本日のライブ

極寒のサンパウロ 毎日凍えそうに過ごしています 何しろ 50年来で初めての寒さ、ということですので、街全体が寒さに対して何の対策も無いのです ホテルの部屋も寒く、暖房がありません レストランに行っても寒く暖房がありません 唯一暖をとれるのが、防弾車の中です 防弾ガラスと防弾ドアで保護された HONDAアコードの中は思い切り暖房をかけて暖かいのです
そんな寒さの中 今朝は 2:00AMに時差ボケで覚醒 フラフラになりながらもその後まったく睡眠できず 仕方ないので 朝までだらだら時間を過ごしていました
6:00AMにホテルを出発し 今回のライブを飛ばす BENEFICENCIA PORTUGUESA DE SAO PAULO (ポルトガル慈善サンパウロ病院)という多分 済生会病院のような感じの病院に行きました この病院にはかつてあの Dr. ARIEが1997年までおられ、ブラジルの心カテを立ち上げられ、その後PCIも始められ数多くのブラジルの医師を教えられた有名な病院です
サンパウロには、もう一つ有名な病院があり それが言わずと知れた DANTE PAZANNEESSE (ダンチ・パツァネーゼ病院)です ここはサンパウロ市立病院ですが、数多くの薬剤溶出性ステントの First-in-Man試験で有名な病院ですね あの CYPHERが初めて植え込まれたのもこの病院であり、そこを率いているのが SAUSA先生と Abizaid先生です 今回は何時も訪れているこのダンチは行きませんでした
ポルトガル慈善病院はサンパウロ最大の超巨大病院であり、昨年改築をしてすっかり綺麗になっていました 実は昨年もここからライブを飛ばしたのです カテ室は何室でしょうか? 多分7部屋ぐらいありそうです 全て Philipsのフラットパネルでした 症例数もサンパウロ断トツの症例数だそうです
6:30AMに病院に到着し、症例のシネを見せて頂きました 症例は 74歳男性であり 左冠動脈前下行枝近位部の慢性完全閉塞、既に左冠動脈回旋枝と右冠動脈にはステントが一年前に入っており、今年の三月にこの慢性完全閉塞に対してトライされましたが不成功でした 中隔枝からの副血行は無く、右室枝から非常に蛇行した心外膜枝を通じて左冠動脈前下行枝心尖部につながり、また#4PD末梢から蛇行した心外膜枝を通じて対角枝に副血行が行っていました
8:30AMからのライブ放映開始に備えて 8:00AMから開始しました 両側大腿動脈より 7Fr sheathsを挿入し、開始しました 到底順行性は不可能に見えましたので、最初から逆行性に開始 ものすごく大変でしたが Corsai + Sion-Blue -> Fielder-FC -> XTRを用いて蛇行屈曲した対角枝への副血行をクロスしました そして、Miracle 3により左冠動脈前下行枝近位部にクロスし、うまいこと順行性ガイドカテの中に入れることができました
ここからが大変でした 順行性ガイドカテの中でアンカーをかけても Corsairが全く通過しません Finecrossに交換してもダメです このため順行性にこのガイドワイヤーを目印に何とかガイドワイヤーをクロスし、ようやく 1.25mm balloonで拡張しましたしかし左冠動脈前下行枝が良く映ってこないのです 仕方なく対角枝向きに 2.5mm balloonで拡張し、ようやく左冠動脈前下行枝が順行性に出てきました しかし、対角枝分岐直後に再び慢性完全閉塞に近い病変があったのです そこも苦労してクロスしたのですが、今度はバルーンが通過できません ようやく5Fr 子カテを用いてクロスに成功し、DES 2.75mm, 2.5mmを植え込んで成功裏に終了しました
合計時間2.5時間の奮闘でした 本当に病変が固く、本当は IVUSとか Rotablator使いたかったのですが、それらは隣の部屋にあり、次のライブのために動かせなかったのです 辛かったです

投稿者: (KAMAKURA & SAPPORO)Dr_Radialist

Expert Interventional Cardiologist and Amateur Computer Programmer

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