まだまだ分からないことだらけ

今朝実は北京経由で西安に入ります それで早朝ですが、突然 node.jsをインストールしようと思いました こんなものとうの昔にインストールしてあった筈ですが、さっきひょんなことで homebrewをアンインストーるして、再びインストールしたのです。そんな訳で homebrewでインストールしてあった node.jsも消えてしまったのです。

「うん? どうやれば node.jsインストールできるんだっけ?」

そこで google博士に聞いて見ました ここにヒットし、とても最近の uploadなのでこれが最高!と思いましたね、そして指示に従いインストールしたのです キモは最後の最新の node.jsをインストールするというこのコマンドです

$nodebrew install-binary latest

ところが、これがエラーが出てどうしてもインストールできないのです。sudoにより権限昇格しても駄目なのです!! 結構こんな時の僕の気分は深海の如く deep blueとなりますね。

それでもやはり朝でした 未だ元気な僕でした ふと思ったのです 何でこんなコマンド入れるのかな? もっと素直に

$brew install node

で良いのでは?

そこでやったところ一発で node.jsがインストールされ、今現在僕のターミナルでは

$node -v
v12.0.0

という具合に最新 node.jsが戻ってきます やったね!!!

技術伝承の困難

先日鎌倉では久しぶりに慢性完全閉塞に対するPCIをしました もちろんご紹介の患者さんであり、他院で前回トライされましたが不成功に終わった比較的若い、長い閉塞長を有する右冠動脈の慢性完全閉塞患者さんでした

一見すると順行性アプローチでも容易そうであり、事実CT冠動脈造影でも前を遮るような石灰化と認められず「どうしてこれがうまく行かないのかな?」と思える程でした

そんな訳で”念の為”両側アプローチで、しかも 6Fr guide cathtersで入りました 穿刺部位はもちろん両側遠位橈骨動脈です。

まずは順行性からXTAで開始したのですが、これが進まない そこでUB3に変更し、Gaia-Next1に変更した時点で前回形成された解離腔にワイヤーが進むのみで順行性は断念したのです。そして左冠動脈より心尖部ルート、これが内径は1.5mm以上あるのですが、蛇行が著しく、しかも良くあることですが、蛇行ヘアピンカーブ頂点には直線的に枝が分離しているのです。Caravel + Fielder-FCで入りましたが、ワイヤーはやはり頂点から分岐する直線的枝に入るのみであり、また心拍動に呼応して蛇行のカーブが変動するため全くワイヤーコントロールできないのです。それでも頑張り、結局XTRを心拍動に同期させて操作することによりこの難局を乗り越え、Caravelを右冠動脈の末梢に持ち込むことに成功しました。ところが、右冠動脈の遠位閉塞は#4AV/#4PD分岐部直前であり、ワイヤーを右冠動脈近位に向けようとしても冠動脈血流に乗り、ワイヤーは末梢側にとられるのみなのです。

何とかタイミングをとり、Caravel先端を#4PD – #3と90度以上の曲がりを超えさせ、そしてGaia Next1を近位に向けて進めました。しかし、ここで慢性完全閉塞部位がとても硬いことに気が付きました。線維性組織により閉塞していてワイヤーがその繊維の絡みによりトラップされている、そんな印象です。

ここは我慢の子で、じっと頑張り徐々にそれこそ「コンマ4mm」の速度で進め、ようやく閉塞部位を抜けましたが、先端は薄皮一枚で解離腔に向かっていくのです。しかし、ワイヤーをこの時点でコントロールすることは不可能と思われ、頑張って進めました。途中まで進めたところで、順行性に 4.0mm balloonを挿入し、そこでアンカーかけ、これにより逆行性Caravelを引き込もうとしたのですが、なんとアンカーが全く効いていない!!!!!!!

結局システム抜去となりました。この時点で90分経過していて、気力も萎えかかったのですが、部下が「もう一度試しましょう」と呼びかけたため、今度は順行性ガイディング・カテーテルを7Frに up sizingして再開しました。そして、今度は通過困難であった心尖部蛇行をやはりXTR/SUOH03を用い、さらにマイクロをCorsair-Pro XSを用いて前回よりも数手間少なく通過させることができたのです。しかし、ここで面白い現象に気づきました。Corsairだと決して分岐部を超えて#3方向にワイヤーを向けることができないのです。しかし、Caravelに変更することによりこれが可能だったのです。これは「出来る/出来ない」あるいは”+/-“あるいは「白/黒」の如く明白な観察事実でした。これには正直驚きました。その驚きの源は
「僕にも未だ慢性完全閉塞に関して学ぶ部分があるのだ」
というものでした。

そして、それと共に「やはり技術の伝達は難しい」「なぜならば自分自身が未だ完璧ではないから」というものです

しかし、その一方で気づきました「技術伝達する立場の人は完璧である必要は無い」かも知れない そのようにも思いました。「技術伝達する立場のひとも、それを受ける人も 互いに技術を高めるようにすればよい」そんなのが今朝の結論です。