病に伏して

どうも自分が病気にある気がします 身体的に病気、というよりも、もっと深刻な心のあるいは人生の病気です

これまで自分の生き方を振り返れば、何事にも自信を持って、いや、正しい言い方をすれば、何も振り返らずに、自分のやりたい事をやってきました そして、それだけでなく、そのように自分がやりたい事を行えば、結果は必ずついてきて、しかもその結果というのは、50%以上の確率で、自分がなって欲しい、と思う結果がついてきたのです

ところが、今どうでしょう、必ずしも結果は、自分が「そのようになって欲しい」と思うようなことになる確率は 50%を切り、多くの場合、深刻なダメージを僕に与えるようになってきたのです

さらに言わせてもらえば、もっと深刻で、それまで自分がそのような良い結果を導けるものだ、と思っていたにもかかわらず、自分の現在の能力では、そのような結果を導くことができない、そのような事実に気づかわせられるような事態になっていることもあるのです。

これはとても深刻な事態です。これまで僕の生き方は、とにかく一言で言えば、「いけいけドンドン」であり、自分の能力に対して絶対の自信を持ってきたから成り立っていたのです。

しかるに、今僕が直面しているのは、「自分は大したことが無いのではないか?」という、自己の能力にたいする底知れない不信感なのです。正直、「自分ごときの人間は世の中にあまた存在する。否、その人達の方が優れている。従って、自分が行きていく価値は無い」ということを考えてしまうのです。

そんなこんな色々な思いをこめて、成田出発してから 24時間以上かけて、日本の反対側 赤道直下の国、エクアドルに入りました

日曜日の夜、成田を出発し、エクアドルのGuayaquil (グアヤキル)空港に到着し、ホテルに入ったのは月曜日 1/19 5:00AMでした 最初の予定では、この日は夕方までホテルで休み、20:00頃より、エクアドルの経皮的冠動脈インターベンションの先生方と夕食をとりなが、僕の講演だったのです

しかし、そんな甘い予定など信じるほどには僕も甘くありません どうせ、そんな予定はすぐに現地で潰されるのだろう、そのように思っていましたが、案の定、その予定は瓦礫の如く崩壊しました

実際の予定は、到着後部屋で少し休み、昼には昼食をとり、すぐに経皮的冠動脈インターベンションに入る、というものでした

このため、13:00には病院に向かったのです 病院に着くなり、そのまま症例検討会が始まり、自分としては「何が何だか分からないままに、慢性完全閉塞の経皮的冠動脈インターベンションに押しやられたのです。

症例は、右冠動脈の慢性完全閉塞でしたが、この症例に対しては、右冠動脈からの逆行性アプローチにより大成功、

そして、もう時間が無く、夜のディナー講演会に入り、これまでの慢性完全閉塞失敗例のシネを供覧し、議論しました。

そして、いよいよこれまでの敬意をブログに uploadしました

投稿者: (KAMAKURA & SAPPORO)Dr_Radialist

Expert Interventional Cardiologist and Amateur Computer Programmer

「病に伏して」への3件のフィードバック

  1. お疲れ様です。お疲れが取れないようでしたら、また鹿児島においでください。いつでもお待ちしています。

  2. 齋藤先生、3年前に中国に赴任する主人がPCIをして頂いた者です。先生に診て頂いたから、仕事を続けていられるのだと感謝する気持ちが消える事はないです。それ以来先生のブログを拝見していました。いけいけで、能力があって、ピュアで誠実でおにぎりが上手で、正義感があって。凄いなーとの思いでした。最近睡眠時間が取れていないので大丈夫なのだろうかと心配していました。本日のブログをみて勇気を振り絞ってメールしました。心も身体もゆっくりゆっくり休めて欲しいです。疲れすぎているのだと思います。先生の心の声が聞けて良かったです。皆さんが助けてくれるはずです。

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