本日ライブ治療の顛末

さて、今朝はライブ前に偉そうなことをこのブログで表明しましたが、その結果はどうだったのでしょうか? 皆様方 興味津津でしょうね

今朝は 4:30AMに覚醒 ダラダラと時間を過ごし、 7:00AMにホテル食堂に朝食食べに行きました 食堂には顔見知りの皆が数名揃っており一緒に朝食を食べました

実は この日 7:30AMに待ち合わせ、とか言っていたのに、自分が勝手に間違えて 「7:00AMなのに誰も来ていない、一体どうなってるんだ」とか思っていましたが、途中で 「ああそうだ 7:30AMに待ち合わせしたんだ」とかまっとうな頭に戻りました

そして、 8:10AMにはホテルを出発し、佐賀県医療センター好生館 という佐賀県随一の大病院に向かったのです

病院到着は 8:30AM頃 カテ室には部長の吉田先生はじめ皆様方が迎えて下さいました 僕は症例情報も十分には把握していませんでしたので (これは好生館病院のfaultではありません、僕は以前から表明しているように事前に不要な情報を得ることを潔しとはしてしていなのです)、まずはシネを見ることにしました 予め得ていた情報では「まず不可能な左前下行枝近位部慢性完全閉塞」でした そして実際にシネを見ると全く同じ評価でした

それでもその困難な慢性完全閉塞をやらざるを得ない状況にだんだんと追い詰められて行ったのです 結局やりました 順行性にはもちろん解離腔に進んだため、逆行性のほうとんど不可能と思われるルートを進み、最終的には素晴らしい仕上がりで成功裏に終了しました

ああああああーーーーーー 今週何とものすごく難しい慢性完全閉塞を4例立て続けに成功させたぞーーーーっ

まあ今回も学ぶところ多く、自分のPCI手技の向上には随分と役立ちました その意味で良かったですね

本日は佐賀市において「九州トランスラディアル研究会」

昨夜 福岡空港経由で佐賀市に入りました 佐賀市は鍋島藩のあった都市で、とても美しい街です

市の中心には佐賀城跡があり、そのほぼ全周が奇麗に整備されたお堀で囲まれており、その一周は 2Km x 4ぐらでしょうか 以前一人でその周りを歩いて回ったことがありますが、とても奇麗でした

佐賀城址とホテル ニューオオタニ
佐賀城址

本日は「佐賀県医療センター好生館」でお一人患者さんを治療させて頂きます 事前にチラリと見させて頂いた情報ではとても困難な慢性完全閉塞でした 正直 PCIそれもTRIの適応なのか? と思いました しかし、患者さんが強く望まれている、とのことですので、結果のいかんにかかわらず当たり前ですか全力で臨ませて頂きます しかし、現実は厳しいかも

僕の望みは、僕の限界がPCIという技術の限界に達する、そこまで自分を追い込んで頑張る、ということです それが患者さんに対する誠意と思います でも、肝心なことは今より状況を悪くしないこと、つまり合併症を起こさないことです

本日のライブ

昨夜遅くに小樽に入り、そこで一泊

8:30AMにホテルを出発し小樽市立病院に向かいました 本日はSlender Club 小樽ライブであり、その最初の症例を治療させて頂きました

右冠動脈近位部慢性完全閉塞、そしてはっきり見えませんでしたが、左前下行枝近位部にも高度病変が存在する可能性がありました 今回も済生会西条病院 金子 先生が助手をして下さり、もう息があっているのでとてもスムーズに手技を行うことができました

両側経橈骨動脈的冠動脈インターベンションにより、6Fr guiding cathetersを用いて行いました 右冠動脈は幸い順行性に通過し、DESを三個植え込んで終了 続いて左前下行枝にワイヤーを通し、IVUSで確認するとやはり左前下行枝は入口部から mid portionまで石灰化した高度狭窄を認めましたので、そちらの治療に移行しましたが、ステントがなかなか通過できず、結局 4Frの子カテを用いてDES2個を植え込みました 手技は成功裏に終了でき、ほっとしました

今は千歳空港ラウンジで飛行機を待っています

今日は小樽

昨日金曜日は遅くまで外来診療 疲れましたが、患者さんとの新たな出会い、そこでの会話などなど 楽しくもあり、新たな知識の源でした もちろん、「この患者さんは重症だっ」と直感し、緊張する場面も多々ありました

そして、羽田空港へ向かい、19:00の便で千歳に、夕食を食べてから小樽に入り、本日はライブですね 結果についてはどうなるか分かりませんが全力を尽くせれば本望です

今年もライブ初日の朝に

第23回目の鎌倉ライブ初日の朝となりました

皆で本日の症例検討会を行い、あと1時間余りで開始となります 自分自身の冠動脈インターベンション歴 2016-1980 = 36年間の知識と経験、この間に蓄えた技術の全てを患者さんの治療に向けて自分の能力の全てを発揮できれば本望ですね

市販後初の BVS植え込み実施

本日認可後、そして PMS (市販後調査)開始後初めての BVS (薬剤溶出性生体吸収性スキャフォルド)の植え込みを行いました

BVSに関しては、未来に向けた夢のあるディバイスではありますが、まだまだ未解決の問題が残されていて、そのためにその植え込みに関しては、施設の要件、あるいは術者の経験に関して非常に厳しい制約が設けられています そして、植え込んだ患者さんのデータは匿名化された状態で全例 NCD (National Clinical Database)に登録されることが必須条件なのです しかも、その植え込みに際しては、可能な限り OCT (光干渉断層検査)による精密な病変計測が必要であり、また植え込みに際しては除外基準が非常に多い、というものなのです

本日植え込みを施工した患者さんは未だお若い患者さんで、限局性の単純病変を有する方でした しかも、金属アレルギーを有することが事前にわかっている方であります 金属の中の特にニッケルに対してアレルギーがあると推察されますが、幸いなことにプラチナに対しては大丈夫です

BVSの両端には非常に小さなプラチナ・マーカーが四個ついていますが、そのプラチナは大丈夫なので、この患者さんは BVS植え込みの良い適応、と言っても良いでしょう 最初に OCTにより病変の計測を行い、BVS植え込み適応あり、除外基準に抵触しないことを確認しました そして、前拡張の後、再度OCTにより計測し、やはり除外基準に抵触しないことを再確認し、いよいよ BVSを一個植え込み、後拡張の後で再度 OCTによる観察を行い、BVSがきちんと冠動脈内膜に接していることを確認し、手技を終了しました

実際に僕自身は5年以前よりこれまでに 40症例ぐらいの患者さんに対して臨床試験の中で植え込みを実施してきましたが、日本国内市販後は初めてでしたので、少し緊張しました 結果はとても良く患者さんに対して良いことをしたと思います

慌ただしく時は過ぎ

11月07日(月曜日)と翌日 08日には 泰国(タイ)から 10名の Interventionの先生方をお招きして 当院心カテ室とカンファレンス・ルームを舞台に 1st Thailand – Japan Friendship PCI Forum 2016 というものを開催させて頂きました

外部からは 本江純子先生をお招きし、あとは当科の皆が応対しました

タイは現在軍事政権下ですが、先日国王が 88歳 11ヶ月でご逝去され、今後の民政移管に向けて若い人々が中心となり手を合わせていかなければいけない時期でもあります しかしながら、もともと勤勉な国民性と国民の大多数が敬虔な仏教徒ということもあり、その発展性は素晴らしいものがありますね 既に首都バンコクには高層ビルが立ち並び、その様子は東京以上でもありますし、国民はとても親日的で、多くのタイの方々が何回も日本を訪問されています

今回は、タイ国一番の名門大学国立チュラロンコン大学の Wasan先生を筆頭に 10名の先生方が参加されたのです 僕自身タイにはこれまで 20回ぐらい訪問し、色々な病院の色々なカテ室で手技を行う機会があり、Wasan先生とも20年来の旧知の間柄です

月曜日午前中は僕は外来診療し、それを早めに切り上げ、13:00からはタイの先生方と座学および IVUS/OCT/FFR/Rotablatorを中心とした実技を皆で披露しました そして、その夜は 鎌倉の古民家でたらふくの夕食をとりました

タイの先生方と
タイの先生方と

翌日火曜日には、朝から鎖骨下動脈アプローチでTAVIを一例行いました ここには 4名のタイの先生方が見学されました 手技は完璧に終了し、すばらしい出来でした そして、引き続き僕は経皮的冠動脈インターベンションに移行したのです その中で慢性完全閉塞を二例行いましたが、その一例はとても難しい手技で多分タイの先生方にとっても見ごたえがあったものと思います 我ながら素晴らしい出来でした

そして、14:30には僕は手技を切り上げ 折角の機会ですので、タイの先生方を鎌倉古都観光に連れていきました 何人かの先生方は鎌倉にも何回か来られていたのですが、僕は鎌倉住まい 29年のベテランですので、皆が知らない場所をたくさん知っています

ご存知鎌倉大仏
ご存知鎌倉大仏
佐助稲荷神社
佐助稲荷神社

今回は、まず 鎌倉大仏に行き、それから銭洗弁天、そして裏道を通って佐助稲荷神社に、そしてこの稲荷神社から裏道を通って大仏ハイキングコースの一部に入りました この道はとても急峻な道であり 途中で皆が音を上げたのですが とても楽しかったようです

それから歩いて小町通りを散策し、長谷の大谷戸を経て夕食会場に到着したのは予定通り 18:00で、その後皆で楽しく夕食をとったのです

勉強、そして手技 それだけでなく日本の良い部分、鎌倉の良い部分、そして何より日本とタイの間の友好促進に寄与することができました

今回のこのテストが非常に有意義でしたので、来年も同様の会を開催していくつもりです

TRICO2016

昨夜遅くに Courtyard Marriott Hotel in Ahmedabad に入ることができました 軽い食事の後、ベッドに入ったのですが、日本時刻では既に 4:00AMであり、通常であれば2時間で起床です

この体内時計が入ったままなので、結局 2時間ぐらい後には覚醒 その後は寝付けずに過ぎました

今朝 8:00AMにホテルのレストランで朝食とりましたが、そこにはアメリカから顔見知りの医師がたくさん来ていました 少々疲れてもいましたしあまり顔を合わせたく無かったのですが、なかなかめぐり合わせとはそんなものですね

そして、 9:00AMに Apex Heart Instituteに到着して、これから比較的難しい症例二例をライブで行ったのです もちろんTRI縛りです

二例ともCTOでした 一例目は右冠動脈のCTO 何とかワイヤーを通したのですがバルーンも何も行きません 結局 Rotawire Extrasupportに置換し、 Rotablator 1.25mmをかけ、最終的には 2.5 x 38mm + 3.0 x 48mm DESを植え込み終了しました

会場は大変盛り上がり、またカテ室内でもバングラデシュの先生や、アメリカの先生が解説されており盛り上がりました

30分ぐらいの休憩の後、今度はLADのCTOでした これは antegradeに絶妙のワイヤリングを行い、やはり薬剤溶出性ステントを植え込み終了しました 実はこの患者さんは右冠動脈もCTOであり、駆出率が 20%という重症患者さんでしたが、Patel先生からは、LADのみの治療ときつく指示されていました

まあ両方共難度の非常に高い症例でしたが、うまくできて良かったです それぞれ手技時間 50分未満と speedyであり、我ながらスマートなPCIと思います こんな手技のできる人 そうそう他にはいないもんね と思います

After Successful TRI
After Successful TRI
Patel先生と Sanjay先生と
Patel先生と Sanjay先生と

それにしても Ahmedabadは年々発展を遂げています すごいですねえ

今現在は 15:30です 早めの夕食をホテルでとり、それから 19:00過ぎには空港に向かい、22:50頃の Singapore行き SQ便でインドを旅立ち、月曜日の日本時刻 19:30頃に羽田に到着です 結局、Ahmedabad滞在は 20時間を切っています そんな中で困難な症例二例を成功裏にライブで披露できて満足です

今から一泊3日のインド

今成田空港ラウンジで ANA Mumbai行きの便を待っています これから Mumbai経由で Ahmedabadなのです

Ahmedabadは毎年恒例の TRICOというライブが開催され、その主催者の一人として参加します ただ、スケジュールがタイトであり、これから出発して、そして 3.5時間の時差を経て、 17:30頃 Mumbai到着 そして、 Ahmedabad行きの便に乗り換え、現地ホテル到着は 22:00を回るでしょう

明日、10月16日日曜日は朝からライブ術者 そして、その夜 Singaporeまで飛び Overnightで羽田に戻り、鎌倉到着は 17日月曜日の 19:00過ぎでしょう

流石に最近はこんなスケジュール辛くなってきました もう来年はこんなペースでは出来ないでしょうね 南に北に そして 西に東に とにかく移動だけで人生が食いつぶされていきます

唐津から福岡へ

結局昨夜(10/13)は講演会の後、「唐津」と言えばここ、とも言える鮨の名店「つく田」に行きました つく田の松尾雄二さんは、鮨職人の中でも天才と言える方です その「本手返し」は芸術的で無駄がなく確実なものです

僕もPCIの技術が松田さんの本手返しのように何時かならんかな と思っています

皆で写真を撮りました

松田 雄二さん、川崎先生、森先生と
松田 雄二さん、川崎先生、森先生と

そしてその夜は 唐津シーサイドホテルに宿泊し、朝車で福岡東まで移動 本日10/14は国家公務員共済組合連合会 千早病院でPCIを二例させて頂きました 大庭 百合賀 先生とは経橈骨動脈的冠動脈インターベンションを通じて以前より知り合いですが、この病院を訪問するのは初めてでした

国家公務員共済組合連合会 千早病院
国家公務員共済組合連合会 千早病院

病院にはSHIMADZU製のシネアンギオ装置が設置されていました 画像は申し分無い質でした

一例目の患者さんは難しかったですが、何とか切り抜けました 二例目も難しかったですが時間内に終了したのです

カテ室に終了後看護師さんや技師さん達も集まって下さり楽しい集合写真を撮りました 皆若いですねっ

カテ室での集合写真
カテ室での集合写真

昼食後、今 福岡空港ラウンジです 飛行機は少し遅れそうです 夜は東京で講演、そして明日からインドです 時間に追われています