ARIAでのライブ

昨日は朝から外来を行った後、18:00の Skymark Airlineで福岡に飛びました Skymarkは初めて搭乗したのですが、乗った便は Airbusの新しい機体であり、一般席が横7列と、JALやANAの横8列と比較して席にゆとりがあり、しかも驚くべきことに、飛行中は、無料で Wi-Fi経由でインターネットに接続できるのです

座席は満席でした とても良い便だと思いました

そして、新しく昨日立ち上がった九州を中心としたライブデモンストレーションである ARIAの懇親会に参加しました 乾杯の音頭をとるのが僕の役目でした

この後、10名ぐらいで会食し、23:00頃に会食場所を発ち、九州自動車道を飛ばして久留米に向かったのです、そして久留米の歴史あるホテルである翠香園にたどり着いたのは真夜中となっていました

今朝は久留米の新古賀病院から講演とライブデモンストレーションの役割が割り当てられていました

8:00AM前に病院カテ室に行き、症例を観察しました 症例は 50歳台の比較的若手の男性であり、今回初発の心不全のため新古賀病院に入院され、諸検査の結果、左冠動脈前下行枝が起始部から慢性完全閉塞となっており、心尖部には高速となっている、ということでした CT冠動脈造影では順行性には石灰化も多く、困難が予想されました シネを良く見ると、High Lateral Branch -> epicardial collateral -> diagonal -> diagonlaから左冠動脈前下行枝の慢性完全閉塞部位、というルートがあり、また右冠動脈より中隔枝経由のルートもありました

8:30AM – 9:00AMカテ室から回線をつないで、TAVIについてのプレゼンを行ったのです

そして、プログラム上 9:00AMより新古賀病院カテ室から問題の左冠動脈前下行枝入口部からの長い石灰化慢性完全閉塞の治療の入りました 実際にはプログラムは遅れ、放映開始は 9:10AM頃であったように思います 両側7Fr TFIにより、EBU4.0 + AL1.0で入りました 最初からHigh lateral branchからの副血行を狙い、Corsair + Sionで入りました 比較的用意にSionは対角枝に抜けましたが、Corsairが例によって通過できないので、Kusabiを用いてFinecrossに置換すると簡単に抜けました しかし、その先近位にはSionはうんとも進みませんでしたので、そこに置いたまま同じガイディング・カテーテルを用いて Caravar + XTA -> Gaia-1st -> Gaia-2nd -> Gaia-3rdと step upしていったのですが、左冠動脈前下行枝入口部閉塞は硬く全くワイヤーは進みませんでしたので、Conquest-Pro9にしたところ、徐々に進みました 慎重に進め、Spider View -> Straight Cranial Viewとして勧めたところ、CT冠動脈造影でもはっきりしている左冠動脈前下行枝近位部の高度石灰化陰影からは1mm – 2mm離れて進むのです 会場からは、subintimaを進んでいると指摘されましたが、そんなこと言ったって、ガイドワイヤーがそこにしか行かないものは仕方ありませんので、そんなことには耳を傾けませんでした そして、Caravarをすの部位まで進めてからXTAに置換し、こで一旦このルートは韭子しました

ここで埒あかなくなったため、今度は右冠動脈より中隔枝を狙うことにしました そして、中隔枝を数本狙ったのですが、どれもダメでした

結局今度は逆行性対角枝のワイヤーをUltimateに変えたところ、少し近位に進んだのですが、そこでうんともすんとも進まなくなったので、Conquest-Pro9に交換したところ、今度は Con-Pは石灰化ブロックにはねられ、すぐに先端が解離腔に入るようで Ultimateが到達したところまでも進みませんでしたので、このルートも諦めざるを得ませんでした そして、最後の手段として順行性ワイヤーとして留置してあったXTAをUltimateに置換し、慎重に勧めたところ、石灰化ブロックに当たったり、避けたりする感覚がワイヤー先端から伝わってきましたので、ワイヤーを回転させて進めたところ、何とそのまま真腔に抜けました カテ室では歓声が上がったのですが、僕はそれでも慎重でしたし、「そんな甘くはないよなあ」と思っていました

しかし、Ultimateは distal diagonalに抜け、そしてワイヤーを進め直すと明らかに左冠動脈前下行枝の真腔を進んだので、流石の僕もこれは間違いない、と思いましたので、1.5mm balloonで拡張後、IVUSをすると、何と最初から最後まで真腔どまんなかを通過していたのです

後は、薬剤溶出性ステントを植え込んで奇麗なできとなりました 勝因は相手に合わせて巧みに押したり引いたり、戦略を可変で行ったことだと思います 川崎先生や、山本先生とも成功の喜びをわかちあいました

成功を喜んで
成功を喜んで

投稿者: (KAMAKURA & SAPPORO)Dr_Radialist

Expert Interventional Cardiologist and Amateur Computer Programmer

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