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TAVI (経大動脈的大動脈弁植え込み術) ライブデモンストレーション 外国訪問 (Foreign Visits) 慢性完全閉塞 (CTO) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI) 香港 (Hong Kong)

今香港です

木曜日の羽田発JAL便で香港に入りました 香港に入るのは2010年以来のことで久しぶり

何だか香港はすごく景気が良さそうで、あちこちで高層ビルが建設中でした

昨日金曜日は朝から Prince of Wales Hospitalに行き、冠動脈インターベンションをすることになっていたのです この病院にもこれまで何回か訪問したことがあり、かつて知ったる病院です ここは公立病院であり、アクティブに冠動脈インターベンションを行っており、最近はTAVIも開始した、とのことでした

Wu先生は香港の中で一番慢性完全閉塞を治療されている先生であり、これまでも僕だけでなく、土金先生などの直接的ご教授を頂いている先生です

朝ホテルを8:15AMに出発したのですが、その時に問題発生です 香港で医療手技を行うには厳しいライセンスが必要ですが、さらに保険に加入するためには、就労ビザが必要です 就労ビザをパスポートに貼って行ったのですが、何と入国管理官がそれを認識せず、Employment Entryというスタンプが押されていなかったのです この状況で手技をすれば大きな問題が発生します 何よりも香港の法律に違反するのです

そこで、病院に到着してから、その実情を Wu先生にお話し、午前中に予定されていた1例の慢性完全閉塞症例は、Wu先生にやって頂き、その間に一度香港を出国し、再入国して就労ビザを発効させることにしました

急遽香港フェリーターミナルに戻り、そこから 10:30AM発のマカオ行き Jet Ferryでマカオに向けて出航しました マカオまではこの高速艇で 40分でした

マカオに入国し、そのまま階段を昇って数分でマカオを出国し、戻りは11:30AM発のヘリコプターで香港に向けて飛び立ちました

香港フェリーターミナルにあるヘリポート到着は11:50AM そこから再度 Prince of Wales Hospitalに向かい、12:30には到着したのです

今度はきちんとライセンス取得した状態でしたので、それから Virtual 2Fr TRIにより三枝病変の女性の三枝を治療し、それから右冠動脈末梢の大きな#4AVの起始部からの慢性完全閉塞を治療しました この症例は心房枝から逆行性アプローチを行いましたが、とにかく難しかったのです それでも最終的にはきれいな仕上がりでとても嬉しかったですね

香港ではTAVIは保険償還されず、現在5つぐらいの病院で行われており、その内の公立病院は3箇所だそうです そして、公立病院では Hong Kong Hospital Authorityから年間10例しか許可されないのだそうです 若い循環器医師は新しい手技であるTAVIに皆興味を持っていて多くの若い先生方がヨーロッパなどに留学して戻って来られているそうですが、残念ながら香港ではそれを活かす機会が無い、とのことでした だから Wu先生はそのような若い先生たちと争って症例をとりたくないから、自分はTAVIをやらないんだ、とそのように仰られていました

本日はこれから Greater China TRI Seminarのライブデモンストレーションです それから深夜便で成田に帰国します

作成者: (KAMAKURA & SAPPORO)Dr_Radialist

Expert Interventional Cardiologist and Amateur Computer Programmer.

Winner for Master Clinical Operator Award in TCT 2019.
Winner for Ethica Award in EuroPCR 2015.

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