自分が医学部に進学しようと思ったのには実は何のきっかけも無かったのです 人は「医学部に進学して意思になろうとするには相当の思いがあっのでしょう」と言うかも知れません しかし、僕が思うにそのような強い動機付けで医学部に進学する人は実は少ないと思います まあこんなことアンケート調査した訳も無く、真相は闇の中ですね
何れにしても僕の場合にはもっと単純な理由です
1) その前年現役の時に、東京工業大学一本のみで受験し、物理、数学に関しては満点だったけど、化学、英語、社会科、国語に関しては惨憺たる成績で、結果的には入試に失敗し浪人生活となった
2) この年は日本の大学受験において際立った年であり、「安田講堂事件」があり、突然「東大入試」が取りやめとなり、結果的に全国の大学受験生があぶれ、無茶苦茶な大学入学試験となった それに引きづられて僕も受験先を変更した
3) 受験先を変更するといっても、いまさら社会科の選択科目の関係で、受験できる大学は少なかった 何しろ僕の選択科目は「倫理社会」だったのです その結果、大阪大学という選択肢が残った
4) 折角浪人時代受験勉強したのだから、その一年間の「楽しい」苦労に報いるためにはそれなりの大学を受験せねば自分として示しがつかない、落とし前をつけることができない そんな気持ちから医学部受験を選択した 何しろ当時も医学部受験が最難関であったから
思うにこんな理由で医学部受験を選択したのです そこには「醫學のため」とか、「苦しんでいる患者さんを助けるためむとか そんな高邁な理由は何も含まれていませんでした
この続きはまた・・・・・