デンマークに移動

フィンランドの Ouluでとても有意義に過ごした後、1月27日水曜日にHelsinki経由でデンマークの首都 Copenhagenに入りました Denmarkは人口 500万人の国家であり(この人口規模は Norwayや Finlandと同程度であり、Swedenは人口900万人の国家だそうです)、バルカン半島とはSwedenとの間にある距離10数キロの海峡で離れています

Denmarkには王室があり、女王様がいらっしゃるのです 木曜日にはこの国の最大規模の大学病院である RigsHospitaletという壮大な大きさの建物の病院に行きました

Rigshospitalet
Rigshospitalet
Main Building
Main Building

とにかく 17階建のしかも巨大な建物が3つと、現在建設中の建物もある見たこともないような巨大な病院です もちろんこの病院はデンマークに4つしか無い国立大学病院であり、かつ、TAVIを行っている4つの病院の中の一つです TAVI年間症例数は 200ということです PCIは、年間 2,000例ですが、その内の 1,000例は何と急性心筋梗塞です

木曜日にはTAVIを見せて下さると、わざわざTAVI日ではありませんでしたが、TAVIを二例設定して下さりました

最初の症例は Evolut-Rを用いて植え込みがされ、次の症例は St Jude Porticoを用いて植え込みがされました 何れも局所麻酔で経皮的に行われ治療時間はそれぞれ 1.5時間ぐらいでした 当初の予定では僕が術者として手技が行われることになっていた(そのように話を決めていた)のですが、三人いるTAVI術者の中で一番やっている先生、その先生と話を決めていたのですが、急遽 Nordicの学会があり予定変更となり、その先生の管轄下で無かったので僕は横で見ているだけでした

正直 Ouluでの実際の手技もありましたので今一つでした このため、14:00には病院をおいとまし、市内にたくさんある Cafeに入りました Cafeから通りを眺めていて重大な事実に気づきました もともと Nordic Countriesでは一般の人の交通手段として自転車が普及していますし、必ずと言っていいほど自転車専用道が歩道と自動車道の間に設置されています さて Copenhagenのような大都市ではほとんどの道が一方通行となっています 歩行者は、もちろん一方通行の制約を受けないのですが、さて自転車はどうでしょうか?

逆走禁止
逆走禁止

Cafeの窓から通りを眺めていてわかりました 自転車も一方通行なのです 誰一人として反対向きに逆走して自転車を乗っている人はいません どうしても逆に行きたい時は、自転車から降りて押して歩いていました 徹底していますね

さて、その日は同病院循環器内科のトップの先生と皆とのほとりにあるしゃれたデンマーク料理のレストランで食事しました

そして、翌日金曜日は満を持して、慢性完全閉塞二症例に臨みました しかし神様、現実は厳しいものです 第一例目は左冠動脈前下行枝#7の慢性完全閉塞という触れ込みで他の病院よりPCI目的で紹介となった77歳の男性でした 診断カテとして送られてきていたシネは、画像も小さくなんだか良くわからない程度の低い診断カテでした そこで、まず診断カテを行ったところ、何と実は左冠動脈前下行枝付け根からの慢性完全閉塞でした そして、右冠動脈も高度狭窄があり、この患者さんは慢性腎臓病のため造影剤がせいぜい 200mlしか使えないという制約、そして長年の糖尿病があり、心機能も低下している、これらの点から皆で協議の上、冠動脈バイパス手術を行うことになり、PCIは中止しました

そして、第二例目ですが、60歳の男性 心機能低下あり、過去に心筋梗塞を起こしています 右冠動脈にステント内高度狭窄あり、左回旋枝近位部の慢性完全閉塞でした また左冠動脈前下行枝にもDESが植えこまれており、そのDESの中にもどうやら再狭窄がありそうです そして左主幹部遠位部に 75%程度の狭窄がある、そのような患者さんでした まず、LAD – LMTに対して FFR測定したところ、何と 0.71と陽性に出てしまい、当然のことながらこの患者さんも冠動脈バイパス手術に回ったのです

ということで結局 Copenhagenでは TAVIもCTOも全くせずに終了してしまいまい、12:00前には病院を出たのです 何とも消化不良ですが、現実なので受け入れるしかありませんね  さて昼食を摂ることにしましたが、ガイドブックでどうやら寿司屋さんが存在することを発見したのです

鮨 Selfish
鮨 Selfish
Selfishの鮨
Selfishの鮨

Selfishの鮨は非常にレベルが高いものでした もちろんネタに関しては日本のような訳には行かない筈ですが、本当においしいものでした 日本人のご夫妻二人でやっておられ、2002年にここに店を出したそうです もともと吉祥寺出身の方でヨーロッパに渡って来られたのは 1986年ということでした 現在40歳後半でしょうか ヨーロッパで食べる鮨の中ではピカイチです

そしてこの日の夜は「東京」という 1964年に開店した老舗の日本料理屋に行き、Thuessen先生ご夫妻とご一緒して和食の夕食を摂りました

翌日は既にこの長い Nordic Countires訪問最終日の1月30日土曜日となってしまいました 出かける前はどうなることやら、と一抹の不安も感じていましたが、既に10日間以上発ち、「もう戻らねばならないのか」という気持ちです そんな気持ちを反映してでししょうか 朝から強い雨風でホテルの窓が騒がしいのでした 幸い 10:00AMになると雨風が弱まり、傘無しで氷雨の中を歩ける程になりましたので、少しは観光せずにわいかない、と考え ホテルの目の前の函館五稜郭のモデルである、カステレット要塞に出かけました まあ五稜郭の半分程度の規模のものと考えれば良いでしょう そして、その先には日本人ならば誰でも知っている「人魚姫」の銅像があるのでした

人魚姫
人魚姫

この人魚姫の銅像を始めて知ったのは、小学校二年生の時でした 当時父親はある会社の重役をしていてその仕事で世界一周視察旅行に2ヶ月間かけて出かけたのです 当時のことですから、飛行機はプロペラ機で、羽田空港から見送りにでかけた記憶があります そして、世界の様子を35mmカメラにおさめてきたのです 写真はカラーを焼き付けることが普及していなかった時代ですから35mmスライド形式でした そして、その様子を杉並第九小学校の体育館で小学校低学年を相手に学校からの要請で皆に見せてくれたのですが、その中で一番印象深かったのがこの「人魚姫」でした

Thuessen先生からは「見たらばあまりにも小さいのでびっくりするよ」と散々言われていましたが、実際に見ると人間の等身大より少し小さい程度であり、実際に人魚が存在すればこのくらいの身長だろうな、と納得の大きさでした

それから、12:00に毎日行われる宮殿衛兵交代式を見ました

衛兵交代式
衛兵交代式

その後は、最近 Copenhagenに開店した初めてのラーメン専門店「ラーメンとビール」という名前のラーメン屋さんに出かけましたが、オランダの人々で満員でした ご主人は日本人のようでした

ラーメン専門店「ラーメンとビール」
ラーメン専門店「ラーメンとビール」
激辛味噌ラーメン
激辛味噌ラーメン

唐辛子マーク4っつ(激辛)の味噌ラーメンを頼みました 少し塩気が強すぎるように思いましたが、辛さは日本では弱辛程度でしょうか 麺は良かったですね 塩気を弱くすればもっと美味しいと思いましたが、デンマークの食事は総じて塩気が多いように思いますので現地の人にはこの方が良いのでしょうね

投稿者: (KAMAKURA & SAPPORO)Dr_Radialist

Expert Interventional Cardiologist and Amateur Computer Programmer

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です