Distal Radial Approach (DRA) vs Conventional Radial Approach (CRA)

さて、そろそろこの秘密のテクニックについて公表する時が来ました 何れにしてもライブでは皆の眼に触れることになるのでこれ以上秘密にしていても仕方ありません

DRAに関しては最近僕が推進している三文字略語ですが、未だ主流とはなっていません しかし、臨床試験を企画していますのでそれで主流となるでしょう dTRAとかも使われていますし、PPA (Princeps Pollicis Artery) Approachとか、も使われています これに対して通常の橈骨動脈アプローチについては、区別するために、僕は三文字略語として Conventionalを用いたいと思っています

さて、何故今 DRAが注目されるのでしょうか? 未だに経大腿動脈的冠動脈インターベンション (TFI: Trans Femoral Intervention)にこだわっている頭の固い先生方はここでは相手にはしませんが、経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI: Trans Radial Intervention)の優れた点は世界中で明らかになっています しかし、その最大の欠点は術後の橈骨動脈閉塞 (RAO: Radial Artery Occlusion)です これはTRIが生まれた時から悩ましき問題として注目されていました 既に論文にもなっている僕が仕掛けた大規模医師主導型臨床試験である RAP and BEAT trialでもこの点が Primary Endpointとされました

さて、DRAにおいては穿刺部位が何しろ CRAよりも末梢であるため、原理的にRAOが起こる可能性は低いと考えられます しかし、問題は何しろ新しい方法なのでデータがありません 想像のみで医療はできません そこで、僕はこの問題を解決するために無作為臨床試験を規格しているのです これに参加して頂ける施設と医師を求めています もちろん医師主導型臨床試験ですので、基本的にはボランティアとしての参加です 真実を知りたい、という知的意欲の下で参加して頂きたいのです

徐々にその全貌を明らかにしていきたいと思います 例によって、症例登録は Webで行います お金が無いとか色々ありますので、例によって僕が自分の知識を駆使して、html5 + css3 + Javascript + jQuery + Ajax + SQL + PHPでその全てのプログラムを書きます というよりも、既に成功裏に終了した RAP and BEAT試験のプログラムを改変するのです これが、僕が次に考えている大きな仕事です

ライブ前というのに

英文論文の投稿は色々と困難なことも多いのです そもそも英語が余程達者でないと、英語で論文書くのは辛いですね でもこれは今までの経験で 英語は日本語よりも論理的記述能力に優れているので、英語の問題というよりも、その人の論理的思考能力に問題があることがほとんどです

僕もそれほどたくさんの論文を英語で投稿してきた訳ではありませんが、自らゼロから書き上げた英文論文もそれなりに 20ぐらいはあります それ以外にも色々な臨床試験のPIとして既に書き上がっている論文というのも同じ数はあります

あれ何の話だっけ そうそう 英文論文投稿で一番難しいのは、これは僕だけが感じるのかも知れませんが、多くは正義が存在するのですが、希に正義が存在しないことがあるのです 何かと言えば、投稿された論文をeditorが抱え込んで査読にわざと回さない これは何回も経験しました

こういう時には困ります 何しろ他の雑誌に転載投稿も倫理的にできませんので、そのまま訳も分からず空中停止となるのです 結果的に論文発表はものすごく遅れ、その間に同じような内容の他の論文が掲載されてしまう そのようなことが実際にあります

これを避けるために一番簡単なのは、誰かその世界の著名な研究者に second nameになってもらうことです もしもその論文が suspendされた場合には、その著明研究者から editorにクレームあるいは問い合わせをしてもらえば、解決です

でもこれっていかにも嫌ですよね そんなことしてまで論文なんか出したくないっ

まあそんな色々な困難を乗り越えて論文が出版された時にはそれだからこそ喜びもひとしおです 何でこんな話しているか? と言えば、苦節 2年間の末、ようやく僕がゼロから書き上げた論文が出版されたのです もちろん部下のデータまとめ協力が無ければ不可能でした そもそもこの歳で自らPCIの手技に関する論文を書くなんで普通では考えられませんよね 自分でもこれがそのようなテクニックに関するものはこれが最後だろう と思っています

タイトルは Modified Jailed Balloon Technique for Bifurcation Lesions というものです 僕としてはこのテクニックは世界を救うテクニックだと思っています 随分といわれなき批判をされてきましたが、論文化されたので、もうこちらの勝ちですね

ライブ前というのに

昨日木曜日(12/07)は朝 7:30AMに自宅を出発歩いて10数分かけて湘南モノレール「湘南深沢駅」まで行き、そこからモノレールで大船駅へ

そして、湘南新宿ラインで新宿駅まで向かいました ここでは幸いグリーン車に座ることができたのでラッキーでした

新宿駅で長い連絡道を通り、山手線に乗り、隣の「大久保駅」下車、この時点で 9:05AMぐらいでした そこから「大久保通り」を一路歩き 20数分すると「国立国際医療研究センター病院」に到着しました

国立国際医療研究センター

入り口近くの病院内 Tullys’がありそこで温かいコーヒーを購入し、研究棟5階にある講堂まで行きましたところ、受付がありそこで Harmonization By Doing (HBD) Think Tank East 2017が開催されていました この活動の最初から関わっている関係で僕も Facultyとして呼んで頂いたのです 昨日の参会者は何と合計 164名であり、日本のみならず米国、ヨーロッパ、シンガポールなどからも参加され、職種としては企業の方々、医師、大学関係者、治験関係者、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (PMDA)、厚生労働省、アメリカFDA (Food and Drug Administration)など多岐に渡りました

HBD EAST THINK TANK 2017

会は、9:30AMの Openingから開始され、主に4つのセッションに別れ短い講演と、皆での討議 (Round Table Discussion)が行われました 基本的に英語ですが、昨日は優秀な同時通訳も準備され日本語でも自由に話すことができました 僕は昨日は日和って基本的に日本語で話をしました

会議は白熱し、僕が closing remarkを喋って終了したのは 18:00頃となっていました そこからまた歩いて「大久保駅」へ、そして新宿駅で湘南新宿ラインのグリーン車を狙ったのですが帰宅客でいっぱい、結局ずっと立ちん坊状態で大船駅に、そしてモノレールを経由して帰宅したのは既に 20:00でした 疲れました

ところで何をそんなに討議しかたって? もちろんメイン・テーマは「早く患者さんにより良い医療機器を安全に有効に届けるために、臨床試験(治験)のやり方をもっと改善していこう」というものです これには血の出るような努力が必要なのです もう既にこの活動を 15年間してきたのです 本当に疲れますね