こんなやり方大嫌い

外国から時々、PCIのCD/DVDが突然送られてきて、慢性完全閉塞の治療を頼まれることがあります 時にはその国の大使館経由であったり、その国のインタベ界の大物医師からのこともありますし、ご家族から送られてくることもありますし、患者さんご本人からのものもあります

当然のことながら先方は、齋藤 滋に頼めば何とかしてくれるだろう、きっと慢性完全閉塞を開通させてくれるだろう、という大きな期待を持ってコンタクトしてくるのです 僕に頼めば何とかなる、その場合には、往復の航空券を自腹で払っても、そして日本の健康保険制度が適応されず、完全なる自費診療となり数百万円の経費を支出してでも来られようとします

期待は大きいのですが、それを受ける立場の僕としてはとても荷が重いのです

  • そもそもご家族も同伴されないことが多いのですが、何らかの合併症が発生した場合、法律的な問題、倫理的な問題、医療費の問題 その他諸々の扱いが鮮明ではありません -> 結果的に僕一人に全ての責任を押し付けられる可能性があります

もちろん、これに対しては何らかの仲介会社が賠償保険など掛けている場合があり、その場合賠償金や、医療費についてはクリアとなると思いますが、少なくとも倫理的な問題は残り、大きな責任と心の重荷が僕一人に押し付けられると考えられる

  • 慢性完全閉塞のPCIなんて成功率がせいぜい 90% maximumですが、では 10%となった場合、相手は納得されるのか? その場合でも支払いはきちんとされるのか?
  • 実際問題、言葉は直接通じないことが多く、リスクを説明したりしようとしても何処まで理解されているか不明なままに手技に望まねばならない
  • 彼らの理解では、僕クラスの医師が直接手技を行うというのは、非常に特別であり、裏返せば「特別扱いされて当然」という意識がどうしてもある しかし、当院のような病院では、あるいは僕の主義として、特別扱いすることは良しとせず なので、どうしてもギャップが生じる
  • 実際に僕のスケジュールは非常にタイトであり、鎌倉にいる時には午前中 8:15AM頃から15:00過ぎまでぶっ続けで、昼食も摂ることなく外来診療し、そのまま休憩も取ることなく、手技に入るのです だから特別扱いなんて物理的にもあり得ないのです
  • 実際に治療戦略を検討したり、治療するかしないかそのものを検討するのはとても僕のフリーな時間を潰されます 実際に先日もあったのですが、いきなりCDが数枚僕の許に届けられ、仕方がないので時間をかけてそのCDを再生し(実際ここにも大きなリスクがあるのです そのCDに computer virusが仕掛けられていればどうなるでしょう)、DICOM Viewerに読み込もうとするとどうしても読めない、ファイル属性を調べると何と DICOM fileで無い! そんなこともあるのです あるいは、Powerpointに動画を貼り付けて送られてくる場合もあります DICOM formatでない資料は医療資料として認められないし、それに基づいて治療戦略を立てることを僕は絶対にしません

その他諸々の僕の思惑に関係なくPCIとなることが多いのです 勿論これまでに何人もの外国からの患者さんを当院で治療してきましたが、その国に僕が出かけて手技を行うのとは違うストレスが多いのです 皆さん方からすれば、僕の根城の鎌倉で治療を行うほうがストレス小さいのでは? と思われるでしょうが、そんなことは無いのです これが現地で手技をする場合には、現地の色々な状況を把握できますし、その地域で得られる最大限の情報を把握した上で、(日本国内での治療に比して制約は多いかも知れないが)自分の持ちうる能力を全て使用して治療に臨めるのです だから、それは自己発揮そのものなのでストレスは小さいのです

そうそう何を憤慨しているか? と言えば、暮れに同じように CDが数枚いきなり某国大使館経由で送られてきました 何処で僕の情報を得たのか知りません とにかく送られてきたので、正直「またか」と思いながらいやいやそのCDを DICOM Viewerで再生しようとしたのですが、全くできません、何と拡張子 .wmv つまり、Windows Media Viewerの formatだったのです これはそもそもフレームをエントロピー不可逆圧縮してから、時間またぎの不可逆圧縮かかっており、その結果 DICOM fileサイズの 1/10ぐらいになっているのですが、その分情報がロスしています 従って責任を伴う医療用資料としては認められません ここまでで一時間ぐらい自分の貴重な時間を潰されました そして、DICOM formatを要求したところ、インターネット経由で相当な時間がかかるも送られてきました

さてそれを見たのですが、CDは三枚ありました 患者さんは年齢不詳の男性であり、一枚は去年の秋に行われたCT冠動脈造影、次に渡されたのは二枚のCDで、一枚目は去年の11月のもの、二枚目は12月のもので、同じその国ではPCIで有名な施設のものでした 僕も実はこの病院にもう15年以上前になりますが、訪問したことがあります その時は未だ革命前でした 当時の大統領と二人で写っている写真もあります あの時は確か Siemens machineだったけど、と思いながら DICOM fileを解析したところ、やはり Siemensでした

さて、患者さんは数年前に冠動脈バイパス手術を受けておられ、そのグラフトが閉塞したようです そして11月の DICOMを見ると、右冠動脈の長い慢性完全閉塞に対して、両側経大腿動脈的インターベンションにより順行性と逆行性に Corsairなど用い、あるいは Anchoring balloonも用いながら手技が行われ、最終的に造影剤の漏出を伴い、不成功に終了していました 問題視したのは、その手技時間なのですが、何と6時間以上かかっているのです そして、二枚目のDICOMですが、今度は 2時間かかり、同じような手技が行われやはり不成功に終わっていました そして、さらに問題だと思ったのは、DICOM tagからは読み取れませんでしたが、明らかに Japanese style CTO PCIだったのです

さて、ここからは僕の推論に基づいた意見ですが・・・・

何処のメーカーが声をかけたのか知りませんが、明らかに日本人医師を招いて行ったものと思われます これって何なの? と思います 恥さらし そのように思います 節操が無いことに腹が立ちます そしてそんなに時間をかけるような技術的低レベルに腹が立ちます メーカーの方も反省して下さい 僕がその国に問い合わせれば全て明らかになりますよっ こんなやり方大嫌い!!

まあこれぐらいにしておきましょう ついつい熱くなってしまいましたね そもそも皆さん方は DICOM tagについてご存知でしょうか? 面白いので少しだけ勉強して下さい

実際 DICOM viewerが無くとも Binary editorや、Visual Studio Codeを用いれば DICOM tagは全て読み取れますよっ

HorliX解説 – より正確な内容に

HorliXのアイコン – カッコいいね

さあ Macユーザーの皆様方 、HorliXを既に AppleStoreで購入されましたか? 未だの方 あるいは購入の仕方が分からない方は、僕が以前 upしたブログ記事をご覧下さい

以前も紹介しましたように、HorliXは OsiriXの OSS (Open Source Software)から分離した(Falkした) Horosという DICOM Softwareがあるのですが、そこからさらに Falkしたものです

Falkしたと言ってもその作業は Air様一人で 2018/05月頃より開始され、二ヶ月ぐらいで公開できるレベルにまで持っていかれ、そしてあの厳しい適合基準をクリアしないと掲載されない AppleStoreの審査を見事パスされ公開された非常に安全で信頼度の高い DICOM Softwareなのです

ここからは Air様と直接お会いして伺った情報も含んでいます

Apple Computerは今年の夏前に MacOSでの 2D/3D描画にこれまで用いてきた OpenGLという画像描画のための共通ルーチン、これはOSSとして開発されているものですが、その採用を突然やめ、Appleが自ら開発した Metalという Framewarkにすると宣言したのです これによりこれまで OpenGLを用いていたソフトの全てが将来的に使えなくなるのです

Appleはその技術レベルの高さ、皆からの信頼、内容の優秀さ、速度の素晴らしさなどから世界に冠たるものとなっており、Appleが宣言すれば皆右に習うをせねばならないのです

このため現在 Macのソフトを開発しているメーカーは大騒ぎとなっています 何故 Appleはこのような高圧的宣言をしたのでしょうか? それは主要な部分を隠蔽化することにより、高度なセキュリティを確保したいからだと思います でも正直大変なのです

そして、さらに Appleが推し進めているのが、ユーザーが試用するアプリも、全て SandBoxという一定の閉ざされた領域に閉じ込め、悪い動作をしないようにする戦略です また、ソフトの全てを 64 bits化することでした これにより色々なビットに Appleでしか分からない意味付けをできるようになるでしょう このような根本的な大掛かりな対策により Appleは高度なセキュリティを確保しようとしているのでしょう

何れにしてもこれらの要件を満たさなければ AppleStoreの審査に通らなくなったのです これらの大きな障害にも関わらず Air様は HorliXを見事 Apple審査に合格させたのです すごいですねえ

何で HorliXが完全に日本語化できないのか? という質問もありますね これの真相は、実は Appleが作成し、公開しているソフトウェア開発のための IDE (Integrated Developping Environment; 統合開発環境)である、Xcodeに内在するバグが原因らしいのです 所詮欧米メーカーは unicodeへの対応に消極的であり、結果として日本語を完全に入れ込むと HorliXが落ちてしまうらしいのです この問題は既に皆が認識しており、また HorliXだけで見られるものではないらしいのです まあ皆さん方 暫く待ちましょう

Air様はこれからも Plug-inなどの形式を用いて機能を充実して行かれる方針です ただし、その機能が本当に使われるものである、という前提が必要です 皆様方も本当にその機能が必要で、かつ皆が使うであろうものであれば、HorliXを良くしていくためにどんどん意見をアップして下さいね

こんなの見つけました

Appleのファイル構造に興味を持つようになりました きっかけは HorliX Dataというフォルダを探していて、それが一般に分からない場所に設定されていることを見つけたことにあります

そして、サンドボックス (SandBox)という一般から隠蔽され、自由にアクセスできない領域について知りました やはりこれも Appleがプログラマ向けに公開している文書なのですが、内容難しいですねえ でも、何処かで見た xml文書構造の例を発見しました

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
   <key>Move</key>
   <array>
      <string>${Library}/AppSandboxQuickStart/MyConfiguration.plist</string>
      <array>
         <string>${Library}/AppSandboxQuickStart/MyDataStore.xml</string>
         <string>${ApplicationSupport}/AppSandboxQuickStart/MyDataStore.xml</string>
      </array>
   </array>
   <key>MigrateScriptsForApplication</key>
   <string>AppSandboxQuickStart</string>
</dict>
</plist>

あれっ、この構造 何処かで見ましたよね そうです albumファイルの構造です あひゃーっですね

Macの高機能DICOM Viewer/Analyzer : HorliXの紹介 (6)おまけ

先の (5)の記事を書いていて馬鹿なことを考え試しました それは「同じ Apple IDであれば、何回かは別の Macに downloadして走らせることが通常できる」

だとすれば、「やはり Apple IDでインストールする iPadにも同様にインストールできないのか?」

という妄想です

それで試して見ましたが、そもそも iPadに Apple Storeでは HorliXは検索しても出てきません やはり Apple側も macOSと iOSは兄弟のようなものであっても、Application側でプラットフォームを識別してインストールできるかできないかを判定しているのですね

当たり前じゃない いやいやどんな小さな疑問でもそれが前に進んでいく動機となるのですよ

あととても重要な指摘です DICOM dataというのは重要な個人情報です ですから、やはり cloud上にそのままの形式のファイルを uploadするのは問題あるかと思います また、個人の MacBook上に蓄えている場合、その個人MacBookのログインに関しては、慎重にして下さい 簡単なパスワードだけでは危険です

もっとも DICOM Fileの中から個人情報データのみ削除すれば良いと思います 具体的には、生年月日、患者氏名、患者ID この3つを削除すれば良いと思います

DICOM formatでは、.XA ないし .dcmという拡張子のついたファイルから構成されていますが、この一つのファイルの中に、これらの個人情報が全て書き込まれています ちなみに、それらの情報は単なるテキスト・データですので、テキスト・エディタで開けば簡単に読むことができます

ちなみに、僕の MacBook Proの中の一つの .dcm fileを強制的にテキスト・エディタ VS Codeで開いてみましたところ、下記のような xml formatで出力されました

<dict>
  <key>albums</key>
  <array>
    <string>MassyCTO2012</string>
  </array>
  <key>patientID</key>
  <string>Dr SAITO Dr CHEVALIER</string>
  <key>patientUID</key>
  <string>ZEI...A, 40 YEARS OLD  CTO 2012-DR SAITO DR CHEVALIER-********</string>
  <key>patientsName</key>
  <string>ZEI...A, 40 years old  CTO 2012</string>
  <key>stateText</key>
  <integer>0</integer>
  <key>studyInstanceUID</key>
  <string>1.3.46.670589.28.26540597965520120310121759799988</string>
</dict>

この症例が、僕が Chevalier先生を助手として Massy, Franceの CTO courseで治療したということが一発で分かってしまいますね もちろん、それぞれの .XAや .dcmファイルの大部分は圧縮画像データである バイナリで構成されていますので、その部分はテキスト・エディタでは読むことができません

従って、簡単なスクリプト・プログラムを書いて、個人情報部分に ****** などの文字を書き込めば確実に個人情報が削除されますので、たとえあなたの MacBookが盗まれたとしても個人情報漏洩、という観点からは安全となります

簡単なプログラムです その内書いて公開しますね 今はとりかかる時間がありませんので失礼

Macの高機能DICOM Viewer/Analyzer : HorliXの紹介 (5)HorliXはどのように入手するのか?

HorliXのアイコン – カッコいいね

HorliXの白い天馬のアイコン とてもカッコいいですね さて、一番肝心なことを忘れていました

HorliXはどのように入手するのか? とても簡単です

Macの左上隅の Appleマークから App Storeを選択します そして「検索窓」で HorliXと打ち込みます

そうするとこの様にすぐにヒットしますので、HorliXのアイコンをクリックすれば良いのです あっ、僕は既に10,000円で購入していますので、「開く」という選択ボタンになりますが、あなたの Apple IDでこのソフトを未だ購入しておられない場合には、10,000円のボタンが出てきます 何れにしろ OsiriX MDの二年間ライセンスが 100,000円超と比較するとものすごい安価ですね

ちなみに、隣の DCM Viewerというものがどんなものか良く知りません 開いてみるとこんなでした これは DICOMファイルの色々なことの確認用のソフトであり、いわゆる Viewerとしては動画も見れないものだと思います 胸部レントゲン写真などの静止画精査用のものですね

さて、ここで疑問です 何故  HorliX Dataはログインした個人の /Users/*****/ 配下、つまり ~/ というフォルダの下に無いのでしょうか?

ここからは僕の推測ですので余り信じないで下さいね 見方を変えれば これって、iPadや iPhoneのように MacOSではなく iOSのようにも見えないですか?

そもそも iOSはもともと Unixの派生である OSXという現在の macOSの前身から派生したものです ここらについてはここ とか ここ を読んで下さい 難しい記事ですが、特に後者は秀逸です 流石に Appleが書いた記事ですね

この iOSのファイル構造 この中に /Library/ Container/ というディレクトリがありますが、これって 要するに HorliX Dataが入っているディレクトリですよね

これはこれまで macOSのデータなどは /Application/ というフォルダ (= ディレクトリ)に入ってきたのと比べると随分と異なりますね 何故そうなっているかは知りません しかし、言えることは 確実に iOSに近い、ということです

何でしょうかねえ やはり securityの関係でこうなっているのでしょうねえ

またこの話題はここまでにしておきましょう 真相は Appleしか回答できない筈ですので・・・・

Macの高機能DICOM Viewer/Analyzer : HorliXの紹介 (4)HorliXに読み込まれた DICOM dataはどうなっているのか?

さてここで疑問があります OsiriXのデータはこれまで「書類」フォルダ つまり Unixの表示であれば ” ~/Documents/”というフォルダに “OsiriX\ Data”という名前で保存されていました

そして HorliXに読み込んでしまえば、この OsiriX\ Dataというフォルダは削除しても大丈夫なのです

あれ? 肝腎のDICOM dataは何処に行ったの? バックアップするにはどのフォルダをコピーすれば良いの? そんな疑問と不安に苛まれませんですか? でも大丈夫安心して下さい 僕が解明しましたのでその情報をここで公開します

でもここから先はターミナルを扱える中級者以上が対象です

ずばり DICOM dataは以下のフォルダに存在します それは、

~/Library/Containers/info.phazor.HorliX/Data/Documents/HorliX Data” という名前で

~/Library/Containers/info.phazor.HorliX/Data/Documents/”というフォルダ内に存在します

つまり意外や意外 通常一般人がアクセスする「書類」、「デスクトップ」、「ピクチャ」あるいは「ミュージック」というフォルダには存在しませんです しかも、一般人も時々アクセスする「プリケーション」フォルダにも存在しないのです!!!

どうやってこれが分かったのですか? と疑問に思いませんでしたか? それは自分自身の Unixの知識で解明したのです OsiriXのデータが OsiriX\ Dataというフォルダにあるのであれば、HorliXのデータは HorliX\ Dataというフォルダにあるだろう そのように当たりをつけて検索しました もちろん Unix commandです

$find ~/ -name HorliX\ Data

これでHome folderから検索しましたが出てきません ということはホーム・フォルダには存在しないのですね!!!! 通常個人ファイルはそのユーザーのホームに存在するのですが、そうなっていないのです!!! これは驚愕の事実でした

仕方ないので、検索範囲を拡大したのです

$find / -name HorliX\ Data

このようにして Mac全体から検索かけたのです とても時間のかかる検索であり、ずらずらと大量の結果が出力されますが、その中に先の

find:/Library/Containers/info.phazor.HorliX/Data/Documents/HorliX Data

という出力を発見しました 何とこんなフォルダに存在しているのです これは驚きです

ここまでの解明された知識を基としてこの重要なファイル群 (僕の場合、何と 1998年 9月28日のPCI症例データから保持しているのです PCI症例といっても、これまで何万人の治療を行ってきてその中でも印象に残っている症例や症例報告に用いた症例、あるいは外国でのライブで行った症例などの特別な症例だけです 何れにしても、これは僕の人生の一部 何と20年間の僕のカテ人生、といっても本当の僕のカテ人生は、1976年に始まりましたので、40年間余りのカテ人生の半分近い人生 それが詰まっているのです・・・・ 涙 涙 うわーあんっ)をバックアップするにはこのようにします

たとえば外付けHDDの名前を BACKUP2TB とかつけたとするとまずは、この HDDの中に HorliX\ Dataという名前のフォルダを作ります

$ls /Volume/

とこのようにすれば、外付けディスクの名前が分かります この場合、

BACKUP2TB/      Macintosh HD0/     com.apple.TimeMachine.localsnapshots/

にように出力されます これでこの外付けHDDが BACKUP2TBという名前でマウントされていることが確認できますので次にフォルダの作成です

$sudo mkdir /Volume/BAKUP2TB/HorliX\ Data

これでBACKUP2TBディスクの中に HorliX Dataというフォルダが管理者権限でできました でもこれだけではコピーできません 何故ならば権限が与えられていないからです つまり所有者は管理者 rootだからなのです

$sudo chown ***** /Volume/BACKUP2TB/HorliX\ Data/

とすることにより私 つまり *****がこのフォルダの所有者となりました これで初めてバックアップ可能となります その方法は rsyncという Unix commandを使用するのです

$rsync -av --delete /Library/Containers/info.phazor.HorliX/Data/Documents/HorliX Data/ /Volume/BACKUP2TB/Horlix\ Data/

と打ち込むのです これで全データがバック・アップされます また、新たなDICOM dataが HorliXデータベースに読み込まれていくと思いますが、時々上記の rsyn commandを走らせば、新たな DICOM dataが追記されていき、もう HorliXより削除したデータは backupの /Volume/BACKUP2TB/から同様に削除されます 便利ですねえ

どうですか? 少し難しかったですか? 何ならばシェルスクリプト書きましょうか? シェルスクリプトであれば、自動的にできますもんね

Macの高機能DICOM Viewer/Analyzer : HorliXの紹介 (3)OsiriXのアルバムを読み込む

さて、OsiriXを使用し、たくさんの DICOM dataを収集していれば、膨大な量のデータが SSD内にあることと思います 僕の MacBook Proの場合、なんと 420GB以上存在しました

この膨大な DICOM画像・動画を患者さんの名前や検査日で順番に並んでいるだけではなかなか 後からどの患者さんだっけ? などと分からなくなってしまいますよねっ

もちろんコメント欄に書き込むのは最低必要ですよね このコメント欄に書き込むというのは何をしているかと言えば、実は DICOM dataという主として画像データ + 各種撮影条件などのデータ (これらは全てビット列です)の中に、コメントというテキスト・データを挿入しているのです

このようにコメント欄があります もしもコメント欄が無ければ、例えば「患者氏名」と書かれた欄を右クリックすれば以下のようになりますのでチェックをつけたり外したりして下さい

はい簡単ですね そして現れたコメント欄に自由に説明を書き込んで下さい 僕の場合後で分類しやすいように たとえば CTO(慢性完全閉塞)に対するPCIの場合にはコメント欄に 「Retro RCA-CTO 三本目の中隔枝経由」とかのようにわかり易い説明を書くようにしています

でもこれだけでは患者さんデータが検査日などでソートされた順番に並んでいるだけで、たとえば「CTO retrograde」の全員を見たい、とか、あるいは ▲□病院で何月何日にプロクタしに行った症例の CT data + XA data + Echo dataをわかりやすく入れておく という時に不便です

そんな時に役立つのが OsiriXの「アルバム」という分類機能です 実はこの実態は DICOM dataではありません 単なるテキスト・データであり、SQL databaseで管理されています通常の OsiriXでは一番左のカラムです

OsiriXから HorliXにデータを Importしただけではこのアルバム情報が移行していません これを移行するには以下のようにします まず OsiriX側で

上の画面のように、ファイル -> アルバム -> アルバムを保存 と選択します そうすると以下のようなダイアログが出てきます

これで何処に保存するか この場合には デスクトップに保存します それを指定します ちなみにファイル名はデフォルトで、上の図のように DatabaseAlbums.albums となります ちなみにこのファイルの中身は下の図のようにアルバム情報を記載した xmlフォーマットのテキストファイルです

まあテキストファイルというのは可搬性に優れたフォーマットですから、ほとんど全てのアプリで読み込みことがですますね ちなみに HorliXからは

このように、ファイル -> Albums -> Import albums とすることによりファイル選択ダイアログが出てきますので、先程のファイル DatabaseAlbums.albumsというのを選択すれば、アルバム情報が復活します めでたしめでたし

Macの高機能DICOM Viewer/Analyzer : HorliXの紹介 (2)いよいよ HorliXに DICOM dataを読み込み

これも以前記載した通りなのです 簡単ですよ 今回は絵付きで紹介しますね

まずは HorliXのメニューから「ファイル」をクリックします そうすると次のサプメニューになりますこのサブメニューから Import を選択します そうすると次のサブサブメニューになります

はいこのサブサブメニューから Import Filesを選択します そうするとファイル選択画面になります

これで僕の場合はこの画面で OsiriX Dataというものを選択しました(「開く」ボタンを押す)

これにより HorliXが OsiriX Dataというフォルダに格納されている全DICOM dataを読み込みます 簡単ですねえ

実はこうして DICOM dataが HorliXに読み込まれれば、HorliXの内部に DICOM dataは全て取り込まれ、もう OsiriX Dataというフォルダのデータは不必要となります もちろん、その後も OsiriXをライセンスが切れるまで使い続けるのであれば、残しておかねばなりませんが、もうライセンス切れそうな場合にはこの段階で OsiriX Dataフォルダは不要となりますので、削除して良いです 削除すれば SSDのスペースが随分と空きますよ ちなみに削除するには OsiriX Dataというフォルダを「ゴミ箱」にドラッグ・ドロップすれば良いのですが、これはあまりにも「素人」っぽくてカッコよくないですよねかっこ良いのはやはりターミナルを使用して

 

$rm -rf ~/Documents/OsiriX\ Data/

というコマンドを打ち込むことですよっ ちなみに、rmというのは「削除する」という Unix commandであり、-rfというのは rmコマンドのオプションで、下の階層までいちいち確認せずに削除するという意味です

~/というのは現在使用中のユーザーの「ホーム・ディレクトリ」を意味し、その中の Documents/ フォルダ(=書類フォルダ)にある Osirix Dataというフォルダを削除せよ と命令しているのです

あっ、念の為 ターミナルで打ち込む時には単なる空白(半角のスペース)にも意味があるので、それをエスケープせねばなりません このためには、 OsiriX\ Data とせねばならないのです ちなみに Macで「\」というバックスラッシュをどのように打ち込むかご存知ですか?

実はキーボードの「¥」というキーと Optionキーを同時に押せばバックスラッシュを打ち込むことができるのです はい得な知識でしたね

Macの高機能DICOM Viewer/Analyzer : HorliXの紹介 (1)はじめに

皆様方 以前より書いていますように、Macで走る高機能DICOM Viewer/Analyzerソフトとして HorliXというものがあります もともと OsiriXの Open Source Softwareから派生した HorliXを folkして日本人が開発しているものです

もとがあの高額(2年間で10万円以上のライセンス料)な DICOM Softwareである OsiriX (オザイリクス と呼ぶらしいですよ)の主要部分を受け継いたものですから、基本的な部分はしっかりとしています それを日本語化し、しかも OsiriXは未だ 32 bits applicationなのですが、完全に 64 bits化したものなのです

難しい話ですが、ほんの数年前まで MacOSは 32 bits OSでしたが、現在では完全に 64 bits化されています もちろん現在の Windows10も 64 bits化されています これが何を意味するかと言えば、アドレス空間がほぼ無限大になったことを意味し、従ってこの森羅万象の世界をほぼ完全に表現できるようになったということなのです ただ、32 bits applicationを 64 bits化するのはそんなに簡単なものではありません C++ compilerでコンパイルし直し、リンカーも変わりますし、色々なことを調整せねばならないのです 確か少し前まで Microsoft Officeも 32 bits applicationだった程なのです

そんな訳で

OsiriXで蓄えた DICOM dataをどのように HorliXに移すのか?

これは以前のブログ記事でも紹介しました 普通に OsiriXを Macにインストールすると、ファインダー上では「書類」と書かれたフォルダの中に”Osirix Data”というフォルダが自動的に作られ、そこの中に全ての DICOM dataが蓄えられます

ここで DICOM dataというのは何かと言えば、まずは .dcmという拡張子のついた撮影ごとの画像データ (この画像データは Huffman Code Compressionという非データ欠損圧縮法によりだいたい 1/2の容量に圧縮されています)、そして .dcmファイルを束ねて一人の患者データとしてまとめている SQLデータベース (open softwareの sqllightというソフトを使用している)、あと色々な細かい情報なのです

もしも あなたが、Mac上で ターミナルという端末ソフトを使用されている中級者以上の方でしたならば

## 以下のコマンドを打ちます $ というのは bashなどの端末の待受文字です

$find ~/ -name OsiriX\ Data

## ここで OsiriX\ Dataというのは 実は画面上では "OsiriX Data"というようにスペースが含まれているのですが、端末ではこれをバックスラッシュ + spaceというふうにエスケープせねばなりません
## 当然ながら findというのは Unix commandの一つでここでは OsiriX Dataという名前のファイルを検索しています
## ここで端末の bashがたくさんの可能性の回答を出しますが 通常はこの回答の中に次のような出力があります

find: /Users/*****/Documents/OsiriX Data/

## はいこれでドキュメント・フォルダ(「書類」のことです)の中に OsiriXの DICOM Dataが蓄えられていることが分かります

ちなみに上記の中で/******/というのは Macを初回立ち上げた時に必ずユーザー名を登録するのですが、その名前であり、その名前がわからなくなれば

$ls -l /Users/

と打ち込めば

Guest/     Shared/    ******/

のように出力されますので同定できますね

我ながら役立つこともあるのですね

2014年にこのブログに uploadした Qtでの DIB class に関する C++のコードに対して それから 4年経ってコメントがありました  Thanks というものです これは外国からのコメントでした

正直この頃は Qtで何とか C++により DICOM Viewerを作ろうとしていたのでしょうね いやあ その頃のことは忘れてしまいました その後、僕は急速に Script言語による Web programmingに傾倒して行き C++なんて忘れてしまいました ああ

でも Internetのつながりとは大きいですね