僕が近位橈骨動脈アプローチを開始したのは、1995年10月のことですが、自身で遠位橈骨動脈アプローチを始めてからかれこれ4年ぐらいになります。
1995年といえば、未だ超音波診断機器も今とは比較にならないくらい古めかしいものであり、とても橈骨動脈の穿刺には使い物にならず、橈骨動脈穿刺は指先の触診で行われていました。
そして僕が遠位橈骨動脈アプローチを開始した時も、穿刺にあたっては指先の感覚、触診で行ってきたのです。しかしながらこの25年間で超音波機器はとても進化すると共に、医療事故軽減のため、エコーガイド下での血管穿刺法というのが発展してきました。この項 続きます・・・・