本日は札幌東徳洲会病院で最初の経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)

昨日は鎌倉でとても忙しく、昨夜遅くに札幌に入りました すっかり疲れ切り、そして昨夜はよく眠れなかったため、今朝は札幌東徳洲会病院らに 8:30AMに入りました

本日は第一例目の経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)の日だったのです 鎌倉から水野くんにも参加してもらい、9:30AM頃から開始となりました 僕は手技の監督というか指導というかそんな立場で手洗いして入りました 重度の開心術不可能な心房性機能性僧帽弁閉鎖不全の患者さんでしたが、2個のMitraClip植え込みにより僧帽弁閉鎖不全はほとんど消失しました

手技終了は 13:30くらいであり第一例目としては驚異的なスピードでした 鎌倉でも第一例目は5時間ぐらいかかっていました

これから経カテーテル大動脈弁植え込み術がありますが、それまでの間に皆で記念の写真を撮影しました

札幌東徳洲会病院経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)一例目記念
札幌東徳洲会病院経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)一例目記念

とんでもないことが・・・・

鹿児島徳洲会病院応援の一週間が終わり、それが終了してから本日でさらに一週間経ちました でもやはり色々なリズムが戻りません 虚脱感というか放心というか バリバリする気力が失せてしまった というか

それでも治療とかはきちんとやらねばなりませんし、集中と虚脱それが白と黒のように入れ替わるのです 結果として体のリズムが睡眠を受け付けません 睡眠時間が短くなり、かと言って起きている時間帯に何か有益なことをしているかと言えばそんなことは無く、Kindleで本をつまみ読みしたり、Web Surfinしたり、そんなとろこです 要するに受けた心の障害がなかなか戻らないのです

そんな中とんでも無いことが起きたのです

5月14日火曜日ですが、9:00 – 9:30PMまでの予定でアメリカとのテレカンが入りました これは Cardiovascular Research Foundation (CRF)からの直接依頼で予定がセットされました テレカンの内容については明らかではありませんでしたが、どうやら Martin Leon先生、Gregg Stone先生、Roxana Mehranせんせし、Gary Mintz先生達の主要CRFメンバーとのテレカンのようでした まあ緊張する相手とのテレカンですし、日本から誰が参加するのかも分かりませんでした

メールで提示されていたテレカンの電話番号はアメリカのもので、pass codeや何とかコードも提示されていました 時間が来ましたので、自分の iPhoneから国際電話をかけたのですが、pass codeや何とかコードを入れて#を押すと ピンポンと鳴ってから、女性の声で「テレカンに入りましたよ〜〜 今 *名が入っていますよ〜〜」ともちろん英語で言ってきましたので

“Hello! Good Evening or morning! This is Shigeru speaking.” と誰かわからない相手に話しかけました すると

聞き慣れた明瞭な Martin Leon先生の声で突然「齋藤 滋先生はこの25年間来の私達の友人です。1999年に2時間のライブ中継を TCT99 in Washington DCに鎌倉から一人で飛ばし、それにより経橈骨動脈的インターベンションが駆け出しました。それ以外にも数々の貢献をこの分野でされてきました」と何か僕に対する褒め言葉を次から次へと述べられるのです

僕は実際のところ、今年のTCT2019での日本セッションの組み立てなどをやる役目を割り当てられるのかな? そのように予想していました 何故ならば最近何年間もそのような役目を割り当てられ、演者割当や座長をさせられてきたからです

しかし、この電話の内容はどうも違う 何だ 何だ 何だかわからないぞ うーんどうやら称賛の言葉のようだ そうして電話口であまり言葉を発せず聞いていると、「齋藤 滋先生のこれまで世界に尽くしてきた功績は Awardに値するので、TCTとしてその栄誉を讃えたい ついてはこの申し出を受けてくれますか?」 そんな成り行きになりました そして、Leon先生のみならず、Stone先生、Mehran先生もMintz先生達に次々と電話口がかわり、同じようなことを言われ、結局その申し出を受けねばならないことになりました

あーん これは栄誉だけれど大変です まあこのような栄誉は長生きしてここまで現役でやって来たから付録のようについてきたのでしょうね そして何より僕を支えて来てくれた皆のお蔭です 最終的にはこんなメールも事務局から送られてきました

Dear Dr. Saito,
All of your friends and colleagues at CRF are excited to present to you the TCT 2019 Master Operator Award. We are honored that you have accepted, and we look forward to working closely with you and your team to make this a fitting tribute to your work and accomplishments.

鴨池海軍飛行場

第二次大戦終了までは、鹿児島市鴨池に旧海軍飛行場が存在していました この飛行場は終戦間際には鹿屋海軍基地と共に、海軍特攻隊発進基地としても使用され、多くの人々が命を落とされたとのことです

僕が初めて鹿児島を訪れたのは 1984年のことだと思うのですが、その頃は未だ鴨池は現在の型のようには整備進んでなく、旧管制塔の建物が残っていました もちろん今は跡形ありません

それで滑走路がどんなふうに配置されていたのか調べてみましたが、どうやら県道218号線とほとんど同じように滑走路が一本配置されていたようです

旧鴨池飛行場の配置
現在の地図に当てはめると・・・

なお、この2つ目の地図で僕が注目して頂きたいのは、上の方に見て取れる鹿児島徳洲会病院、そして、その左下すぐにある、「コーヒーハウスヒラタ」です 是非とも皆さん訪れて下さい

コーヒーハウスヒラタ

敬天愛人

「敬天愛人」という言葉ご存知でしょうか? 実は僕は知りませんでした 恥ずかしい

この言葉は鹿児島が生んだ日本の英雄 西郷隆盛が好んで使った言葉ということです 「天を敬い、人を愛する」という言葉ですが、深い意味があるようです 興味のある方は例えばここを読んで下さい

JR日豊本線は、西鹿児島駅を出て鹿児島駅に向かう城山の下をトンネルで潜りますが、そのトンネルの入り口に西郷直筆のものでしょうか? が彫られています こんなことも知りませんでしたが、このような彫り物を「扁額」というそうです

丁度僕が2年前近くにTAVIのproctoringで訪問させて頂いた 鹿児島医療センターを少し登った場所にこのトンネルはあります

「敬天愛人」の扁額

歴史を感じますね

皆への手紙

鹿児島徳洲会病院に入りました
昨日 14:00頃病院に入りました 休日でしたが、総務課の人がまず、病院から歩いて30秒、その途中にはコンビニがあります、そこに案内してくれたのは、この4月に新築なった五階建てのone-roomです とても奇麗で、各部屋にバストイレがあります 洗濯機、洗剤完備 ガスも電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、Wi-Fi、coffee makerなど 全てありますので体一つで入っても問題ありません
タオルは籠に入れておけば洗ってくれます シーツは交代時にクリーニングするそうです はっきり言ってとても快適ですし、とても便利です ここに移住してもいいくらいです

この後、医局、病棟、食堂など案内して頂き、早速入院患者さんの回診をしました これから一週間 湘南鎌倉総合病院や札幌東徳洲会病院の循環器内科医師としてではなく、鹿児島徳洲会病院のいち内科医師として過ごします すっかり専門バカとなっているのでどれだけできるか分かりませんが、東日本大震災時の気仙沼市立本吉病院派遣時のことを思い出して自分なりにがんばります

ところで、早速にも「すごい! 流石鹿児島」というような食事処を何箇所が発見しましたが、とにかく満員御礼状態でしたので入れませんでした 残念です

鹿児島徳洲会病院
病院から見た桜島
鹿児島市電
素敵なピザ Zingaro
新鮮な「きびなご」

本日はこれから鹿児島に移動

本日は5/03国民の休日ですが、これから羽田空港より鹿児島に飛びます 仕事です これから09日までのまるまる一週間僕は鎌倉を離れ鹿児島に移り住みます その後も鎌倉に復帰する元気があるか分かりません

でもこの期間 何十年前かの医師免許証を取得し、研修医としてワクワクしながら仕事に取り組んでいた そんな自分を取り戻せるかも知れません ある意味楽しみです

鎌倉で一番の秘境

土曜日には治験の会議があり、品川に行きました 高速が予想以上に混んでいて約束の時刻より10分ぐらい遅れてしまいました 皆様方にはお忙しい中おまたせして誠に申し訳ありませんでした

その後、北品川で食事がてら昼からお酒を少したしなみ、それから鎌倉に戻りました 土曜日の夜は他に約束があり、17:00に自宅を再び出発し、鎌倉駅裏駅まで歩くことに決めました 大体5Kmぐらいの距離でありまあ一時間というところでしょうか?

北条家屋敷跡

実はこの途中に北条家の屋敷跡というのが遺跡として残っており、まあそれは道路に面しているのでただの原っぱなのです しかし、その奥に「タチンダイ」という何だか訳のわからない名前の場所があります これは明らかに遺跡なのですし、しかも昔の墓跡なのです

この山道に一人入るのは勇気必要です

ここに至る道は山道であり、足を踏み入れるのは憚れるような道です そしてその先には開けた場所があり、その奥には墓跡があるのです

不気味な分かれ道
見えてきた
昔の墓 (やぐら)
きちんとした歴史的遺構です

一人で夕方にこの場所に入るのは危険ですし、しかも不気味です 歩きながら常に後ろを振り返ります 本当に怖かったですねえ

でも皆様方鎌倉にお越しの時にはぜひとも訪れて下さい この先、大仏ハイキングコースにつながっているようですよ

先が見えた!

まったく駄目な自分

もう嫌になってしまう 貫徹するのが苦手な自分に嫌になってしまう 明らかに若い頃と比べると何かに一心に向かって進む強い気持力が低下している すぐにあっち あるいは こっちと目移りしてしまう

もちろん、医師としての自分の、いやこれで医師なのだろうか? 今どこかの現場、あるいは疫病が蔓延する地域に放り込まれた時、あるいはそこまでではなくて通常の日常診療に放り込まれた時、そんな時自分は医師として何らかの善を成し得るのだろうか? 既に医師 –> 内科医 –> 循環器内科医 –> インターベンション専門医 –> 経カテーテル的大動脈弁植え込み術・経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)・慢性完全閉塞・経橈骨動脈的冠動脈インターベンション専門医 としてどんどん分化し、専門バカになっている自分に汎用的な場面で何か医師としてできるものがあるのだろうか? いや翻って考えれば、そんな風に脱分化して行くことが、本当に正しいのだろうか?

そんなことを考えてしまう 何故そのようなことに至ったか? 数週間前、純粋関数型言語 Haskellに踏み込み、分からないながらもテストプログラムで練習繰り返していた自分がいました しかし、その後 Angularに目移りし、テスト練習プログラムを勉強し、Kindle本も何冊も途中まで読んでいた自分がいました

それが今朝 6:30AM 出勤途中、いつもPodCastで医学のこと、プログラミングのこと、素粒子のこと、相対性理論のこと、それらを耳学問で聞きながら歩いて 30 – 40分 その間それなりに勉強しながら出勤するのですが、AMP (Accelerated Mobile Pages)に心を動かされたのです でも新たな勉強が必要だし、ましてや自分にそんな能力あるのか否か? まったく自信がありません そもそも自分は何をしたいのだろうか? 一昨日も馬鹿なことしました

一昨日札幌から羽田に夜到着し、仕事の打ち合わせで大森蒲田の昭和の雰囲気が色濃く残る横丁の寿司屋さんに入りました カウンターのみ 6名しか入れない寿司屋さんです 若い大将は寿司に命を賭けている そんな雰囲気がありありです そこでおいしい寿司を食べ、日本酒を飲みました 隣にはご主人がスウェーデン出身、奥様は日本人の蒲田在住10数年のご夫婦が座っておられました その後何となく意気投合したのです。

スウェーデンと言えば三菱重工業に相当する世界的大企業 SAABで有名ですが、この歴史的な王国は独自の文化に色づいています

スウェーデン王国王宮の衛兵交代式

そうPCIの分野では SCAAR Registry
(Swedish Coronary Angiography and Angioplasty Registry)

が有名ですよね もうかれこれ10年ぐらい前(正確には2007/11/25 – /28)に自分でストックホルムの大学病院で治療した慢性完全閉塞患者さん二例がこの SCAR registryに登録されましたね

ストックホルムでの慢性完全閉塞治療
講義をしています
立派に手技していますね
十分に討論しながらの手技教育

さて、もう一つ有名なことはもちろんノーベル賞ですよね でも、それよりも僕にとっては心に残っているのが、有名な小説より起こしたシリーズ映画である「ドラゴン・タトゥーの女」シリーズなのです この映画の独特の「ああスウェーデンという国はこのようなところなんだな」と思わせる雰囲気あるいは文化、すごく印象深い映画です。そして偶然なことに今週ダラスからロスに乗り継ぎで帰国する途中の American Airlineでこの映画の四作目である「蜘蛛の巣を払う女」が、飛行機の中でやっていて運良くそれを見ることができました。すごく印象深い映画でしたよ。

さて、その蒲田の寿司屋さんで出会ったお二人ですが、ご主人は英語と(もちろん)スウェーデン語しか話せられないのですが、僕はついついこれらの映画について話しました。やはりスウェーデンの方にとってもこれらの映画シリーズは有名であり誇りでもあるようでした。でもまだ「蜘蛛の巣を払う女」は見られていませんでした。いやあどこでどんなつながりがあるかわからないですね。色々な知識を絶えず蓄えるのはとても重要ですよね。

そうそう何で駄目な自分か? それはすっかり意気投合してお酒をたくさん飲み、その帰りに iPhoneを紛失したことなのです でも、今日の午後戻ってくる予定です いんあ、世の中まんざらでもありませんね。

二泊三日のダラス

日曜日朝の羽田発ANA便でシカゴに飛び、2時間の transitの後、Dallas Fort Worth Airportに飛びました この巨大空港に来るのは10年以上ぶりだと思います 昔は ACCとか AHAとかの発表で良く訪れていたのですが・・・

今回は月曜日から一日半で会議があり、そのために訪れました 日曜日ホテルに到着したのは日曜日の 14:00頃でした 時差ぼけで眠くて眠くて 1時間ぐらい寝ました そして夕食は居酒屋/ラーメン屋さんを探しました そして行き着いたのは この wabi houseというものでした 広めの室内、そして歩道にまではみ出した部分にはお客さんで一杯で比較的若いアメリカ人ばかりで日本人らしい人は目に付きませんでした 辛味噌ラーメンはなかなかの味でした 本当にアメリカのラーメンは進化しています

wabi house
辛味噌ラーメン

まったく

まったく人の時間を何と思ってるのか

今朝、ある会合に品川まで出かけねばなりませんでした 自宅にハイヤーが迎えに来たのですが、8:30AMに迎え、と先方(多分ハイヤー会社)が土曜日朝の東京行き渋滞状況を鑑みて余裕をもってその時刻を指定してきたのです

会が開催されるのが、二時間後の10:30AMなので僕の経験上早すぎると思いました しかし、相手はプロですのでその時刻を尊重して朝準備していたのですが、8:15-20AMにピンポンです まさか と思ったのですがそのまさかです 運転手さんが表に立って待っておられたのです これって折角のプロの判断尊重しているのに信じられない行為ですよね

お蔭さまで準備が遮断され、リズムが崩されました

そして案の定品川に到着したのは 9:40AM頃です 会場には会社の人は誰一人いません 結局僕はここで20分以上時間を浪費したのです 残り少ない人生の中の20分 これは大きいですよね もう少しなんとかならないのでしょうかねえ