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冠動脈インターベンション (PCI) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

これから中国

これから羽田-北京便で中国に入ります。そして、高速で2時間の石家荘に入ります。当地で China National Congress of Cardiologyという中国国内における心臓病学に関する学会としては最大級の学会が開催されるのです。この学会は基本的に中国の先生方のみが参加する学会であり、他の学会と異なり、外国人が幅を利かすことは無く、これまで外国人医師を招聘したことは無かったのです。従って僕も参加するのは初めてです。

本日到着してから、いよいよ Dragon Trialの Investigator Meetingを主催するのです。この試験は僕が3年間温めてきた試験です。中国を舞台として、real worldにおいて経橈骨動脈的冠動脈インターベンションと経大腿動脈的冠動脈インターベンションの完全無作為試験を行い、経橈骨動脈的冠動脈インターベンションの有効性・安全性を実証しようというものです。All comers trialです。

Dragon = Decision between RAdial and GroiN なのです。プロトコルを書き、各所に働きかけ、ようやく実現しそうです。長い道のりでした。

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冠動脈インターベンション (PCI) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

1988年12月20日の第一症例

本日はある意味記念すべき日でした。湘南鎌倉総合病院が開院したのは、1988年11月01日でした。そして、Philips社製のデジタル・シネ・アンギオ装置 (懐かしい DCIと呼ばれる装置です)が稼働し、第一号の冠動脈造影が行われたのが、12月15日でした。
そして、12月20日に第一号のPCIを行いました。それから24年近くが経過し、現在では累積症例数は20,000例を軽く超えているのです。
そして本日、その記念すべき第一号の患者さんが20年ぶりぐらいに中国より帰国され、再び治療を行いました。それだけの年月、たくさんの患者さん、色々なことが目の前に浮かびます。そして何よりも、PCIの長期的有効性の証明です。以前治療した患者さんが戻って来られる、これは病気の進展に伴い、仕方の無いことです。もとより今回の病変は新たな病変であり、以前の治療の不完全さを意味するものではありません。何よりも以前に治療させて頂いた患者さんがその24年後にも人生を全うされていることに治療した者として大いなる満足を覚えました。
昔治療させて頂いた時には当然の如く7Fr or 8Frのガイディング・カテーテルを用いて経大腿動脈的冠動脈インターベンションによる治療でした。そして単純な風船治療(POBA)による治療でした。そして本日は 5Frのガイディング・カテーテルを用いて 経橈骨動脈的冠動脈インターベンションにより、FFR-guideによって薬剤溶出性ステントが植え込まれたのです。20年間のこの変化、これも感慨深いものがあります。
本日治療した患者さんがこれから先20年後に同様に有意義な人生を送られていることを望みます。その頃には私自身がどうなっているか分からないですが・・