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ロシア (Russia) 外国訪問 (Foreign Visits)

そもそも辛いものがありますね

あっという間にロシアでの日々が過ぎ、過酷な現実に直面せざるを得なくなるのです 現実というのはしばしば暴力的であり、そこには理性も何もありません

さて、それはさておき、昨日はちゃんど TCT Russia 2016というロシアで最古の歴史を誇る学会できちんとお仕事してきました もっとも、先に書いたように、ライブは無し、であり、何だか気が抜けた感じでしたが。。。。

今回、TCT Russin事務局は僕のために何と、ボリショイ・バレーの観覧券を用意して下さいました 実際、このティケットは正規の価格でも 7,000ルーブル つまり現在の為替に合わせれば 15,000円ぐらいするティケットでした 座席は、4階バルコニー席であり、下を除けば舞台の真上であり、それはそれはすごい席でした その席の模様は写真で聴器にしましょう

当日の演目は、ロシアの人々には一番任期のある、「雷帝イワン」というものであり、ロシア王朝を発展させたイワン大帝が仲間の裏切りに怒り、本当の雷帝になる過程をバレーにしたものであり、ロシア人には一番人気のものでした 特にイワン役には超絶技巧のバレーが要求され、練度の高い聴衆の批判は想像を絶するものがあるのです この日は、非常に厳しい聴衆にも耐えられる素晴らしいバレーであり、カーテンコールは何回あったのでしょうか 10回くらいでしょうか とにかく聴衆一体となり、素晴らしい共同幻想論的興奮に包まれた瞬間でした

素晴らしいカーテンコール
素晴らしいカーテンコール
素晴らしいカーテンコール
素晴らしいカーテンコール

ところでボルシチの原料である野菜は、「赤かぶ」と日本では呼ばれていますが、実際にはそれは違うのです 実は日本である「カブ」の赤いものではなく、どちらかと言えば玉ねぎとか葉っぱの仲間であり、英語で BEETと呼ばれる野菜なのです その実物はこの可愛い民族衣装の女の子が持っている野菜なのです 日本ではあまり見られないですね

ボルシチ原料
ボルシチ原料
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サンクトペテルスブルグの色々

この街は現ロシア大統領出身地として有名であり、ピョートル大帝がかつてモスクワから首都を移した場所としても有名です 従って古い歴史と文化に彩られているのですが、第二次大戦の時に、ドイツ軍によりほぼ徹底的に破壊され、それこそ焼け野原となり、現在の美しい街並は、ほぼ全て再建・再現されたものなのです

街中には美しい建物や、建造物があります

青銅の騎士
青銅の騎士
綺麗ですね
綺麗ですね

さらには 先に紹介した 「麺屋 正宗」という正統派ラーメン店がありますね

麺屋 正宗
麺屋 正宗
味噌ラーメン
味噌ラーメン
正油ラーメン
正油ラーメン
塩ラーメン
塩ラーメン

これで麺屋 正宗の三種類のラーメンを少しずつ食べたことになります 完食したかったのですが、カロリーなど考え、半分程度で我慢しました

そしてこの街で忘れてならない食べ物が、ビーフ・ストロガノフですよね 何とストロガノフ宮殿というのが現存し、そこにストロガノフ伯爵が編み出したレシピをそのまま伝えているレストランがあるのです

皇帝レストラン
皇帝レストラン
皇帝レストランの中
皇帝レストランの中
本来のレシピのビーフ・ストロガノフ
本来のレシピのビーフ・ストロガノフ
おいしくて完食
おいしくて完食
さっぱりした透明魚スープ
さっぱりした透明魚スープ
ビートからつくられるボルシチ・スープ
ビートからつくられるボルシチ・スープ
現在一般的なシチュー様 ビーフ・ストロガノフ
現在一般的なシチュー様 ビーフ・ストロガノフ
有名にピロシキ
有名なピロシキ
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ライブデモンストレーション ロシア (Russia) 冠動脈インターベンション (PCI) 外国訪問 (Foreign Visits) 慢性完全閉塞 (CTO) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

やっぱりサンクトは美しい

月曜日(5月30日)に成田発モスクワ行きのJAL直行便で飛び立ちました これが2年ぶりのロシア訪問です 前回は 2014年6月18日のことでした この時のことは、ブログに書いてあるように、2002年から毎年のように訪問してきた バクレフ心臓病センターからのライブ担当として訪れた時です

その後、このロシア最大の循環器専門病院からPCIのライブを飛ばすことは、諸般の事情で禁止され、昨年はこの学会(TCT Russia)において、ライブが同病院からは行われず、今年もそれが踏襲されているそうです 従って今回僕はモスクワからのライブは無し、ということになります

それもあり、今回二度目となるサンクトペテルブルクを訪問することにしました 僕は正直この街が、世界中で一番美しい、と思っています モスクワ空港から、飛行機を国内線に乗り換え、サンクトに到着したのは20:00前となっていました しかし、サンクトは白夜であり、この時期 夜といっても日が落ちるのは 22:00頃であり、また日が登るのは 2:00AMぐらいなのです 今回、サンクトには2泊したのですが、その間に何と 3回も「麺屋 正宗」に行きました

麺屋 正宗
麺屋 正宗

ここは日本人が三名、そしてロシア人の人々と一緒に運営しているラーメン屋さんです とにかく、ものすごくうまい 結局、「味噌」、「塩」そして「醤油」その全てを食べてしまいました 本当にうまい 日本でもなかなかこんなうまいラーメンは食べることができません

麺屋 正宗の塩ラーメン
麺屋 正宗の塩ラーメン

まだラーメンはロシアの方々にはあまり馴染みが無く、なかなか店の運営は大変なようです あの有名なエルミタージュ美術館からも徒歩で10分以内の場所にあります

そもそ今回サンクトを訪問したのは、ロシア第二の循環器専門病院である国立のAlmazov(アルマゾフ)病院をCTOのワークショップを開催するために訪問したからです この病院は、年間PCIが 2,000例ぐらい、TAVIに関しては、1年余り前から開始となり、これまでに 81例を行ったそうです その全てが CoreValveだそうです 残念ながら手術死亡は 5例とのことです (1: 左室穿孔、2: 重症不整脈、 1: 穿刺部出血、 1: 左心不全)

Dmitry先生
Dmitry先生

ここのチーフの先生は Dmitry先生であり、たくそんの症例を治療されています

Almazov病院
Almazov病院
Almazov病院
Almazov病院

Dmitry先生が言われるには、ロシアで医療従事者側から見て一番の問題は、政府の締め付けが厳しくなってきていることのようです 例えば、この日は 7:30AMにホテルを出発し、病院には要請の 8:30AMよりも前、 8:10AM頃に到着しました しかし、カテ室周辺には誰も職員がおらず、ようやく症例検討を始めることができたのは 9:00AM頃でしょうか そして、どの症例を一例目にするか決めてから、実際に患者さんをカテ室搬入できたのは 10:00AM頃なのです

どうしてこんなに時間がかかるのか? と言えば、症例が決定されてから、実際にとりかかれるまでには院内の各所からサイン付きの書類を取得せねばならず、それには 1時間はかかるのだということでした

余裕のCTO
余裕のCTO

さて一例目は、LAD近位部の急性冠症候群で来られた女性であり、右冠動脈はCTOでした LADに対しては1週間前に薬剤溶出性ステントが入れられOKでしたので、今回は右冠動脈のCTOでした これに対して両側 6Fr TRIで入りました 当初の予想では順行性にクロスできるだろうと考えた 30mm程度の長さのCTOでしたが、順行性にはワイヤーは解離腔に入りにっちもさっちも行かなくなりました ちなみにワイヤーは現地調達でしたが、Sion, Gaia-1st, Gaia-2nd, M3, Con-Proあたりが自由に使え、Corsairもありました 順行性に 20分ぐらい頑張ってから、左冠動脈からの逆行性に移行しました この病院では逆行性の経験はほとんど無い、とのことでした Sionを用いて中隔枝より入り、最後は順行性に移行して、RG-3 (どうせ無いのですが)も使わずに綺麗に仕上げました

この症例は 10:30AMスタートで終了が 12:15くらいでした そして、次は左回旋枝の起始部からの長い、しかも二箇所に渡るCTOでした 皆は軽く順行性で行ける、と考えていたようですが、とてもではないですが、無理です LADも diffuseに狭く、左主幹部も怪しいのです 非常に危険度の高い症例でした

これに対しては頑張って、対角枝経由で心外膜を通過して左回旋枝に入りました 非常に難しかったのですがやりました そして、M3により左主幹部まで到達し、大動脈に抜けたのです しかし、何かおかしい そのように僕の心が語るのです それは、どうも逆行性が解離腔を通過して左主幹部、そして大動脈に抜けているように思うのです ここで非常に悩みました 通常であればIVUSを用いて見ると思うのですが、IVUSを左主幹部に挿入すること自体危険を伴う状況です ましてや無闇に Reverse CARTを行うのは危険です そこで、この状況を説明して引き下がることに決めました これは立派な教育です

カンファランス室には合計で 30名ぐらいのインタベ医師が集まって見ていたのです 結局終了は 15:00ぐらい それから遅い昼食をとり、30分ぐらいの講演を行って終了しました

とても有意義なワークショップだったと思います そうそうこの病院にはロシア現大統領プーチンさんが既に4回くらい訪れているそうです ですから、国からの資金援助は随分と豊富だということでした

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文化の厚み

モスクワより帰国して数日が経過しました

そして、改めてロシアという国が持つ文化の厚みを感じています アメリカとは異なる文化の厚みです それはヨーロッパに近いものでしょうか

学会のGala Dinnerで振る舞われた弦楽アンサンブルによる演奏のレベルの高さ、それには驚きでしたし、そのようなものがプーシキン博物館という建物の中で行われる、その事実にも驚かされました

今までの 9回の訪問では、そのような印象を持ったのは、ボリショイ劇場でバレーを見た時、そしてサンクトペテルブルグのエルミタージュ劇場でバレーを見た時以来でした

これまでモスクワという街に対して抱いて

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久しぶりのモスクワでのライブ

モスクワに到着すれば必ず寄る場所があります 12年前から定点観測地点のように、必ず寄り、そこで同じメニューを頼むのです

それはカフェ・プーシキンです この店は帝政ロシア時代の19世紀に建てられた建物を利用してプーシキン生誕200年である 1999年に開かれた高級レストランです

その内装は、19世紀の薬局や図書室をそのまま活かしたものであり、重厚です また店員も格式高く、右手を使用しない時には、左手を腰の後ろに回し、立ってお客さんの注文を待ち、そして歩き、そして右手で給仕するのです しかも 24時間営業であり、どんなに遅くに飛行機がモスクワ空港に到着しても開いています

お店の中ではクラシック音楽の生演奏 (弦楽四重奏や、ハープあるいはフルートなど)が頻繁に行われます

この店は典型的なロシア料理であり、僕が何時も注文するのは「ビーフ・ストロガノフ」です 2002年来店以来必ず注文し、その変わらない美味しい味を堪能します

Beef_Storganov Cafe_Pushikin01 Cafe_Pushikin02 Cafe_Pushikin03

このカフェ・プーシキンで、変わらないモスクワと激しく変貌するモスクワを肌で知ることができます

さて、昨日は11:40amより会場であり、宿泊しているルネッサンス・ホテル2階の main hallでlectureが予定されていました 会場に予定時刻の20分前には到着し、発表を待っていたのですが、前の演者が講演しようとした段階で突然停電したのです 2階のフロア全体が停電しました それ以外の他のホテル・フロアや街中は何ともありません 恐らく展示などのブースもたくさんあり、想定上の電力使用となり、2階フロアのヒューズが遮断されたのでしょう

何れにしても復旧には時間がかかりそうであったので、座長の Gregg Stone先生に申し出ました 「次の演者となっているが病院にこれから行かねばならないので、講演はキャンセルしたい」

そして、途中昼食を摂りながら四年ぶりのバクレフ心臓病センターに出かけました この巨大な病院建物は12年前から変わらない姿であり、周辺も4年前から変化はありませんでした

しかし、大きな変化がありました それはマシンが最新型のフィリップスになっていたことで 未だ日本国内にもそれ程多くはインストールされていないマシンです とても快適にPCIを行うことができました しかも、2002年より僕の助手を勤めて下さっていた Anton先生がまた助手をして下さいました 彼はとても優秀で、僕のやりたいことを良く理解してくれます 彼は今このバクレフ心臓病センターからモスクワ市内の別の病院に出てそこで働いておられるそうですが、Alekyan先生の信任が厚く、ライブのような重要な場面では駆りだされます

PCI01 PCI02 With_Anton

 

患者さんは 60歳ぐらいの方ですが、とても重症でした 左冠動脈前下行枝近位部からの慢性完全閉塞、左冠動脈回旋枝も慢性完全閉塞でした 右冠動脈近位部に他の病院でステントが植え込まれています 心機能も低下していた症例です これに対して右冠動脈よりアプローチし、中隔枝ルートは非常に大変でしたが何とか通過したものの、慢性完全閉塞部分が非常に硬く大変でした

最終的には左冠動脈前下行枝近位部で reverse CARTO techniqueを用い最後は薬剤溶出性ステントを3個植え込み終了しました 素晴らしい出来上がりで会場は歓喜の渦に包まれていることが音声でも分かりました 座長とモデレーターの先生方 Gregg Stone, Gary Mintz先生などが手技の解説を懇切丁寧に聴衆にされ、僕にも適切な質問を投げかけてきました とても教育的なライブ手技でした

本日はクレムリンなどに行き、それから夜行の便で帰国します

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4年ぶりのモスクワ

2002年に初めてMoscowを訪れて以来、これで丁度 10回目のモスクワ訪問です しかし、最後に訪れたのは 2010年6月でしたので、どれだけこの国が変化しているのか? それを知りたいと思いました

丁度 1991年に中国・北京を訪問してから、何十回も訪問する中で中国がめざましく変化していく様を体験できた、そのような体験をできると期待していました そうですねインドでも同様の体験をしています

何が変化したか? 卑近な例から言えば

  1. アエロフロートの飛行機・機内サービスが格段に良くなった 場合によってはJALよりもいいのではないかな? 飛行機だって、ツボレフではなくって、Boeing 777-300だったり、Airbusの最新型です
  2. モスクワの空港が格段に綺麗になり対応も良くなった
  3. 走っている自動車が日本車を含めた外国車ばかりになった
  4. 英語で会話をできる人々が格段に増えた
  5. とてもモダンな高層ビルが増えた

ということでしょうか さらに言えばこの10回目に参加している学会も、何と宿泊しているルネッサンス・ホテルで開催されているのも驚きですね これまでは、あの共産主義時代を彷彿するバカロフ心臓病センターの建物の中の講堂で行われていました

そうそう、ライブの映像を見ていたらば、マシンがGEや、シーメンスそしてフィリップスになっているのも驚きです これまでは見たこともないロシア製のマシンだったのです うーん驚き

昨日もお仕事しましたが、本日もこれから講演、そしてその後病院に移動して、ライブをします 病院の中がどのように変化しているか それも楽しみですね