緊急出動

本日札幌東徳洲会病院での外来終え一息ついていると、7月1日に新築移転開業した札幌徳洲会病院で緊急患者さんの話が飛び込んできました。緊急カテーテルそして必要あれば冠動脈インターベンションという段取りのため、応援に東病院より出動することにしました。
東病院との距離は自動車で25分ぐらいであり、千歳に向かう高速の道沿いにあります。もともと札幌徳洲会病院は白石区の中央に位置していましたが、手狭となりまた古くなったため、現在の地に新築移転したのです。大きな建物であり、今後の発展が期待されます。
既に部下の山崎君と、士反君がカテを開始していました。全く新しいカテ室で、スタッフの皆が未だ慣れていない状態で手技に入っていく、そのワクワク感に心が躍ります。24年前全てを捨てて鎌倉に入った時もこんなだったな、そんな感傷に浸ってしまいます。
あの時は未だ38歳でした。再び新規に開拓する話も出ています。新たな開拓地に挑むのは男として魅力的です。しかし、今この年でその元気があるでしょうか?
鎌倉に来て、ここまで色々なシステムを作り、患者さんも増やし、そして現在の色々なプロジェクトが走っているのです。そのようになるまで15年はかかったのです。今から15年経てば、とても現役を続けていられる年齢では無くなります。もちろん、これまで培ったノウハウがあり、そこに至るには15年はかからないでしょう、それでもその半分7-8年はかかるでしょう。
人生はやり直しがきかない、そして振り返ってばかりでは仕方ありません。前に進むしかありませんが、問題はどのように方向を決めて前に進むかでしょう。未だ迷える歳です。

弁証法とアウフヘーベン

昨日歓迎会があり、遅れて参加しました。どんな話の流れかは覚えていないのですが、酔った頭にも衝撃的なことがあったのです。
それは、僕が「アウフヘーベンすればいいじゃない」と言ったところ、その場にいた誰にもその単語が伝わらなかったのです。
それで、「えっ、この言葉知らないの? 弁証法って知らないの?」と皆に聞いたところ、誰一人として「知っている」と答えた者はいなかったのです。
これらの言葉、僕の世代以前の人々、少なくとも大学に行こうとしていた者にとっては、日常的な言葉だったと思います。全共闘運動の中で、あるいは高校生のホームルームでの議論でも 皆が知ったかぶりして使っていました。
今振り返って、ではそれは何を意味するの?と自答してみても、自分でも漠然としか分かっていなかった、というもう一つの衝撃的な事実に驚きます。
今は便利ですね、これらも Wikipediaですぐに分かります。理解できるか否か、あるいはそこでの記述が正しいか否かは別としてですが・・・
という訳で、アウフヘーベンはこちら弁証法はこちらです。

そうかあのへーゲルが言い始めたことなんでしたね。