これから羽田空港

今 羽田空港に移動中です。途中病院に寄り、昨日の TAVIの患者さん達の具合を伺ってきました。お二人ともお元気で、この治療法のすばらしさがまたしても証明されました。

昨日技術的に学んだことですが、我々が使用しているシステムは Self-expandableのものです。もちろんシースによりプロテクトされており、体温により温まった Nitinol合金姓のステントが大動脈基部で自然に拡張することにより、固定されます。頭の中では、その部位でシースを抜けば良い、これだけです。簡単なことです。

しかし、患者さんの体内では話が異なります。

  1. 心臓が強く拍動している – これに対しては rapid pacingである程度対応します
  2. 大腿動脈アプローチの場合には、長い経路、しかも大動脈弓で強く屈曲しているため、その部位で保護シースと大動脈との摩擦抵抗が大きい、しかもこれも心拍動により変化する
  3. 同様の理由により保護シースとステントの間の摩擦抵抗も大きい
  4. 同様の理由によりシステムと、stiff wireとの間の抵抗も大きい

実際の植え込みでは、これらの相反するいくつもの効力に逆らって指摘部位で植え込みを行わねばならないのです。そながら作用反作用をうまいこと魔法のようにコントロールすることが必要なのです。これにはどうやらセンスと経験が必要な気がします。それにようやく気が付いたのです。これはPCIとは全く異なる世界です。術者として技術的な部分で非常に惹かれる部分がありますし、自分にとってのチャレンジでもあります。

投稿者: (KAMAKURA & SAPPORO)Dr_Radialist

Expert Interventional Cardiologist and Amateur Computer Programmer

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