驚き

本日はこの韓国・光州・国立全南大学病院でのライブデモンストレーションと講演の後、金浦・インチョン・上海経由でモスクワに移動します

今回も翻魚(ホンオ)を食しました。ホンオはいわずと知れたエイを発酵させたものです。エイはエイでも、朝鮮半島突端にある木浦(モッポ)の沖にある黒山島沖合で獲れるエイなのです。豊臣秀吉が朝鮮半島に侵略した時に、木浦にいた百済の王様達がそのエイをキムチ窯に入れて小舟に載せ、そのまま川を遡って光州まで逃げてきたのです その時に、エイが自然発酵したのがホンオの始まり、という伝説があります

発酵といっても、通常の発酵ではなく、アンモニア発酵なので、ほとんどの人が食べることはできません

しかし、その僕の好物のホンオを食べながら、驚きでした 何と何と それは4年前に遡りますが、僕が札幌でも月に数日間過ごすようになって暫くして、「あれっ、北海道の人はエイを食べるんだー、珍しいな」と気が付いたのです

エイを醤油味で煮つけ、食べるのですが、これがおいしいのです 酒の肴にも良いのです おまけにコラーゲンたっぷりでその軟骨から何から全て食べれるのです

ところが、このエイを北海道では「カスベ」と称し、その名前で売っているのです いやもちろんこれはエイです ホンオになり得るエイそのものなのです

驚き、というのは、何と北海道の人々は子供の時からカスベをたくさん好んで食べているにもかかわらず、それがエイだということを知らないのです この事実に驚愕しました

何と「カスベ」という普通の格好をした魚が世の中に存在する、そのように思って育ってきたらしいのです もともと北海道には「魚屋さん」という店舗形態が存在しません 従って、一般の人々がまるのままの魚を目にすることはほとんど無く、魚といえば、切り身か干物なのです だからこんな誤解が発生するのでしょう

北海道には新鮮な魚介類がある、という北海道以外の人々が抱いている「常識」は実は幻想なのです それがこの4年間に学んだことの一つです

投稿者: (KAMAKURA & SAPPORO)Dr_Radialist

Expert Interventional Cardiologist and Amateur Computer Programmer

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