なかなかのPCIでした

6/26金曜日の夜は、下関医師会での講演を行いました 講演会が終了したのは 8:20PMぐらいであり、急いで JR下関駅に移動し、そこから電車で二駅の小倉駅に移動しました

そして、小倉駅から新幹線で新大阪駅に到着したのは 11:00PM過ぎとなっていました この金曜日には新大阪駅の中にある REMというホテルで一泊したのです

27日土曜日には岐阜県の可児市にある東可児病院でライブデモンストレーションが開催されました この東可児ライブデモンストレーションももう数回の歴史があり、年々参加者が増えてきています

新大阪から新幹線で名古屋駅に移動し、そこで名鉄線に乗り換え、犬山駅に、ここは既に愛知県から岐阜県になっているのです 犬山駅からさらに名鉄線を乗り換え終点の東可児駅に移動しました この時点で11:00AMぐらいだったのです

午後の13:00からの術者になっていましたので、東可児駅と東可児病院の中間当たりに位置する有名な鰻屋さん「康生」に行き、吉町くん、舛谷くん、松陰くんと共に美味しい鰻重を早めに食べました

そして僕に割り当てられた症例は左冠動脈前下行枝の入口部からの慢性完全閉塞であり、シネを見ると「これは難しい、成功確率 50%か」というような症例でした

両側橈骨動脈7Frで入りましたが、7Frのガイディング・カテーテルに十分な在庫が無く、不本意なガイディング・カテーテルで開始せざるを得ませんでした

右冠動脈は非常に蛇行し、mid portionに既に薬剤溶出性ステントが植え込まれていましたが、入口部から近位部にかけても 50%程度の病変があり、逆行性アプローチを行う場合には、この病変が問題となることは明らかでした このため、まず右冠動脈近位部にステントを植え込み、不確実性を排除する方針で臨みましたが、前に植えこまれたステントが邪魔をするのとガイディング・カテーテルの形状が良くなく、右冠動脈近位部をステントで治療するのに 30分ぐらいかかってしまいました 僕の助手は愛媛県の済生会西条病院の金子くんが務めてくれました 彼に助手をして頂くのは、これまで各地のライブデモンストレーションで既に行って頂き、今回が三回目でした 気心知れた感じでとてもヤりやすく手技をすることができました

右冠動脈近位部をようやく処理し、それからCorsair + Sion-Blueを用いて中隔枝を狙い、Sionに変更して、ガイドワイヤーを中隔枝から左冠動脈前下行枝遠位に持ち込むことに成功しました Corsairは相変わらず中隔枝を通過できず、Finecross-GTに交換し、中隔枝を超えることができました そこでワイヤーを左冠動脈前下行枝近位に向け、それからワイヤーを Ultimateに変更し慢性完全閉塞を逆行性に狙いましたが、ワイヤーは近位部の枝に入るのみで慢性完全閉塞部分には全く進みませんでした そこで、Gaia-Thirdに交換したところ、近位部に進みそのまま左冠動脈前下行枝近位部から左主幹部にかけて subintimal spaceに進んで行きました

ここで順行性ワイヤリングを開始し、色々なワイヤーを用い最終的に Conquest-Pro9により一瞬の隙をついてワイヤーを左冠動脈前下行枝近位部の subintimal spaceに持ち込むことができたのです ここで 3.0mm balloonにより Reverse CARTを行いついに RG-3により Externalizationに成功しました

この後出来の悪いガイディング・カテーテルのせいで(いやいや自分のテクの下手のためですよ)、一旦システムがバラけてしまいましたが、立て直し、結局 3.0 x 28mm, 3.5 x 2mmの薬剤溶出性ステントを左主幹部入口部から植え込み、KBTを行って良い結果となりました

とてもむずかしい慢性完全閉塞でしたが、何とか成功することが出来、とても嬉しく思いました また、この症例をやりながらも自分の技術が進化しつつあることを実感できたこと、それが一番嬉しかったのです

手技を終え、再び東可児駅より名鉄電車に乗り、名古屋駅から新幹線で新横浜駅に到着したのは 6:30PMでした