未だ足腰立たず

火曜日に伊勢山上飯福田寺の岩山登山をして足腰ガタガタとなりましたが、本日火曜日になっても続いています 特に膝を曲げて座ろうとしたり、立ち上がろうとしたり、あるいは階段昇降 特に階段を降りたり、靴を触ったり そのような動作の時には足の筋肉がとても痛み、また突然痛みのために力が抜けたりするのです

やはり岩山の上り下りに相当な負荷を足腰に及ぼしたようです さらには、上腕そして大胸筋にも来ています

きっとあと数日間は回復に必要でしょう そんな中昨日月曜日は何事も無かったかのように外来診療を朝から行い、多数の新患の患者さんの診療そしてそのままカテーテル検査などを行いました 外国人の方もおられましたね

そして本日はTAVIと経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)の日です AHAのために部下がシカゴに出張ですので、人でも足りません しかしながら頑張りましたよ 僕は二例目のTAVIを術者として行いましたが、腹部大動脈瘤の術後時間がたっており、グラフトは硬化していて伸びません このため、シースの挿入などに相当な苦労をしました 色々な小手先テクニックをその場で考え、それらを次々とアプライしていき、ようやく 16Fr e-sheathを下向大動脈に挿入し、最後は最高のできのTAVIで終了しました ついで行った経皮的僧帽弁接合不全修復システムは超高速で終了し、これら全症例をしかも結構困難なTAVI 2例を含めて 16:00には無事終了したのです

それにしても腰が痛い、足が痛い、

やっぱり自分は TAVIlistというよりもAngioplasterかな

なんと自分自身は 1981年に初めて PCIを行ったのです ということは既に37年間もPCIをしてきた、ということになりますね そして、TAVIに関しては 2012年に自分自身の第一例を治療した、ということになります

結果的に経験年数や治療した患者さんの数に関しては圧倒的にPCIが凌駕していることになります PCIと言っても色々とありますよね これまで自分自身が promoteしてきた分野としては、

  1. 急性心筋梗塞 (AMI)に対する Primary Stent Implantation – これに関しては JACCに論文出していますね
  2. 慢性完全閉塞 (CTO)に対するPCI – これに関しても幾つかの英文論文出していますね
  3. 経橈骨動脈的インターベンション (TRI) – これに関しても幾つかの英文論文出していますね

というのが主な分野でしょうか また最近は 分岐部病変 (bifurcation)に対するステント植え込みで英文論文出していますね

まあ、数はそれなりに論文出してきましたが、そろそろ打ち止めでしょうか あとは若い人にやってもらいたいな それでも自分には自分を頼り来られる患者さんがまだたくさんおられます それはとても名誉なことで嬉しく、やり甲斐のある事なのですが正直の話 年齢と共に自分の精神力や体力が弱ってきているのを感じるのです でも頑張らねばなりませんし、一旦ひいてしまえば、そのままズルズルと後ろに下がるだけですもんね

そんな中で今週は昨日月曜日には実はとても忙しく 夕方公的な用事で母校大阪大学医学部の銀杏会館という場所 これは吹田市ですが、ここに赴かねばならなかったのです しかも午前中数は制限しましたが外来診療があったのです そこにもうこれは triple bookingですが、新しい薬剤溶出性ステント (DES)の治験を開始したのです 新たな薬剤溶出性ステント治験に関しては、責任が思いですのでなるべく僕自身で植え込みを当初行うようにしてきました 今回もそうなのです それで外来診療しながら 5例の治療を行い、そのまま大阪に向かったのです

用事を済ませて鎌倉に戻ったのはもう 23:00でした 流石に疲れます

そして本日は TAVI + MitraClipです いやいやそれだけでなく 昨日より開始した薬剤溶出性ステント治験をさらに三例行ったのですよ こうなると自分は一体 Angioplaster (PCIを専門に行う医師)なのか TAVIlist (TAVIなどの弁膜症などのカテーテル治療を本文に行う医師)なのか訳が分かりませんね でもとっても嬉しいことがありました 先日僕が治療させて頂いた患者さんからのメールでした このようにお礼の言葉をいただくと、老体に鞭打ち、疲れ、時間の無い中で頑張って治療させて頂いた苦労が報われますね ありがとうございます

疲れていますね

外来患者さんがたくさん来られとても嬉しいのですが、やはりとても疲れます おまけに火曜日はやはり縦に 3例のTAVI、そして 1例の経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)です

TAVIにより治療した中のお一人の方は正直、「良くぞここまで生き延びられて、TAVIにより治療できたものだ」とも思う方でした これまで僕自身経験した中で最高値の なんとPeak Aortic Pressure Difference > 180 mmHgだったのです 本当に危ないところだったと思います この方もTAVIにより一瞬にして圧較差 0mmHgとなり、安静時にも感じておられた呼吸苦も全く無くなり、合併症無しでもうすぐ退院です TAVIの威力と、その治療に携わり治療できたことにやり甲斐を感じます そしてここ数年のTAVIの進歩、知識の集約、医学という科学の発展、ディバイスの進化、医術の進化、Heart Teamとしての成熟 それら全てが相まって良い結果が出ているのでしょう

それにしても神経を集中するこれらの治療に僕自身の精神が病んでいかないか心配です でも自分としてはとことんやり切るしか仕方ないと思いますね

本日も外来患者さんの診療に一生懸命でした 何年かぶりに僕を目指していらして下さった患者さんも数名おられました 結局本日の千歳行きの便を 16:00羽田発から 18:00羽田発に遅らせ先程泊まり先に到着しました

そして何時ものように 眼の前の MaxValueで夕食を買い込みました 毎度のことですがメニューは一緒ですね カップ麺、カレーパン、そしてウィンナパン これで〆て 202円でした 安いですねえ

夕食

CCTで日本国内初の経皮的僧帽弁接合不全修復システム(MitraClip)ライブデモンストレーション

本日は日本のインターベンションの歴史の中でも格別な日でした それは仙台厚生病院より神戸の CCT会場に経皮的僧帽弁接合不全修復システム(MitraClip)のはじめての日本国内ライブデモンストレーションが中継されたのです 非常に手際よい治療が行われました

このような機会に座長の一人として立ち会えたのはとても光栄であり嬉しく思いました

さて CCTではすっかり自分自身は冠動脈のspaceから遠ざかってしまいました しかしながら治験関係の集まりがいくつかありなかなか開放されません 本日はまた鎌倉ライブデモンストレーション実行委員会が夜に開催されますので遅くなりそうです

今は空いた時間で鎌倉ライブデモンストレーショントップページ兼内容作成のためのプログラムの手直しをしています まだ頑張らなければ

今日はハードに

本日は縦に三例の経カテーテル的大動脈弁置換術 (TAVI)を行い、その後 縦に一例の経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)を行いました 開始が 9:30AM過ぎ、先程終了したのが 17:30でした

何れも結果は素晴らしく、ほとんど無しの PVL (Para-Valvular Leak)そして 左室造影で見ても全く検出できない僧帽弁閉鎖不全となりました

いやあ素晴らしい結果です 多分 一つの Hybrid Catheterization Laboratoryで一日縦に 4例の TAVI/Mitraというのは世界最速ではないでしょうか もちろん早ければいい、というものではありませんが、患者さんにとっては早いに越したことはありませんし、合併症の発症率も低下します

もちろんこれは僕自身の力というよりもチームとしての練度が向上していることにより成し遂げられたことだと思います

今週末は CCTが開催され、そこで僕自身は経皮的僧帽弁接合不全修復システム・ライブデモンストレーション・セッションの座長をせねばなりませんが、それに向けて良い ブースターとなりました

LondonValves2018

さて、9/08-/11は Londonの Water Frontにある巨大な Convention Centerである ExCel Londonで LondonValves2018が開催され、それに参加する義務もあり参加してきました

今年は これから開催される TCT in San Diegoで MitraClipの重要な臨床試験である COAPT Trialの結果が発表される予定であり、そのためか少し新し目がありませんでした

またTAVIはすっかり成熟した感があり、今や時代は MitraClipあるいは三尖弁治療や僧帽弁に対する植え替え術が主流という寛次でした

さあこれから出動

実は 9月08日土曜日 1:55AM羽田発の JAL便で London Heathlaw空港に飛びました この飛行機は同じ土曜日の 6:30AM頃 ロンドンに到着、それから Hotel Aloftに early check-inしました

そして、 13:30 – 18:00 皆が集まり、PCR TokyoValves 2019の本格的なプログラム策定作業に入ったのです

この後、EuroPCR London Valvesの会合とかこなし、夕食を食べれたのは 20:00過ぎからでした

そして、昨日日曜日には PCR LondonValves 2018が午後からいよいよ始まり、僕は夕方またその準備の Preparatory meetingに参加、そして本日月曜日10日は 8:15AM集合 8:30AMより Opening Ceremonyのため壇上に、

そして、 8:45AM – 9:45AM スイスの Bernからの非常に重症な僧帽弁閉鎖不全に対する経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)のライブでのコメンテーターとして壇上に、

そして午後は今度はアルゼンチン、日本、中国その他の国々からの主として症例報告発表での Fascilitatorの役割があります

明日、11日火曜日には Londonから Finland Helsinkiに飛びます して、水曜日には Helsinki大学附属病院で CTOに Workshopがあり、二例の慢性完全閉塞症例治療をするのです

うーん時間がどんどん過ぎていく

それにしても今週の SHD interventionは早かったなあ

今週火曜日も経カテーテル的大動脈弁置換術 2例と MitraClip 1例をしたのです まあそれ自体日常的風景なのですが、すっごく早かったのです

一例目入室したのが 9:20AM頃 僕自ら患者さんの搬送をお手伝いしたのです この第一例目は S3でバッチリ ストレッチャに移動が 10:30AMぐらい そして第二例目が 11:10amくらいに入室 この患者さんは Evolut Proによりバッチリ これも早くて一時間かからずに終了

そして MitraClipは 12:00過ぎに入室 何と 14:00過ぎに二個の Clippingを行い、残存僧帽弁閉鎖不全が I/IV度以下で終了 バッチリです あまりにも早く終わりすぎ その後手持無沙汰となってしまいました

毎回こんなに早くパッパッと終わればどんなに患者さんにいいでしょうかね どうぞ大動脈弁狭窄症の治療そして僧帽弁閉鎖不全の治療には当院にいらして下さいね 齋藤 滋がお待ちしていますよっ

Clipper and Puncturist

本日も TAVIに引き続いて MitraClip実施しました 非常に重症な僧帽弁閉鎖不全の方で、肺も悪く、以前より強くお勧めしている外科的僧帽弁閉鎖不全修復術はご家族も一緒にどんなに説得しても拒否、そのようなご高齢の患者さんでした

なかなか心房中隔穿刺はやりにくかったのですが、そこは Punturisの僕ですからOKです さらには Clippingもやりにくかたのですが、そこは Clipperの僕ですから これもOKです 結果的には IV/IV度であった僧帽弁閉鎖不全が2つの Clipping直後より全く消失し、その後も経過良好です

いやあ MitraClipはすごい効果を示しますね

昨日も MitraClip

昨日は火曜日 MitraClip植え込み いやいやここはかっこよく Clippingと言いましょう そして実際に Clippingを行う術者のことを かっこよく Clipperと呼びたいですね

と言う訳で これからは Clipper Saitoとカッコ良く呼んで下さいね

その Clipperが現在の当院で唯一 Clippingを行うことが許されている火曜日でした と言う訳で、これまたひどい しかし、外科的僧帽弁修復術が相応しく無いと考えられる患者さんに対して Clippingを行いました 非常に重症な僧帽弁閉鎖不全でありましたが、その原因は P2のひどい prolapseだったのです 手技的な問題点としては中隔穿刺の穿刺点として十分に良い場所を確保できるかどうか? ということでした しかしお任せあれ、僕は Clipperであると同時に、世界最高の「穿刺屋」でもあるのです うーん英語では何と言うのでしょうか?

Puncture -> Puncturer これだと舌がもつれそうです Puncture -> Puncturist うんこの方が良いですね

と言う訳で、僕は優れた Clipperであると同時に世界最高の Puncturistでもありますので、僕にとって穿刺での不可能とか、困難とか言う言葉はありません しかも無茶苦茶なスピードで行うのです

そんな訳で昨日も絶妙な一で穿刺を行い、実はこれが一番技術的には難しく、先日もある病院で穿刺したものの、タンポナーデを起こしたらしいのですが、それは僕の想像するに、このような経緯であったのだと思います 実は Brockenbroughで一番難しいのは、張り出した心房中隔です たとえば重度の僧帽弁閉鎖不全があったり、あるいは高度の僧帽弁狭窄症があると左心房に慢性的負荷がかかっていますので、心房中隔は右心房側に膨満し張り出します

ここで、なるべく僧帽弁からの距離を稼ぐために心房中隔の上の方で、しかも後方での穿刺を試みれば、穿刺点が盛りだした頂点よりも上ということになるので、しばしば穿刺針は坂道を下るように滑っていきます それに気づかねば、そのまま右心房上縁で外に穿刺し、タンポナーデとなります

しかし、MitraClipや左心耳閉鎖術 (LAAC: Left Atrial Appendage Closure)の場合には必ず経食道心エコー法により見ながら行うので まずこの合併症は無いと思います

そうでなく、ありえるのが心房中隔をうまく穿刺できた後、それが上後方であれば、その後左心房内での余裕がありません ここで分かっていない人が行うと、「あーっ、穿刺できた」という安堵感と油断の結果、そのままの角度で穿刺針も進めてしいます、何故ならば針は中隔を貫いても、Dilatorや Sheathはまだ中隔を貫いていないので、さらに数センチ左心房内に押し込まねばならないからです ここで、左心房天井は経食道心エコー法でも観察できない場所ですので、素人さんは そのまま左心房天井で心外膜を貫き、そのまま心タンポナーデになってしまうのです

うん? 何の話だ? そうか 昨日の MitraClipの話でしたね 僕は術前の経食道心エコー法の結果から一個の Clipでも僧帽弁閉鎖不全が消えるであろうと踏んでいました 実際そのとおり一個の Clippingで僧帽弁閉鎖不全は完全に消失しました しかしながら、ものすごい逸脱だったのです、その結果 Clippingを十分してもその部分で Clipが逸脱に引っ張られ、激しく動くのです このままであれば、長時間経過している間に折角うまくいった Clippingがその激しい動作により外れる可能性もあります このため、敢えてもうひとつ隣に Clippingしました

結果は大成功で僧帽弁閉鎖不全は全く消失 これは経食道心エコー法のみならず左室造影でも確認しました 何と中隔穿刺開始から止血完了まで 1.5時間です素晴らしいですねえ

もちろん患者さんもお元気です