まだまだとても疲れる手技です

MitraClipが保険償還下で限定施設でこの 4月から開始され、本日までに 4例の MitraClip治療を当院では行ってきました

その内の、3例で Main Operatorとしてこの新しい手技に挑んできました 幸い僕が行ってきた患者さん達は、とても順調に回復され、しかも回復というよりも、何というか、「えーっ、こんなにもお元気になるのだ」と驚きの結果になっています

もっとも Main Operatorというのは MitraClipではあまり意味がありません、全ての手技は Sonographerの指示に従って行われますので自分自身の判断でどうこう、ということは無いのです ここはTAVIやPCIとは全く異なります

それでも Main Operatorとして Brockenbrough法による心房中隔穿刺、そしてその後のクリップ挿入などの手技には直接関わる訳です 結果的に手技の最初から最後まで立ち尽くしで緊張を強いられます

未だまだ慣れない手技ということもあり、また重症困難例が蓄積されていた、ということもあり手技には一例あたり 5時間ぐらいかかるのです その間、術者としてずっと立ちっぱなしで、しかもクリップ操作のために無理な態勢でしかも、動けない、というのはとても肉体にも精神にも負荷となります 正直、一例終わった時には、もう体中ぐったりです 本当に疲れ切ってしまい exhausted という表現がピッタリなのです

でも、このような最新医療に自ら携わることができる、そのような環境にこの生まれて 30年、ゼロから僕が最初の職員として作ってきたこの病院、そのような環境にいることに誇りを持ちましょう とても大変ですし、未だまだ不完全です でも僕は出来る限り前に進んで行きます

何だか MitraClipという単なる心臓の最先端医療ではありますが、それは単なる医療にとどまらず、僕の人生観にも大きな影響を及ぼしつつあります 未だまだ自分には成長の余地がありますね

投稿者: (KAMAKURA & SAPPORO)Dr_Radialist

Expert Interventional Cardiologist and Amateur Computer Programmer

「まだまだとても疲れる手技です」への1件のフィードバック

  1. 今日はありがとうございました。
    久しぶりに齋藤先生の手技を拝見することができて、とても幸せです。
    しかしまだるっこしい手技ですね。完全に決まるまで諦めないのが、成功の要諦ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です