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TAVI (経大動脈的大動脈弁植え込み術)

追い詰められた気持ち – その原因

追い詰めれた気持ち、その原因はやはり TokyoValvesでのTAVIライブデモンストレーション中継でした。正直これまでに全世界で数百のライブデモンストレーション治療を行ってきましたが、それらは全て冠動脈インターベンションの世界です。

もう大分前から、冠動脈インターベンションでライブデモンストレーションの現場に立っても何も緊張しません。全く普段どおりに実力を発揮できるのです。しかし、TAVIの場面でも自分がその冷静さを保てるか否か、というのは未だ経験が無かったので分かりませんでした。

そして、そんな不安におびえているかも知れない自分が、みっともない姿で画面にアップされれば、どんなに醜いことでしょう。それならばせめて努力して見てくれを少しでも改善せねばならない、そのように思い立ったのが、断酒と、それに付随する摂食制限だったのです。今のところ奏功しているようです。

さて、今回のTAVIライブデモンストレーションで緊張したか? といえば、実は全く緊張しませんでした。そしても頭の回転は最高速度となり、受け答えも問題無くできると共に、普段の技術的実力を発揮すると共に、冷静に状況把握することも可能でした。要するに巷でよく言われているライブデモンストレーションの副作用 == 緊張してしまい、危険を患者さんに対してもたらす、ということは全くありませんでした。

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TAVI (経大動脈的大動脈弁植え込み術) ただの現状記述 (Daily Activities)

TokyoValves 2020

さて、2/14, /15, /16と東京駅前の旧東京中央郵便局ビル(現在は Kitteと銘打った高層ビル)の中にある、Tokyo Conference Hallを舞台に TokyoValves 2020が開催されました。一応僕も4名の Course Directorsの中の一名なのですよ、これでも・・・・

さて、今年は Corona Virusのことで参加者が減るのでは?と懸念されていたにもかかわらず、何と 1,024名のご参加を賜りました。

実はこの学会に備え、日本では事実上初めてのTAVIに関する日本国内から日本国内に向けてのライブデモンストレーション中継が行われるべくずっと1年に渡り準備してきました。

何故ライブデモンストレーションで治療を行うか? その意味について考えてきました。そして、その意味は

  1. 実際の治療を公開することにより、治療の現状をお互いに知る
  2. 治療に関する思い込みをお互いに無くし、より良い治療に導いていく
  3. 広く討議することにより、お互いの知識の研鑽を図る

そして、ライブデモンストレーションの前提にあるのは、

  • 患者さんの安全とプライバシーの保護が第一である
  • 患者さんにとって最高の治療をその時に提供する義務がある
  • 学術的な討議を真面目に行わねばならない

といったことです。日本の学会や、海外の学会で、時にふざけた感じで治療が行われる場面を見たことがあります。とても気分が悪くなりました。あんなことをしてはいけません。

今年は、湘南鎌倉総合病院よりTAVI2例のライブデモンストレーション中継が行われたのです。治療の妥当性・正当性はJ-TVTという学会により常にチェックされました。そして、この二例の合間には何と、

誕生祝いケーキ
誕生祝いケーキ

僕の誕生祝いをして頂きました 嬉しかったなあ

ライブデモンストレーション
ライブデモンストレーション
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ただの現状記述 (Daily Activities) インド (India) 冠動脈インターベンション (PCI) 外国訪問 (Foreign Visits) 慢性完全閉塞 (CTO) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

Ahmedabadでの二日間

昨日は、8:00AM頃まで寝ているつもりでしたが、morning callが 6:00AMにあり目が醒めてしまいました。そして、昨夜こそは眠るつもりでいたのですが、9:00PM前にホテルの部屋に戻ると重大なメールが届いており、その処理をしていて、それから就眠したのですが、3:00AMには覚醒、というのも3.5時間の時差のため、これは日本時刻で 6:30AMという何時もの覚醒時刻よりも 30分遅れだったのです。それからがなかなか眠れず、そして寝た、と思ったところで、再び 6:00AMに morning callで覚醒、一体誰が morning callをオーダーしてるいのか!!

またウトウトしたところで、 7:00AMにまた用のない電話で覚醒、8:15AMに面会が約束されていたので、ようやく起き出し、そして Interveiewに向かったのです。

TRICOの会場のある NIMRAという大学で Interviewはあったのですが、それが終了し、Apex Heart Instituteに向かいました。

Apex Heart Institute
Apex Heart Institute

この日は左前下行枝入口部からの慢性完全閉塞に対して挑戦しましたが、うまいこと再開通させることができました。皆さんとてもご機嫌でした。僕も Robotic PCI machine (by Corindus)と戯れてご機嫌でした。

Robotic PCI
Robotic PCI
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ただの現状記述 (Daily Activities) インド (India) ライブデモンストレーション 冠動脈インターベンション (PCI) 外国訪問 (Foreign Visits) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

Ahmedabadでの慢性完全閉塞治療

さて、昨夜はあまり寝ることができず、睡眠不足のまま 6:00AMには起床したのです 何故かと云えば、誰かかけたのか 6:00AMに morning callがありフロントから電話かかってきたのです。

でもホテル出発は 8:50AMの約束でした、何故ならば僕の症例は二例目でしたから・・・・

カテ室に 9:10AM頃行ってみると僕の症例は左前下行枝近位部に薬剤溶出性ステントが植え込まれた後の、右冠動脈慢性完全閉塞でした。もちろん遠位橈骨動脈アプローチでの手技です。一度ワイヤーは subintimal spaceに入りましたが、きちんとリカバーして最後は奇麗な仕上がり、3.5 x 48mm DESを植え込みました。

カテを待っている間、すっかり僕が大好きと有名なチリの油炒めがたくさん出てきました

チリの油炒め
チリの油炒め

とっても辛いのですよっ これをパクパク食べてしまいました。そして、その後の症例が Tejas Patel先生が世界で初めて行ったロボットPCIなのですが(Lancetに掲載されました)、それを僕が隣に座って行いました。もちろん症例は type Aの簡単な病変だったのですが、今後人工知能・機械学習と組み合わせて行けば未来が拓けるように思います。

Robotic PCI
Robotic PCI

なかなか楽しみですね

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ただの現状記述 (Daily Activities) インド (India) 冠動脈インターベンション (PCI) 外国訪問 (Foreign Visits) 慢性完全閉塞 (CTO) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

久しぶりのアーマダバード(Ahmedabad)

昨夜インド西部のパキスタンと国境を接する州グジャラート州(Gujarat)にある聖都アーマダバードに入りました。これまでの記録を見ると何と、この訪問が16回目ということになります。

最初の訪問は2002年01月21日となっていますので、何と丸18年間も訪れていることになります。従って、この街の変わり行き様をこの目で体験してきました。昔は街の道々には牛がたくさんたむろしていましたが、現在ではほとんど見ることができず、今回新しいターミナルビルからホテル(このホテルもMarriottが関与しているホテルです)への30分間ぐらいの移動の途中にも一匹の牛も見ませんでした。

19年前には何と、インド象が使役のために象使いに操られ道路を我が物顔で往来していましたし、街中でやはり運搬作業に従事するラクダもたくさん見ることができました。証拠写真はこれら2002年に街中で撮影したものです:

街中を歩く象
街中を歩く象
荷物を運ぶ象
荷物を運ぶ象
ラクダだっていたもの
ラクダだっていたもの
ラクダさんだって働いている
ラクダさんだって働いている

それが今ではすっかりこんな光景を見ることは無くなりました。

TRICO (Trans Radial Intervention Course)の course co-directorsの一人として、そして Tejas Patel先生に経橈骨動脈冠動脈インターベンションを教えた者として、Ahmedabadには1年に必ず一回は訪問してきました。

しかし、最近ではとても忙しくなり(片道24時間ぐらいかかるのです)、最後の訪問費 2016年10月16日でした。それ以来、実に3.5年ぶりの訪問ということになり、今回もTRIで治療するという制約の中で、多分とても難しい症例治療が用意されているのでしょう。まだ症例の内容に関しては何の情報も無く、ぶっつけ本番で治療します。現在 2月08日土曜日の 8:00AMですが、8:50AMにこのホテルを出発し、病院 (Apex Heart Institute)に向かいます。応援して下さいね!!

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ただの現状記述 (Daily Activities) イスラエル (Israel) 冠動脈インターベンション (PCI) 外国訪問 (Foreign Visits)

えっえっえっ そんな

久しぶりにイスラエルに来ました 最初にイスラエルに来たのは 1999年のことでした その時は ICI (Innovative Cardiovascular Intervention)という学会に招聘され、講演をしました。もっともその時は少し名前が違っていたように思います。この時は時間もあり、あの「死海」でも浮いた記憶があります。

そして、二回目は2004年であり、この時は JerusalemのHadassah Medical Centerから Tel Avivの会場にCTO症例のライブ治療をしました。それからあっという間に15年が経過したのですね。この間何回も招聘が来ましたが、時間の都合で断ってきましたが、今回ようやく訪問する機会がありました。かつての旧友 Chaim Lotan先生とも親しく話をすることができ、またこの学会には全米から著名な先生方も必ず参加されるので、今回はその中の数名の方々と色々な打ち合わせをしました。

その中の記念の Planary SessionここはA, B, Cという3つの会場を一つに合わせ、1,000名ぐらいが座っておられましたが、そこで突然 Lotan先生が僕の名前を呼び上げ、どこどどのようにして集められたのか僕の昔の写真がスライドで次々と映し出され、最後に ICI Mater Operator’s Awardというのを受賞したのです。全くの予想外であり、何の事前通告も無く、突然のことだったのです。

まさしく、「ゲゲゲ」という感じでした。このような時には皆の前で気の利いたことを喋らねばなりませんよねっ。当然です。

そこで即興で数分間皆の前でお話をしました。日頃思っていること、日本から革新的な気概が少なくなっていること、どうすれば良いか、日本独自の文化と外からの交流、それが大切であり、きっと日本は come backする そんな話をしました。まあそれでも上手にやり遂げました。我ながら褒めたいものです。

記念のスピーチ
記念のスピーチ
皆の前で
皆の前で
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ただの現状記述 (Daily Activities) 仙台 (Sendai) 冠動脈インターベンション (PCI) 慢性完全閉塞 (CTO) 日本国内 (Japan Domestic) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

仙台ネットワークライブ

19日土曜日は朝 品川である新規冠動脈デバイス治験の会を主催し、そのまま東京駅から新幹線の乗り、仙台に向かいました そして仙台からはタクシーで「坂総合病院」に向かい、そのままライブ術者として一例治療をさせて頂きました これかその後の写真です

ライブ放映後皆で
ライブ放映後皆で
坂総合病院と仙石線
坂総合病院と仙石線
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ライブデモンストレーション 冠動脈インターベンション (PCI) 慢性完全閉塞 (CTO) 日本国内 (Japan Domestic) 日立 (HITACHI) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

3回目の日立訪問

10月03日は12:45発の品川発常磐線特急に乗り、茨城県日立に向かいました。日立総合病院での院内ワークショップに参加するためです。PCIの最中

実は2012年12月、未だ東日本大震災の傷跡が痛々しく残っていた日立総合病院に初めて訪問させて頂き、一例ライブで治療させて頂きました。そして、今回は二回目のライブ治療でした。この間一回講演のみで日立を訪問させて頂いたことがあります。

日立駅はとても奇麗な駅であり、改築の済んだ日立総合病院もとても奇麗な病院でした。ライブはとても楽しく快適に行わせて頂きました。

日立総合病院カテ室で
日立総合病院カテ室で
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ただの現状記述 (Daily Activities) アメリカ (USA) ライブデモンストレーション 外国訪問 (Foreign Visits)

9月の忘備録-2

さてCVITの翌週9月24日には、羽田空港からサンフランシスコに飛びました。これはどうしても避けて通れないインターベンションの学会 TCT (Transcatheter Cardiovascular Therapeutics)に参加するためです。しかも、今回は日本人として唯一の Geoffry O. Hartzler Mater Clinical Operator Award 2019という非常に栄誉ある賞を受賞したのです。

この授賞式準備のために、たくさんの写真を送ることを要請されました。昔の写真、実はあまり無いのですが・・・・、それをスキャンして贈りました。これも大変な作業でした。そして、主催者である Colombia Universityの Martin Leon先生と、Gregg Stone先生から当日何千人という聴衆のいる Main Arenaでインタビューかされる、そのようにも聞かされていました。これは無茶苦茶なストレスでした。実際僕はこの TCTにおいてライブ症例を衛星中継して会場に流したこともあります。しかし、インタビューというのはまた別の経験だったのです。本当に大変でした。

Main Arenaでの受賞記念インタビュー
Main Arenaでの受賞記念インタビュー

正直に言いましょう、このために背広を一着誂えました。これまではスーツと言えば、町中の量販店でした購入したことはありませんでしたが、今回は藤沢駅周辺のデパートで、きちんと order-madeのスーツを仕立てました。人生始めての経験だったのです。スーツの仕立てに3週間以上かかる、ということを初めて知りました。

授賞式を終えて、たくさん方々がお祝いの言葉を投げかけてきました。嬉しいのですが、とても恥ずかしい気分だったのです。まあ何はともあれ僕の方にずしりとのしかかっていたストレスとはこれで開放されたのです。この時のビデオは下記にあります

Master Operator Award 2019 in Main Arena

Master Operator Award 2019 Main Screen

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ライブデモンストレーション 中国 (China) 冠動脈インターベンション (PCI) 外国訪問 (Foreign Visits) 慢性完全閉塞 (CTO) 経大腿動脈的冠動脈インターベンション (TFI) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

本日の陝西人民医院におけるPCIデモ

日曜日(9月08日)夜に陝西(せんせい: ShaanXi)省の省都である西安市に入りました これで西安を訪問するのは10回ではきかないでしょう。そして本日は朝講演を行った後、実際の患者さんの治療を二例行いました。二例ともなかなか厳しい症例でしたが、無事成功裏に終了しました。もちろん二例とも慢性完全閉塞の患者さんでした。何時来てもこの街は中華文明の粋が集まる美しい省都です。とはいうものの明日(9月10日)の 6:00AMにはホテルを出て北京経由で帰国せねばなりません。短い旅です。