その理由は、新たなディバイス植え込みを行うためでした

何しろ日本で初めて植え込みが行われるディバイスであり、その先頭を切って術者として植え込みを行うものですから、何か事故を起こせばその後の日本の医療の方向を変えかねない重大な責任があるものでした ですから珍しく相当に緊張して手技に望みました 手技はスムーズに行われ、Partial Recaptureを行うことにより、数mm手前に植え込み位置を移動して最終植え込みをしたのです 結果的にバッチリでした

続いて二例目、三例目もスムーズに植え込みを行い、初日であるにもかかわらず 3例の植え込みを行いました 結果には満足であり、素晴らしい手技であったと思います 頭文字が Wのディバイスであり、これから日本国内で数十例の植え込みが行われ、日本人患者さんに対する安全性と有効性が検証され、それらが証明されれば、新たに日本人患者さんに対してもこのディバイスを使用して治療を行うことができるようになるのです

実際、繰り返す塞栓症、それを防ぐために抗凝固療法を行っても出血の合併症に悩まされる、そんな患者さんがたくさんいますが、その方々に対する決定的な解決策となる治療法なのです 本当に良かったですし、また僕自身の知的好奇心と技術的好奇心が刺激されました

本日は日曜日

昨日 小樽より鎌倉に戻り、その途中で Kindle入手した「素粒子論はなぜわかりにくいのか」を読み始めました

今日はしばらくしたらば出発し、鎌倉で夜会食があるのですが、何とかそれまでに読破しました 「読破」と言っても、理解は困難、著者の吉田 伸夫氏が分かりやすく書き下ろして下さっているのですが、それでも理解困難 最後の付録で、場の量子論に関連した重要公式やら、計算が出てくるのですが、そこは全く理解できません

それでも読んで良かった、もう一度読むと思います 何となく世界が広がった気がするのです 著者が盛んに言われているように、「素粒子」という言葉から、我々は粒子を連想しますが、それがそもそも現代物理学では間違いでありり、波動が形作る「場」が本態であり、波動した時に、外部には「粒子」として認識される、そのような漠然とした理解に至りました こんなこと何の役に立つのか? そんなふうに思われる方も多いでしょうが、僕にとっては生きる糧です

素粒子論はなぜわかりにくいのか

すごい人がいるものだ

Service Workerのことを調べていて、何故かこのページに行き当たりました このブログでは日本語に訳されているので、とても分かりやすいものです それにしても原作者は随分以前にこのことを予測していたようですね すごい人だと思います

アメリカ大統領の話です ちなみに Service WorkerとはWebでもっと素早く、もっと豊富にページを表示するための基盤であり、Googleが開発しているものです

本日のライブ

昨夜遅くに小樽に入り、そこで一泊

8:30AMにホテルを出発し小樽市立病院に向かいました 本日はSlender Club 小樽ライブであり、その最初の症例を治療させて頂きました

右冠動脈近位部慢性完全閉塞、そしてはっきり見えませんでしたが、左前下行枝近位部にも高度病変が存在する可能性がありました 今回も済生会西条病院 金子 先生が助手をして下さり、もう息があっているのでとてもスムーズに手技を行うことができました

両側経橈骨動脈的冠動脈インターベンションにより、6Fr guiding cathetersを用いて行いました 右冠動脈は幸い順行性に通過し、DESを三個植え込んで終了 続いて左前下行枝にワイヤーを通し、IVUSで確認するとやはり左前下行枝は入口部から mid portionまで石灰化した高度狭窄を認めましたので、そちらの治療に移行しましたが、ステントがなかなか通過できず、結局 4Frの子カテを用いてDES2個を植え込みました 手技は成功裏に終了でき、ほっとしました

今は千歳空港ラウンジで飛行機を待っています

今日は小樽

昨日金曜日は遅くまで外来診療 疲れましたが、患者さんとの新たな出会い、そこでの会話などなど 楽しくもあり、新たな知識の源でした もちろん、「この患者さんは重症だっ」と直感し、緊張する場面も多々ありました

そして、羽田空港へ向かい、19:00の便で千歳に、夕食を食べてから小樽に入り、本日はライブですね 結果についてはどうなるか分かりませんが全力を尽くせれば本望です

あーん Amazonで注文してしまった

「居酒屋さん」からの情報提供で、そのリンク先を見ていて、そのページを書かれた作者が2/24に冊子を出版することを Amazonで知りました そして早速注文してしまったのです 何と短絡的でしょうか

宇宙に終わりはあるのか

昨日のTAVIと、本日

昨日はTAVI 二例実施、一例目はアメリカに旅立つ落合くんの独立に向けての症例でした もちろん万全の体制でばっちりでした

二例目は開心術後の難しい患者さん 非常に緊張しながら行いましたが、非常にうまく行きました これしか無い! というピンホール的手技でした 終わればすぐに患者さんは覚醒され、「えっ、もう終わったのですか?」ととてもお元気に話しかけられました 素晴らしいです

その後二件の緊急PCIもあり、心臓外科の先生方にも大活躍して頂きました そして、今朝は早朝 3:30AMに起床、「お前 それは時差ボケだろ」と言われますね 今 6:00AM 札幌日帰りの旅のため羽田空港に向かっています

水と油の謎

一昨日かな? にアップしたのですが、コーヒーにミルクを垂らすと自然に混ざり、二度とコーヒーとミルクに分離しないけど、どうして 水と油の場合はそうではないのでしょうか? 水と油を瓶の中で強く撹拌すれば、とても細かく混ざり合いますが、しばらくすれば勝手に分離します これは何故でしょうか?

中途半端な知識の、「エントロピー増大の法則」 == 「熱力学第二法則」から見れば納得できない!!! というものでしたね

これに対して、「居酒屋助手」さんが、耳寄りの情報を提供して下さいました その内容は

http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoshida_n/qa_a1.htm

ここに何やら書いてあります

というものでした うーん なるほど と言えるほどには基礎的知識も頭脳もありません

うーんこの説明によれば、巨視的見方で騙されるな ということでしょうか 疎水結合の結果、油分子同士がくっつき、これにより水分子が排除され、結果的に水分子は乱雑なブラウン運動をすることが可能となり、結果として微視的に見れば、乱雑さは増大 == エントロピー増大する ということでしょうか なんだかすっきりしませんが自然の事実がそうですので納得しないといけないのでしょう

ボゴタ二日目

ボゴタとば、共産ゲリラ(その実態はヤクザ コカインなどの麻薬で稼いでいた暴力組織)との長い内戦で有名であったコロンビアの首都です 現在コロンビアは、とても奇麗で静かで、安全な大都市です

もちろん東京でもそうであるように、部分的には危険であり、そのような場所に近づいてはいけません 毎日早朝には武装警官が、爆弾探知犬をつれて停車している自動車などをチェックします また街角ブロック毎に自動小銃で武装した軍警察が立ち、警備しています

この日は病院講堂で Durability of THVという困難な割当演題についての講演をしました

SHDのプレゼン

そうそう前の日の夜は、Welcome Dinnerが開催されましたが、そこでも(もう嬉しくもない)誕生日祝いがありました

ボゴタでの誕生日会

この病院のインタベ・チーフであり、中南米で、コロンビアのインターベンションペの代表である Dario Echeverri 先生とは長い付き合いですが、何時もとても良くして下さいます 今回、現地山奥のインディオが作った編み物の袋、というとても貴重なお土産を頂きました

Dario Echeverri先生

さて、今回新たに訪れた和食の店がいくつかあります まずは定番の「東京ラーメン」 ここは初めてではありません

東京ラーメン
東京ラーメンのラーメン

そして新たに訪れた「関寿司」

SEKI SUSHI

そしてこれも何年も通っている 「ありがとう」 ここのカレーうどんはおいしいですよっ

ARIGATO
ARIGATOのカレーうどん