本日よりJTVT開催です

残念ながら外は結構激しい雨です まあものは考えようですが、これであれば湘南に来られる観光客は少なく、その結果、江ノ電もそんなに混まないでしょう

というのも、本日より僕が会長をする JTVT 2019という日本国内最大の心臓弁を中心とした心疾患に対するカテーテルを用いた治療法に関する学会がこの鎌倉プリンスホテルでいよいよ午後 14:00より開催されるのです そこで1番の問題は観光客が殺到し、江ノ電による公共交通が遮断されることでした でもこの雨であれば、その心配は無用でしょう

昨夜 Martin Leon先生も羽田空港経由でホテルに到着されました 全世界の心血管インターベンション界の至宝であられるLeon先生が無事到着され、それだけでも安堵し、満足です

まあ、あとは学会が成功するか否か、それは天命のみぞ知る、そんな気分です この学会が終了すれば、すぐに次の準備に移らねばなりません

そんな中、何回目かの挫折していた Haskellに再びアタックです やはりどうしても Monadという概念を心から理解したいのです あと Haskellとは関係ありませんが、 Tensorという概念も心から理解したいですね どなたか手取り足取り教えていただければ何とかなると思うのですが、独習では困難です

今週の火曜日は久しぶりに燃えました

気がつけばいつの間にか7月です しかもあっという間に七夕も過ぎてしまいました 最近燃えない気分の中で 7/09火曜日は久しぶりに燃えました

当日経カテーテル的大動脈弁置換術4例が予定されており、最初の患者さんはアクセス困難例だったので左鎖骨下動脈アプローチが採られました この経カテーテル的大動脈弁置換術は僕自身が第一術者として行わせて頂き、残り3例は部下に主にしてもらいました

第一例目をスパッと終了し、すぐに他院よりご紹介の患者さんに対するCAG/PCIを行ったのです 遠位橈骨動脈アプローチで開始し、冠動脈造影を行うと予想よりもはるかに悪い冠動脈でした 諸事情があるためそのままPCIに以降しました 我ながら「あっこんな元気あるんだ」と驚いたのです

自分は Interventional Cardiologistとして何時までやるか? そしてPCIとSHDどちらの道を歩むのか? そんな重大な命題に対する回答を未だ出していないのです 回答を引き伸ばしつつ決断を先送りしているのかもですね

そんなこんなですね

そうそう昨日は朝アメリカからの訪問者と14,5年ぶりに再会したのです 彼とはHBD (Harmonization By Doing)立ち上げの頃より戦った同志なのです 懐かしかったですね

そしてたまたまですが、昨日は独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)に部下たちと併せて5名で訪問しました

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構のある新霞が関ビル

これは医師主導型臨床試験開始の相談で訪問したのです PMDAの方々はお忙しい中我々の訪問にお付き合い下さり、とても有意義なお話を頂きました 本当にありがたいと思いました そして、このあと羽田空港に直行し、函館に移動したのです

いよいよ今週の土曜日には Martin Leon先生に鎌倉にいらして頂きJTVTが開催されます そんな中 1997年に JSIC会長として Leon先生をお招きした時のポスターか出てきました

JSIC 1997
JSIC 1997
Martin Leon先生ご講演
Martin Leon先生ご講演

そうかこの頃は Leon先生 (僕たちの間では Marty/Shigeruと呼び合っています)は未だ Washington Hospital Centerにおられたのですね この翌年でしょうか、彼が Columbia University Presbyterian Hospitalに仲間と一緒に移動されたのは

本日は函館

昨夜久しぶりに函館に入りました そして今朝から市立函館病院で経カテーテル的大動脈弁置換術のプロクタリングを行いました

難しい症例でしたが、二症例とてもうまく治療していただくことができました そして、数カ月ぶりに蒔田先生とお会いすることができました

蒔田先生と久しぶりに
蒔田先生と久しぶりに

それにしても良くぞやり抜きました

今週火曜日 ですから6/11のことですが、例によってTAVI三例治療したのです その中の一例目がTAVIで治療できるか否かの限界症例でした

ご高齢であるばかりでなく、大動脈から両下肢の動脈に至るまで石灰化が高度であり、また内腔も4mm程度しか無いのです かろうじて鎖骨下動脈はそれなりに良かったのですが、例により大動脈弓に合流する部分から手前に20mmぐらい高度石灰化があり、その部位の内腔は 4.5 x 5.5mm程度しか無いのです このような症例には内頚動脈アプローチが良いのでは? と思いましたが日本ではほとんどかあるいは全く経験症例が無いと思います

また心尖部アプローチをこのとても小柄なご高齢の女性に行うのは本能的に危険と思うのです もちろん上行大動脈アプローチは強い全周性石灰化のため不可能です

しかしながらこの患者さんは僕の鎌倉でのPCIの歴史が詰まっている患者さんでした ずっとずっと長いこと何回もPCI行い、薬剤溶出性ステントも冠動脈にたくさん植えこまれており、そのお蔭で最近は冠動脈の状態は何年間も落ち着き、自覚症状も無く過ごしてきたのです それが最近重症の左心不全で救急外来に搬送されてきたのです

そして、その原因は何と流速 6m/Secに到達するような超重症大動脈弁狭窄症だったのです 患者さんも息子さんも「齋藤 滋 先生にはこれまでも何回も助けて頂いて感謝していますし、安心しています」と仰られます

とても危険なTAVIになることが予想できましたが、唯一可能性があると思われた左鎖骨下動脈アプローチで行いました

案の定、Evolut Rの nose cornからステントシース移行部あたりで石灰化に阻まれて全く通過できません バルーンで拡張したり、dilatorを何回も通したりしたのですが通過できません これで最後かと思われた時にようやくニュルという感触でゆっくりとその部位を通過していったのです

そして後は、Evolut Rを位置決めして留置したのです 位置決めと言ってもSTJも高度石灰化あり、pigtailが途中でひっかかり NCC (無冠尖)にどうしても入らないのです そこで pigtailが浮いた状態で造影してその全体像から ERの位置決めをする、という高度な技を用いました

結果はバッチリ決まり、圧較差も一瞬にして無くなりました

患者さんはすぐに完全覚醒し、何の障害も無く順調に経過したのです 患者さんは僕の顔を見て涙を流されました 何と言うか、医師 インターベンション医師として人生を費やしてきた 1981年から ですから38年間が報われた瞬間でした

またまた Haskellに迷わされ

さて本日は順調にTAVIが進んでいます 僕自身も 1st operatorとして EvolutProを用いて一例あっという間に治療終了しました 完璧なできでした

さて、その間に頭脳の一部、というか手技の合間に Haskell programmingを考えています 相変わらずとても難しい あの例の、「すごいHaskellたのしく学ぼう!」という有名な書籍で始めた勉強も途中 20%程度進んだところで暗礁に乗り上げてしまいました 何が何だかさっぱり理解できない

そこで今度はこの有名な入門書から、日本人が書いた本「Haskell入門 – 関数型プログラミング言語の基礎と実践」に切り替えたのです

もちろん最初から読み始めたのですが、そうすると前の本で勉強した部分も再び読むので何となく理解が進みます でもやはり暗礁に乗り上げたのです 現在、

$ghci

あるいは

$stack ghci

というコマンドで GHC interpreterを走らせてテストしているのです どうしてもうまく行かない!!

Prelude>:{
Prelude>|f x = case x of n | n `mod` 2 == 0 -> putStrLn "even"
Prelude>|                 | otherwise -> putStlLn "odd"
Prelude>|:}

これで compile errorが出るのです!! ちなみにそのエラー内容は

:40:3: error: parse error on input ‘|’

というものです まさかまさかと思ってやってみました 今度はこのように入力したのです

Prelude> :{
Prelude| f x = case x of n | n `mod` 2 == 0 -> putStrLn "even"
Prelude|                   | otherwise -> putStrLn "odd"
Prelude| :}

そうすると何とエラーが出ずに

Prelude>f 10
even
Prelude>f 9
odd

となり作動しました 要するに”|”という縦棒までの文字数が上下で同じでないとエラーになるのでした 何でもこの縦棒のことを”ガード”と呼ぶらしいです これで論理構造を表すのですね 何だか Pythonのインデントのようです でもここに辿り着くのに30分かかりました 何しろ Kindle本ではこの部分縦棒が揃っていないのですから・・・

札幌東徳洲会病院心臓センターTAVI300例達成記念

さて 3月28日には札幌東徳洲会病院心臓センターでTAVI 300例達成記念写真を撮影しました 最初に開始してから 2年余りでしょうか 素晴らしいスピードで症例を積み重ねてきました

非常にご高齢で、またすっかり体が弱っておられる患者さんも多かったのですが、その多くの患者さんに対して適切な治療選択が行われ、スタッフ一同の力で良いことをしてきたと思います その中で、僕も自分の力を尽くし、サポートできてきました すっかり自分自身はこの数年間で弱ってきましたが・・・

弱る者がいれば、どんどん力をつけていく若者も多く頼もしいものです これが昔から続く歴史であり、人類がここまで発展してきた理由でしょう という訳で記念写真を掲載します

札幌東徳洲会病院心臓センターTAVI300例

玉縄桜満開

花粉飛来と共に、玉縄桜満開の季節となってきました 病院近くは玉縄城があった所で、この地域固有の「玉縄桜」という小ぶりの桜の木が散在しています 地域の方々がその保護に務められているのです

玉縄桜

ところで昨日の経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)も早かったなあ 9:30AMよりTAVI三件、それに引き続いて経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)一件でしたが、16:00には終了していました

大分経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)がわかってきましたよっ

嵐のようなこの一週間

とてもとても疲れ切り、ブログにアップする気力も体力も無くなっていました でも、そのまま放置すれば歴史から消えてしまう そのように思い、書くことにしました

前回のブログは、2/12に書いたでしょうか

その次は、2/13から始めねばなりませんが、その数日の記憶が欠落しています やはり、僕の 69歳誕生日 2/15から始めねばなりませんね その日は、朝はやく東京駅まで出かけたのです そして、8:45AMには東京駅丸の内口にある、かつての東京中央郵便局跡、現在は、JP Tower + KITTEとして華やかな場所に変わっています そう言えば、僕が高校一年生の頃だったと思いますが、冬休みにこの東京中央郵便局に友人二人とアルバイトしに行きました 小包の仕分けです 今から、55年近く昔の話です なんかいまでもまったく雰囲気変わっていませんね

そして金曜日 2/15 9:00AMより PCR TokyoValves 2019の Preparatory Meetingが開始となりました そして、 14:00からはいよいよ本会の開始、Imaging Dayが始まりました

ところが、ここで大問題、朝急いで自宅から東京駅まで出てきたため、忘れ物をしていたのです 一つは携帯電話、2つ目が 何とカード類だったのです これで一日以内乗り切るのはOKですが、それから数日これで乗りかるのは危険でした そのため、 13:00に意を決して一旦自宅に戻ることに決めました 各所に電話しようと思ったのですが、何しろ携帯電話が無い!!!

流石に東京駅周辺ならば公衆電話が何処にでもあるだろう、と思ったのですが、それは過剰な期待でした 何しろ電話かけようとしても公衆電話がなかなか無いのです ホテルのドアマンに聞いてようやく「はとバス」乗り場に電話ボックスがあることをつきとめ、そこにいました でも問題は財布にあるのは100円玉と、札ばいり、仕方がないので100円玉で病院に電話し、何とか相談したのです でも、公衆電話ってお釣りは出ないのですね たかだか一分程度の電話に100円を払うことになりました

まあ過ぎたことは良いでしょう 結局自宅まで一旦戻り、すぐに東京駅まで戻り、15:30には Imaging Dayでの議論に加わることができましたそれにしても、今や現代人は電話機が無い、ということに対処せねばならないのだと実感したのです

土曜日、日曜日は TokyoValvesでとても忙しく過ごしました でもサプライズで僕は知らなかったのですが、突然誕生日祝いのお祝いがあったのです 驚きです

MySpeech
Cereblation
BirthdayCake

そして嬉しかったこと、以前鎌倉で働いておられたとても優秀で奇麗で、そしてその他の能力を持たれている看護師さん、今は神奈川県の他の病院で働いておられる看護師さん、いつもこのような会で再会できることを願ってきたのですが、その彼女と今回再開できたのです いやあ 嬉しかったなあ、とても奇麗で優秀で優しくて憧れの方です

今回の TokyoValvesは何と 980名の参加があったのです、やはり 1,000名の人々が一同に会すればいろいろな化学作用が発生します それが良い方向に向かえばいいですね

月曜日 2/17は何したかなあ 忙しかったなあ

火曜日2/18は朝緊急の腹部大動脈瘤破裂治療があり、TAVIなどの開始は 1.5時間遅れました その結果 10:45AM頃より開始となりました そして、TAVI3例を終えたのが 14:30頃、そしてその後の経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip)開始が16:20頃より、でした これって最悪!!と思いますか?

そんなこと無いのですよ、きちんとクリップ植え込み、18:00前には手技終了したのです しかも僧帽弁閉鎖不全全く消失したのですよっ!!!!

その後、アクシデント ああ患者さんには関係ありません 患者さん達の経過はパーフェクトです そんなアクシデントのため帰宅したのは本日の 0:30AMでした

ですからとてもとても睡眠不足これから寝ねばなりません そして明朝 7:00AMにここを出発し、函館に飛ぶのです

世界一高速な一日縦5例のSHD (Structural Heart Disease)インターベンション

今週火曜日 1月08日には多分世界一高速できちんと治療した SHD interventionを行いました

9:30AM 手技スタート これは左鎖骨下動脈アプローチによる Evolut R植え込みのTAVIでした

二例目は SAPIEN 3 transfemoral TAVI、そして三例目は 圧較差 140 mmHgの重症患者さんに対する Evolut Pro transfemoral TAVI、四例目は SAPIEN3 transfemoral TAVIでした この 4例終了した時点で 15:00過ぎ

そして 15:30より Functional Mitral Regurgitationに対する MitraClip植え込みをしました 一つの Clip植え込みにより激しかった僧帽弁閉鎖不全は全く消失し、僧帽弁圧較差も平均で 1 mmHgと非常に良好に終了したのですが、これが 17:30゛てした

結局合計 8時間で、一つの Hybrid Laboratoryにより 経カテーテル大動脈弁植え込み術 4例 + MitraClip 1例を前例成功裏に合併症無く終了することが出来たのです

これって間違いなく世界最高速の SHD interventionだと思うのですが・・・・

しかしながら、流石にこれを続けることはできません、せいぜい TAVI x 3 + MitraClip x 1でしょう 先日は四例目は準緊急だったのです 看護師さんはじめ、コメディカルの方々、そして麻酔科の先生方も協力して下さり成せた技です

本日のTAVIそして経皮的僧帽弁接合不全修復システム(MitraClip)

今朝も 9:30AM過ぎよりTAVI 3例、そして引き続いて経皮的僧帽弁接合不全修復システム (MitraClip) 1例がありました MitraClipの症例は当院には 20年以上前より虚血性心疾患のために何回かPCIを繰り返してきた患者さんです

この 20数年の間に働き盛りから老年となりましたが、それでもこれまでに行ってきた冠動脈薬剤溶出性ステント植え込みが功を奏し、今まで生活を送られてきました

この事実に感激します 何故ならば僕が鎌倉に来てから既に 30年間が経過、その間にたくさんの数えきれない患者さんを治療してきました もちろん助けることができなかった方もおられます しかし、大多数の方がより長くより有意義な人生を送られることができ、僕のささやかな力がそれを少しでも助けてきた、そのように思うからです

そして年齢と共に、病気の内容も異なっていきます そうして本日の方は重症僧帽弁閉鎖不全となったのです 本日も良いことをできました 大分と患者さんは楽になるでしょう 本当はもう一つクリップを入れたかったのですが、僧帽弁圧較差が上昇するためにそれはできませんでした

でもこのように合計 4例治療しても 17:00前には終了していますので、相当に早くなったものです