メキシコからアメリカへ

10月25日に成田よりSan Franciscoに飛び立ち、そこで4時間ぐらいの transitの後、MexicoCity (CDMX)の空港に到着したのは、同じ25日の夜 9:00PM頃でした

相変わらず飛行機の中でもあまり寝れず また時差ボケもひどかったのですが、和食に行きました

その翌日からは JICAのお仕事で TRI training center関連で色々な打ち合わせなどをしたのです これには JICA、日本国外務省、日本国大使館のみならず、メキシコ側からは、メキシコ保健省、メキシコ外務省そして、国立循環器センターなどが絡んでいてメキシコで非常に多い急性心筋梗塞を駆逐するために、多くの医師を育てるというものです 僕は最初からこの設立に関わり責任者ともないっています

時差ボケに苦しみながらもあっという間に日にちは過ぎていき、29日土曜日には TCT 2016 in Washington DCに参加するために、アメリカに飛び立ちました

DCに到着したのは同日の 15:30ぐらい そこから Marriott Marquis Hotelに直行し、そこでは 16:30からの予定で Evolute-R Proctoringが開催されたのです 参加者は SJ Park先生に加え韓国の先生合計 3名、インドからは Ashok Seth先生そして日本から私でした 結構遅くまで開催され、終わったのは 19:30でした

もう時差ボケでフラフラでしたが、頑張って 大鍋屋 (DAIKAYA)という DCでは一番美味しいと誰しも思っているラーメン屋さんに行ったのです 相変わらずここのラーメンは美味しいものです

そして、今日こそはたくさん寝れるかと思っていたのですが、やはり 30日 日曜日も 2:00AMに覚醒し、その日の講演スライドの最終チェックを行いました 日曜日には朝から夜まで 自分の発表、座長、そして治験の打ち合わせなどで時間が過ぎていき 本日 31日月曜日発の ANA便で帰国します

この一週間 ずっと時差ボケで毎日 2時間ぐらいしか眠れていません 年々歳をとるに従い時差ボケがひどくなっていきます

またメキシコへ

今回も JICAのお仕事で Mexico Cityに出張です 丁度この時に、「医療の質向上シンポジウム」というのが開催され、そこでもパネリストを行うことになっています その心は、メキシコで急速に増加している急性心筋梗塞が社会医療コストの大きな部分を占めるようになっており、その予防と治療法の効率化、汎用化が急務であるが、そのためには治療できる医師を育てねばならず、また治療法そのものの効率化のためにも経橈骨動脈的冠動脈インターベンション(TRI)のさらなる普及が急務である ということなのです

この面では僕は PASTA Trialや、TEMPURA Trial そして SUSHI Registryと経験は豊富なので適任なのです

という訳で 10月25日火曜日 17:00頃発の ANAサンフランシスコ便で成田空港を飛び立ちました このサンフランシスコで 2時間の transitの後、UA便で Mexico City 19:30到着予定だったのですが、既に UA便が 2.5時間の出発遅れということがアナウンスされています

本当にアメリカの航空会社の時刻というのは信用できません 以前もシカゴ空港から Sao Paulo行きの UAで移動するのが、何と Chicago発が 6時間遅れ、結局学会の講演に短パンのままかけつける、という事態になったことがあります 本日はいったい何時に Mexico City に到着できることやら

CDMX

CDMXという言葉をご存知でしょうか? 多分日本ではあまり知れ渡っていない言葉だと思います それは Ciudad de Mexico つまりメキシコの首都いう意味の言葉です この言葉が使われるようになったのは実は昨年辺りからなのです 今では街中を走るバス、タクシーあるいはパトカーなどに必ずCDMXという文字がついているのです 要するにこれは首都メキシコ・シティーの最近の呼び名なのです

それはさておき、今回のメキシコ訪問は僕にとって10回以上のものでした あいかわらず忙しい日程で動き、とてもつらいものがあります 今回の目的は二つあり、一つは、日本国とメキシコ国とで行っている、JICAを通じたトレーニング・プログラムの発足、そして、ICN (Instituto Nacional de Cardiologia: 国立心臓病センター)が毎年開催している Curso de Intervnetionismo Cardiovascular (CIC: International Cardiovascular Coruse: 国際心臓結果学会)に慢性完全閉塞に対する術者および、演者として招聘されたのです。

まあこれは普通のことですが、実際にやる直前まで患者さんの情報は僕の手元に入りません そんことはこれまで幾多のライブで術者をやってきて経験済みなので、何も思いません 怖いのは、その施設、あるいはカテラボがライブということで舞い上がることなのです そんな場面はこれまで何回も経験してきました

やはりライブとなると舞い上がる人が多いのです 僕には全く理解できないのですが、現実はそうなのです その結果起こることは、ひたすら術者たる僕の足を皆で引っ張るということなのです

まあそんなこと言っても僕は予定の13:30よりも早く 13:00にはライブの手技を終了してしまいました 回旋枝からの心外膜側ルートを通したのです それにより逆行性アプローチを確保し、順行性には右心室枝でアンカーをかけながら行い、結局真腔を通過させて再開通に成功しました

実は僕が事前に絵に描いた通りの筋書き通りであり、こんなのでいいのか? とおもうような結果だったのです 最終的に薬剤溶出性ステントを二つ植え込んで万々歳の出来で終了しました

詳細は後日明らかにします

ようやく帰国の途に

先週後半はロス、そして Cartajanaを経てコロンビアの首都 Bogotaへ、Bogotaでは Fundacio Cardio Infantileにおいて4年前より毎年開催している Summitという院内ライブデモンストレーションを主催してきました もちろん治療を3例に対して行いました

そして、Bogotaから Mexico Cityへ飛びました

Bogotaは標高 2,600メートル、Mexico Cityも 2,000メートルと高地なので酸素が薄く、沸点も90度ぐらいに低下しています そうラーメンやPastaには大敵の高地なのです

Mexico Cityでは在メキシコ日本国大使公邸での素晴らしい夕食にも招かれ、大使より色々なことを教えて頂きました また昼は JICAの方々や、メキシコ保健省の方々、そして日本国大使館の方々にメキシコの循環器医師と多くの方々にご参加賜り、これまでのTRI普及活動の総括をしたのです

そうその前に、これまでトレーニングをしてきた 22名のメキシコ人医師がきちんと教えに従いTRIを積極的に行っておられるか、その検証のためにメキシコ国立循環器病院 (Institute National Cardiologia; INC; スペイン語では”イエネセ”と発音します)カテ室で4名の医師によるTRIの指導・監督を行いました そして僕自身2例の症例の治療をしました

メキシコと日本の友好関係の促進に少しでも寄与できたと思っています 残りの人生このような活動にもっと与して行きたいと思うのです

本日 13:15発の ANA便で成田に飛びます 成田到着は日曜日 16:35です またその翌日早朝から仕事に復帰です

メキシコ・コロンビアの先生方に対する JICA本部での修了式

羽田からシンガポールに飛ぶ飛行機の中でようやく先日のデジカメの整理をしました その中から一枚、Mexico/Colombiaの先生方に対する JICA本部での修了式の写真です

こうして、今回も 10名の外国人医師が僕の学校の生徒として卒業しました 今後も友好に役立たんことを

JICA本部での修了式
JICA本部での修了式

中南米づいて

エクアドルより帰国したかと思えば先週は一週間に渡って、メキシコとコロンビアからそれぞれ5名の Interventional Cardigologistsをお招きして経皮的冠動脈インターベンション、特に慢性完全閉塞および経橈骨動脈的冠動脈インターベンションの教育を行いました 教育と言っても、彼らはその国々で経験豊富な先生方であり、特に僕の部下達の若手にとっては、異文化交流、英語での交流という何事にも代えがたい果実がありました

このプログラムは、今や、国際協力事業団(JICA)の主要プログラムにもなっておりこれで既に5回目でした 最初は闇の中から開始したものですが、今や定着し、日本という国家が中南米で存在感を示す一つの原動力となっているものとも思います

鎌倉と札幌を舞台に行われ、実際のカテ室でどのように治療が行われているのか、目の当たりにすることができ、とても満足されて帰国されました。先週は丁度雪も降り、そのことも彩りを添えたのです

ひとまず中南米はこれで一ヶ月間休み、明日からバングラデシュなのですが、現地大使館からの情報では危険なゼネストが行われていて本当に行くかどうか未だ決めかねています

これから帰国の途に

昨日は 10:00AMよりホテルの中で事前の打ち合わせ行いました

そして、14:00にホテルを出発して、外務省の大きな建物の中にある会議室に向かいました そこで、JICAの方々、メキシコ政府保健省、更にメキシコ政府外務省の方々らが集まり、15:00より会議および外交覚書正式締結へ向けた合意文書の最終作成にとりかかりました

このような国家と国家が話し合う公式の場に参加するのは初めてでしたので、何もかも目新しい物でした しかし、既にその会に参加された方々のほとんどの人とは顔なじみとなっていましたので、at homeな雰囲気で参加しました 内容的にはやはり色々な思惑の違いなどを話し合いにより解決・合意して行かねばなりませんので当初 1時間で終了すると見込んでいたものが、何と 3.5時間もかかりました 僕を含め皆疲れきりました

それから、大渋滞(メキシコ・シティーの渋滞はひどいです)の中、渋滞が無ければ 10分ぐらいで着くことができる距離にあるものすごく雰囲気の良いメキシコ料理レストランで会食が行われました 丁度外務省を出発したのは 19:00頃であり、帰宅ラッシュにはまり、何と 1時間かかってようやく到着したのです この会食はメキシコ政府保健省のご招待で行われました 昔の荘園主の館を改装したという大きなスペイン風の建物であり、San Angel Innという名前のレストランでした

おいしいメキシコ料理を食べながらさらに歓談を深め、終了したのは 23:30くらいになっていました

その夜は時差ボケ二晩目(二晩目というのが一番ひどい)であり、しかもやはり興奮醒めやらないというのもあり、細切れに3時間ぐらいしか眠れませんでした 現在 7:00AMこれから暫くして空港に向かい、今度はロサンゼルス経由で羽田空港に 木曜日の23:00頃に到着です

翌日金曜日は朝から外来診療や、午後は Structure Clubでの座長などのお仕事、そしてそのまま名古屋に宿泊し、土曜日は朝一番で松阪に移動して、伊勢志摩ライブデモンストレーションで術者となります

うーんメキシコ、できれば3時間ぐらいで日本から到着できればいいのにな

さて、この間焦ったことがあります iPad-Mini RetinaにインストールしてあったM2Plusという電子書籍リーダー、そしてその上にダウンロードしてあった EZRの本が、気が付いたらば全く消失していたのです このEZRの神田先生の名著、サボって暫く うーん 数ヶ月間使用していなかったので気が付かなかったのです

そして、その目で見れば、何とiTuneの曲もほとんどが消失していたのです 焦りましたねえこれは

きっと iOS8に upgradeした時に消えたのでしょう でも大丈夫、MacBook Proの iTuneに接続したらば iTuneの曲は復活し、またインターネットに接続して M2Plusをたちあげたらば本も復活したのでした 良かった良かった

焦ったー よくぞ心臓発作起こさずに

本日は国民の休日ですが、17:20発の Delta便で Atlanta経由で Mexico Cityに入ります これは JICAの公式な仕事の一環です

当地滞在は丸一日少しのみであり、木曜日の夜遅くには鎌倉に戻っています

今日は大船駅発 14:10の NEXで一人成田空港に入る予定で、自宅より歩き、深沢バス停からバスに乗り、13:50には大船駅改札内に入り、時間があったので本屋さんで「日経ソフトウェア」を購入し、それから NEXホームに入り、ベンチでこの新しく購入した雑誌を読んでいたのです ふと見上げると、何やら NEXがホームに入ってきました そこで立ち上がり NEXに向かって歩いていったところ、NEXはどんどんスピードを上げ、あれよあれよという間に通り過ぎていったのです 気がついて腕時計を見ると、何と 14:12です

知らない内に出発していったのです あーーーーー

どうしよう ここで焦ってジタバタしても仕方ない、このような危機を切り抜けてこそその人としての真の能力が試される

まずは、なるべく成田に近づくことを考えました 現時点で大船駅より一番早く東京駅に向かうことができるのは 東海道線です

そこで、東海道線ホームに行き、まず来た東海道線に乗りました 不運なことにその時点で東海道線は藤沢-辻堂駅の間の踏切に自動車がエンストして遅れていました

それでも最初に出発した電車に乗り、東京駅に向かいました 車内アナウンスでその時点で 3分遅れ、iPhoneで時刻表を眺め、検討しました ひょっとして乗り過ごした NEXに東京駅で追いつく可能性がある、あわよくば品川駅でもその可能性がある そのように考察しました

そしてイザとなれば東京駅からタクシーで成田空港に向かう、その場合高速道路の渋滞情報の確認がいる、それでiPhoneに渋滞情報アプリをダウンロードして、それでチェックすると、幸い連休最終日なので成田に向かってはガラガラな様子でした

そうこうしながら電車に乗っていると、電車は段々とスピードを上げ、このままであれば、15:03東京駅発のさきのNEXに間に合うかも知れない、という雰囲気になってきました

実際に東京駅ホーム到着したのは14:59でした 東京駅東海道線ホームは地上2階で八重洲口方面にあり、NEX出発ホームである横須賀線ホームは、丸の内口の地下2階にあります そんなことは事前知識がありましたので、相当急いで走らないと間に合いません しかも、間にはエスカレーターがあり、こちらは luggageを持っています

すぐに Luggageを持ちながら走りました 走って走って、そしてホームに着くと、 NEXが未だ居て、しかも連結作業中でしたので、飛び乗りました

そして結局、はじめに予定していたNEXに飛び乗り、現在はその NEXの座席からインターネットにアクセスしています あんなに走ったのに息切れはせず、もちろん胸痛も起こらず、動悸も大したことありませんでした 我ながら最近の体重コントロールが功を奏していると思いました

それにしてもこんな電車乗り継ぎトリックみたいなこと、松本清張の「点と線」みたいですね

あちらこちら飛び歩いて

先週末は大阪から島原に 島原で強烈な慢性完全閉塞を院内ライブデモンストレーションで治療しました そして今週はCVITで名古屋に、そのまま名古屋空港-成田空港-サンフランシスコ-メキシコシティに入ったのです

丁度首相および日本経済会の大物達もメキシコに入り、日本とメキシコの間で様々な経済協力条約が樹立されたのです 僕はと言えばこれまで数年間に渡って行ってきたメキシコでのTRIを中心とした経皮的冠動脈インターベンションの指導により、この時期 メキシコの外務省より感謝状が授与されました

メキシコに到着したのは、こちらの時刻で木曜日の20:00で、目まぐるしく金曜日に日程をこなし、現在土曜日早朝 6:00AM前ですが、再びサンフランシスコ経由で帰国します

その間時差ボケにめげず大分 Qtのスキルが進みました

本日の病院訪問

今朝は 7:00AM前にホテルを出発し、まずはメキシコ海軍病院に行きました ここでは本年鎌倉で JICAのプログラムで研修されたメキシコの先生方の中の4名の方々がTRIを二例やられ、それを僕が評価しました

そして、それからCTOの一例を自分自身でやりました シネを見た時に、これは不可能でしょ という感じでしたが、とにかくやりました 苦労の末に何とかワイヤー (Conquest-Pro 12)が左冠動脈前下行枝CTOの先の大きな中隔枝にやっと抜けたのです しかし、バルーンは通らず、また Tornusなどはなく、アンカーかけるにも適当な場所は無く、このため子カテを用いようとしたのですが、何とその時点で左主幹部遠位に血栓が形成されていることに気づきました これはIVUSで確認したのです 血栓吸引しても全く引けないのですが、この状況で左主幹部に子カテをつっこむことは危険と判断し、またとにかくCTOが固いので そこで撤退しました

この時点で既に 2:30PM頃になっていたのです、それからメキシコ国立循環器病センターに移動し、ここではやはり弟子の一人の先生がTRIをやられるのを評価しました

メキシコでは、現在激しいストライキがメキシコ・シティーで繰り広げられていて、激しい交通渋滞となります 何でも小学校や中学校の教師達がメキシコ全国からシティーに集まりデモを繰り広げているのだそうです しかし、その理由というのが、これまで小中学校教員には資格試験、というものが存在せず、代々教師の任命が引き継がれてきただけらしいのです 最近ではその資格を売り渡したりということも行われていて、とにかく一定のレベルを維持できないため、国会で教師の国家試験を行う、ということがつい最近決まり、大統領も承認したのです これまでのうのうと過ごしてきた教師にとっては、これは既得権益の侵害となるため、激しいデモをシティーで繰り広げているのです

このため、国際空港に向かう道路も閉鎖されたり、無茶苦茶です テレビのニュースでは、そうやって泊まりがけで地方から出てきてデモを行っている教師が、何とテレビカメラの前で平気でマリファナを吸ったりしているのです ひどいものです

これから過去二回にわたって行ってきたこの対メキシコJICAプログラム、その生徒、生徒といっても、メキシコを代表する中堅の循環器インターベンション医師に育ち、この国でのTRIの普及に尽くしている10名あまりの先生が集まり、これから僕を囲んで夕食会です そろそろ出かけてきます