カテゴリー
ただの現状記述 (Daily Activities) メキシコ (Mexico) 冠動脈インターベンション (PCI) 外国訪問 (Foreign Visits) 慢性完全閉塞 (CTO) 経橈骨動脈的冠動脈インターベンション (TRI)

寝ましたねー

日本からサンフランシスコ経由メキシコシティーまでの機内ではほとんど睡眠しませんでした 中で映画を見たり プログラム書いたりしていたのです

ハイアット・ホテルにチェック・インして、その一階にある日本食レストランで遅めの夕食をとり、その後爆睡しました 現在 6:30AM もうしばらくしたらば出発です

二つの病院で僕たちが教えたメキシコ人のお医者さん達がその後どれだけ進化したかの確認作業に行きます 彼らが行う手技の現場での検証です もちろんそうは言っても、慢性完全閉塞の治療も行うことになりますが・・・ 今日は一日忙しい日々となります

カテゴリー
ただの現状記述 (Daily Activities) メキシコ (Mexico) 外国訪問 (Foreign Visits)

Mexico City到着

自宅を出てからほぼ24時間かかりメキシコシティーのホテル到着しました

カテゴリー
メキシコ (Mexico) 冠動脈インターベンション (PCI) 外国訪問 (Foreign Visits) 慢性完全閉塞 (CTO)

本日のPCI

朝から ISSSTEでPCIを行いました。一例目は 右冠動脈の慢性完全閉塞であり、大分以前に冠動脈バイパス手術を行い、LIMA-LADは良好であり、右冠動脈は冠動脈バイパス手術時から閉塞し、グラフトも閉塞しておりました。標的は右冠動脈の慢性完全閉塞でしたが、良く見ると、#1の慢性完全閉塞のみならず#3も長い範囲にわたって慢性完全閉塞でした。回旋枝より一本副血行が行っていたのですが、右冠動脈は分岐部でもう近位には造影剤が行かない状況でした。
一目見て、「これは難しい」と思いましたが、やるしかありません。まずは順行性に行きましたが、Conquest-Pro12でも全く閉塞部に入りません。すぐに左冠動脈回旋枝からの逆行性に移行しましたが、副血行路の選択が非常に難しかったのですが、何とか通しました。しかし、#3より近位に全くガイドワイヤーが進みません。これ以上の策はありませんので、すぐに中止しました。
二例目も右冠動脈近位部の慢性完全閉塞でしたが、これは順行性にさっさと終了しました。
という訳で今回の ISSSTEでの慢性完全閉塞コースは終了しました。一泊して、明朝早くの便でロス経由で帰国です。

カテゴリー
メキシコ (Mexico) ライブデモンストレーション 冠動脈インターベンション (PCI) 外国訪問 (Foreign Visits) 慢性完全閉塞 (CTO) 経大腿動脈的冠動脈インターベンション (TFI)

ISSSTE in MexicoCityでのPCI

日本メキシコは東アジアでの日本の立場とは逆に、非常に良好な関係となっています。この両国間には既に FTA (自由貿易協定)が締結されております。メキシコは中南米ラテン・アメリカ諸国の中心です。この地域ではブラジルを除く全ての国々でスペイン語が用いられており、自由に会話ができるのです。メキシコはマヤ文明に代表される古い歴史と伝統があり、かつスペインから渡来した西洋文明をうまく取り入れて発展してきました。中南米諸国から多数の留学生がメキシコに留学し、医学をはじめ多くの分野で勉強し、そして母国に戻り母国の発展に尽くしているのです。私自身、このメキシコとの関わりは未だ数年ですが、既に僕の弟子と呼べる医師も育っています。その一人が ISSSTE (公務員社会保険病院)のカテ室長である Marco先生です。彼は既に日本に二回来日されたことがあり、毎週一回日本語スクールに通い、既に相当日本語が話せます。メキシコのInterventional Cardiologyの次代を担う人です。
ISSSTEの警備は非常に厳しく、ゲートにはサブ・マシンガンを構えた警備の人が立っています。その構内に入るためには、通りを隔てた保安室に行き、自らの ID (パスポートなど)を預けねばなりません。ISSSTEには何と驚いたことに動物実験設備があり、そこでブタなどを用いてMirco Surgeryの練習などを行うらしいのです。
その施設でまずメキシコ人の若い先生達がブタでPCIのトレーニングを受けました。
僕は講義したりしたのですが、その後 3:30PM頃から一例慢性完全閉塞に対する経皮的冠動脈インターベンションをしました。右冠動脈#1角の慢性完全閉塞であり、丁度屈曲部で非常に難しそうでした。
案の定順行性にはすぐに外側にワイヤーが行ってしまい、血管の外にでます。逆行性を開始しました。一本のみ可能性のある中隔枝がありましたが、左冠動脈前下行枝遠位であり、分岐角度が90度以上あり、しかも、中隔枝に入ってすぐに再び90度に屈曲していました。ワイヤーをその中隔枝入口に挿入するのも困難でしたが、何とか入りました。しかし、すぐに血流と一緒に左冠動脈前下行枝本幹に抜けてしまいます。Fielder-FCに交換し、じっくりと 0.05mm/Secぐらいの進行速度と、180度/30Sec程度の微妙な繊細なワイヤー操作を行い、心臓の拍動を感じながらその拍動に同期させてやっとこの二段階直角を越えていきました。そして、ついに右冠動脈遠位にまでワイヤーが通過したのです。
Micor catheter (Corsair)を右冠動脈近位部にまで持ち込み、両側性に粘りました。順行性にReverse-CARTOを行いましたが、どうしてもワイヤーがつながりません。造影剤使用量が 450mlとなった時点で give upしました。
うまくいかず残念ではありますが、非常に勉強になった症例と思います。僕としては満足です。
本日は朝から出かけ、明朝早朝の便でロスに飛び、そのまま帰国します。