フィンランドでのPCI

昨日はフィンランド第三の都市 Oulu (オウル)の大学病院でPCIを行いました この大学病院は北フィンランドの中心であり、広大な土地に三層の建物で広がった病院です もちろん寒いので建物は全て気密性のある廊下でつながっています その廊下の総延長は何と 40Kmということであり、実際職員は移動や搬送に電気式自転車や、通常の自転車、あるいは子供が使うようなスライダーを使っています

第一例目は冠動脈バイパス手術後の女性であり、1999年に冠動脈バイパス手術を行い現在はLITA-LADのみ開存していました LITA先の左冠動脈前下行枝に新たに狭窄、左回旋枝にはOsからと #12に高度狭窄があり、右冠動脈は起始部かから末梢分岐まで閉塞し、しかも右冠動脈は異所性でした 右冠動脈へのバイパスは 2007年時点で閉塞、左回旋枝へのバイパスは 2013年時点で閉塞し、現在の狭心症は左冠動脈前下行枝の病変と思われている患者さんです

まずLIMA経由で左冠動脈前下行枝を治療し、蛇行の強い左冠動脈にもステントを植え込み、右冠動脈に対しては逆行性ルートが全く無いため、順行性にアンカーをかけて固定して行いましたが全く不通過で終了

ついで早めの昼食をとってから、Lapland出身の漁師さんでしょうか その方の左冠動脈前下行枝起始部からのCTOに移りました この方は冠動脈バイパス手術を受けていないのですが、10年前から徐々に心機能が悪化し、現在は僧帽弁閉鎖不全も伴い心不全となっている患者さんでした 右冠動脈より中隔枝経由で両側性アプローチで入り、綺麗に仕上げました

Ouluの先生方と
Ouluの先生方と

そして、最後の症例はやはり冠動脈バイパス手術後で、静脈グラフトは全て閉塞、左主幹部部分で以前のPCIにより解離形成し、左冠動脈前下行枝は近位部で閉塞、LITA-LADのみで保っているような患者さんでした 右冠動脈は入口部から末梢までCTOでした

まず、解離した左主幹部から左冠動脈前下行枝近位部に何とかワイヤーを通し、石灰化のためバルーンを二つ破裂させながら左主幹部を拡張し、ステントを植え込みました 当初よりLIMA-LADに対してはガイディング・カテーテルの長さが足りないと考え、6Fr IMを切断し、5Fr sheathにより連結して入りました そしてCorsairをLIMA-D1-Apical経由で#4PDまで通過させましたが、到底Microcatheterの長さが足りず、また右冠動脈の解剖見ればまったく不可能そうであったため、この時点で中止しました

SUSHI bar
SUSHI bar

ホテルには 4:30PMに戻り、ホテル近くに SUSHI barを見つけましたのでそこで早めの夕食を食べました 鮨はまずまず ラーメンは全くの別物でした

SUSHI
SUSHI
味噌?ラーメン
味噌?ラーメン

投稿者: (KAMAKURA & SAPPORO)Dr_Radialist

Expert Interventional Cardiologist and Amateur Computer Programmer

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