とっても嬉しいコメントありました

僕のささやかなプログにとっても嬉しいコメントがありました 間違って実名が出てしまう危険がありましたので、僕の方で以下のように編集させて頂きました

それにしても、バカで知識も無い僕のブログでも見ていて下さる方があるのを知り人生のロウソクが数年分長くなったような気分です 以下に頂いたコメントの中から個人情報特定危険性部分を削除してここに掲載します

こんにちは、斉藤先生、
茨城県の片田舎で循環器診療を行っております。
◎◎ ◎(◎◎大学2001年卒)と申します。

主に先生のコンピューター談義が面白く、時折みさせてもらっております。
(数年前の日循?での「PCIをOOPになぞったら」・・・みたいなお話しが興味を持ったきっかけであります。
お話しの内容は、手続き指向の様な気もしましたが・・・)
第一線の循環器医のさらにトップを激走しつつ、適時HOTなITのネタに取り組んでいるのを
尊敬し拝見しております。
いつもは見るだけでしたが、コメント欄があったことに初めて気付き、コメントもとい、ファンレターじみた感想を綴らせて頂きました(先生は読者コメントをblog公表したりなど取り扱いされませんよね・・・?お話ししてみたいとは思うものの、狭い世界ですので、コメントをするのを躊躇はしていたのです。本日は晩酌で気が大きくなっていたところで貴ブログを拝見したので、お書きしました)

IVUSOCTのお話しは、大変興味深いものだと思います。
私の様な経験の少ない医師でも、IVUSが大きめだとは思います(vs angiography(eyeball QCA?)ですが・・・)
ただ、サンプリング理論の話は、多分OCT, IVUSでも同等に関わってくると思いますし、
誤差のorder的には、示唆されている誤差はcalibrationや、媒質の中の音波の伝播速度の仮定の誤差レベルなのでは?と思いました。

はずかしながらOCTは数回しか見たことがないのでイメージでしかわからないのですが。
(コメントにたくさん誤りがあっても、実名はさらさないでください・・・!、コメントしてみたかっただけなのです。)

vagrant, docker, 再現可能なminimalなserverなど、イガクではない分野もHOTな話題に
取り組んでいらっしゃるのを見ると、鳥肌が立ちます。興味の範囲がかさなるので、とてもどきどきしながらblogを拝見しています。
私は、勤務先では主に心不全+IHD(PCI)に関わらせて頂いていますが、
大学院でお金がなくopen sourceをあさっていて統計はRをつかっていたこともあって、その後も
なんとなくコンピュータとイガクの接点を模索しているような人間です。
先生の、医学は当然のことITにもがしがし取り組むvitalityと、充満するユーモアが心地よく
拝見させて頂いております。
触発されて、Python, Machine Learning + UCGみたいなことを(検索すると別に新しげではありませんが)
勉強してみようかとも思っています。
職場のIT規制が厳しいので、仮想環境でいろいろやって、実際の環境をごろっと本番に持ってくる、と言うことを考えていろいろ調べています。
駄コメントになりましたが、数年間の躊躇をへて、初コメントしてみました。
もし、不愉快なコメントでありましたら、私の責任です。
ご活躍をいつも応援させて頂いております。

コメント本当にありがとうございます。まだ頑張ろうかな という気持ちになりました

QCA/IVUS/OCT どれが一番正確ですか?

冠動脈の計測において臨床的に良く使用されているものとして、QCA (Quantitative Coronary Angiography: 定量的冠動脈造影)、IVUS (Intra Vascular Ultra Sound: 血管内超音波検査)そしてOCT (Optical Coherent Tomography: 光干渉断層法)の三種類があります

それぞれ計測の根幹となる波は、レントゲン線、超音波そして光なのですが、互いの計測値においては異なります 実際問題冠動脈内にステントを植え込む時など、0.25mm程度 (= Quater-Size Balloon)の誤差は全く問題無く、安全に手技を行うことができます ですから、冠動脈内径がたとえば 3.0mmだとすれば、0.25 / 3.0 = 8%程度の誤差は問題なく許容できます

実際 Phantomを用いて計測したものでは、IVUSが一番大きめに計測され、ついでOCTそして一番小さめに計測されるのが、QCAになります その誤差は如何ほどかと言えば、この和歌山県立医科大学の久保先生の論文によれば、9%大きめ(=IVUS) : 正確な値(=OCT) : 5%小さめ(=QCA)ということになります

さっきの臨床的意義から鑑みれば、この程度の誤差であれば、問題無い、ということになりますね

さて問題はどうしてこのような誤差が生じるのでしょか?

さて、OCTがもっとも正確ということは簡単に分かります、何故ならばそもそもヒトが物差しを用いて計測する時には、光を用いるからです つまり光を用いて計測した値が基準となるからなのです

それでは IVUSはどうでしょうか? IVUSで用いる超音波の波長は 40ミクロン前後です 信号処理の基本定理であるサンプリング定理によれば、分離可能な最小値は、この波長に相関します 波長が短ければ短いほど細かく値を測定できるのです 従って、IVUSという光と比べて波長の長い波を用いた測定では、本当の径という白か黒かというようなきっちりした部分で計測することができず、大きめの値になるのです

一方 QCAではレントゲンを用いた透過した画像ですので、くっきりとは見える訳は無く、結果的に小さめの測定値となるのです

何となく分かったでしょうか? 非常に重要な概念ですよ プログラミングにおいても重要なのです 特に DICOM処理に必要な信号処理では重要ですし、QCAのソフトを作成する時には、どこでカットするか? などにより OCTになるべく近づけた値にするためにも必要な考察なのです

 

怒涛の一週間が過ぎて

先週は鎌倉、サンディエゴ、東京、堺、姫路、京都、鎌倉と飛び回り一週間がとても忙しく過ぎました 流石に疲れ切ってしまいました

先日は月曜日、外来診療の後 久しぶりに鎌倉でPCIをしました 何時まで手技を続けるのでしょうか?

そして本日は火曜日、12月から1月末まで二ヶ月かけて鎌倉のハイブリッド室の機器更新をしていました もちろん以前のマシンでもTAVI、MitraClip、Watchmanなどのいわゆる Structured Heart Disease Interventionは可能であり、またStent Graftなども可能だったのですが、マシンも相当に古くなり、そして何より解像度その他の点で不満足でしたので、二ヶ月間完全にこれらの手技を停止し、マシンの入れ替えをしてもらったのです

という訳で本日は2ヶ月ぶりにTAVIを行いました やはり久しぶりになので少し緊張しましたが、バッチリ 素晴らしい手技でTAVIを行うことができました いやあTAVIはいいなあ PCIのようにネチネチしたところがありません いや失礼 ネチネチなんて言葉はいけませんね そうでなくてバシッと手技的に決められる、その点がいいなあ

強行スケジュールの一週間

1/30月曜日 普段通り外来診療し、それから珍しく? 1例PCIを行い、そして夕方入浴してから 20:00に自宅出発、 22:50羽田発Los Angels便に乗りました

飛行機は満席で、これであれば ANAが黒字なのは分かるな、という感じでした そして、14:00頃に LA空港到着、3時間以上の transitを経て San Diego行きの便に乗り、22:00にホテル近くの和食レストラン そして 1/31火曜日 1:00AMにホテルに check inしました

今回非常に珍しく行きの飛行機の中では 5時間ぐらい眠り、またホテルでも 5時間は眠りました 何時もは時差ボケで死んでいるのにね

今朝は早朝から Device治験のための trainingです 夕方まで続きます そして、その後の夜の便で羽田に木曜日 5:30AM到着

そしてそのまま関西方面にPCI、講演に出かけます 最終的に自宅戻りは日曜日夜 本当にこの一週間は地獄のようなスケジュールです

心打たれる話

本日の循環器内科外来 これまで長年のかかりつけの 83歳女性が来られました 患者さんの状態は非常に良く、お元気です 色々とお話しました

「お正月はどうしましたか? 何処かに出かけられましたか?」

– いや息子たちが孫と一緒に来たので自宅にいました

「それではお年玉が大変ですね」

-孫は一人なのでそんなことありません

-今 55歳の長男と、53歳の次男は一部上場企業の管理職しているが、とても優しいのです 普段一人で年金で暮らしているけど、長男は毎月10単位のお小遣いくれるし、次男は正月にどかんとお小遣いくれる

-2年前には京都に孫と一緒に連れていってくれ、歩くのが辛くなれば車椅子押して案内してくれた

-京都だけでは「結構」と言えないから今度は日光に連れて行ってくれる 孫は「僕が車椅子押すから大丈夫」と言ってくれる

-二人の息子さんは、大学卒業した時に、三つ指ついて私にお辞儀し、「お母さん、ここまで育ててくれてありがとう これからは自分たちで自分の面倒みれるから大丈夫」とお礼を述べた

-その後結婚された息子さんたちの奥さんは、「主人が何時も 優しく育ててもらった、と言っている 育てて下さりありがとう」と私に礼を言う

-13年前に連れ合いがガンのため亡くなり、今年13回忌で、これまでは13回忌までは生きていよう、とカンバってきたけど、皆がとても優しいので100歳まで生きるつもりです

このような会話のやり取りがありました とても心温まる話ですね

数年ぶりのシンガポール

今回、実はDockerの勉強しながら、シンガポールで開催された(いや されているかな?) Asia PCR Singapore Liveに久しぶりに参加しました 以前より毎回招聘されているのですが、色々な思いがありここ数年は参加を断ってきました しかし、次第に EuroPCR Organizationが深く入ってきたため、僕の現在の立場からは参加を断れなくなってきたのです

そうですね実に 4年ぶりの SinLive参加だと思います これまでも毎回 Live Transmissionの Operatorを勤めてきましたが、今年もその役割を与えらたのです 実際問題この SinLiveで Live Operatorを行う色々な先生の中で何時の間にか僕が最高齢となっているように思います それでも歴史ある Singapore Liveにおいて、main Arenaで一人術者をする、というのは Interventional Cardiologistしてはやはり栄誉あることだと思いますし、自分が未だまだできる、ということを示すもので嬉しいですね

久しぶりに訪れた Singapore Heart Centerは建物が新築となっており、9階建てぐらいの奇麗な建物になっていました 以前は、Singapore General Hospitalの Block Cとかいう建物の中に存在していたのですが、2014年に完全に独立したとのことでした ですから、僕も2014年以前には訪問してこなかったことになりますね

Singapore General Hospital

 

新しい建物

なお、Singapore Heart Centerはシンガポール厚生省の直轄病院です この日(1/20 金)の 12:00 – 12:45まで僕のライブに割り当てられていました 他のカテ室からはライブ中継無く、僕の一人ライブでした テーマは、「複雑多枝病変に対するPCI」というものでしたが、当然僕に期待されているのは、経橈骨動脈的冠動脈インターベンションで治療することでした

病院カテ室に到着したのは 11:10AMぐらいでした KK Yeo先生がカテ室で迎えてくれましたが、彼は SGHで MitraClipを多数症例行っておられる先生で、4月初めに開催する PCR TokyoValves 2017では、Singaporeより MitraClipのライブ中継をお願いしている先生です

カテ室で症例シネを見ましたが、「これは非常に危険な症例だ」と思いました 実際 Syntax Scoreは何と 48であり、PCIは普通はあり得ない治療とされるものでした 年齢は 75歳ぐらいで、患者さんは冠動脈バイパス手術を絶対拒否され、PCIになりました 今回の責任病変は石灰化を有する左冠動脈主幹部分岐部病変で、左冠動脈前下行枝の mid portionまで長く狭窄があり、左冠動脈回旋枝入口部は 99%狭窄であり、発達した鈍角枝にまで強い狭窄がありました ちなみに右冠動脈も末梢で慢性完全閉塞であり、本当に重症の患者さんでしたし、危険を伴う症例でした

これに対して、僕は右経橈骨動脈的冠動脈インターベンション7Frで入り、12:00過ぎの放映開始までには、あらかた治療を進めてしまいました やはり、チンタラした手技をすれば、患者さんに危険が及ぶ、と考えたからです カテ室の外では皆が、「うわー 中継開始前に手技が終了してしまったらば、どうしよう」と皆が騒いでいたそうです

この症例では絶対に Modified Jailed Balloon Techniqueを披露するつもりでした EuroInterventionで論文蹴られ、今は他の英文誌に投稿中なのですが、ヨーロッパの医師が見ている前でその手技を披露することは、自分の意地でもあったのです EuroInterventionの大物であられる Williams Wijns先生が座長でありましたので、もう絶対という強い意志で望みました

ゆっくりと皆に Modified Jailed Balloon Techniqueについて説明しながら手技を進めました

ライブ
僕のライブ放映中の会場の様子
ライブ

非常危険な症例でしたが、左冠動脈主幹部、左前下行枝、左冠動脈回旋枝に対して薬剤溶出性ステントを植え込み、安全に手技を完璧に終了しました これで患者さんは長生きされるでしょう

手技の最中の自分といのはなかなか見れないのですが、幸いにも参加された先生が写真を撮っておられ、それを送って下さりました それが上の写真です KK Yeo先生の的確な説明も助かりました 終わればもちろん成功を喜んで握手でした

握手
KK Yeo先生

13:00前にはカテ室を出て、その後はラーメンを食べに行ったのです そしてその日の 22:30発の SQ羽田便で土曜日 6:30AMに羽田到着しました とてもやり甲斐のあるライブでした

Dockerの勉強はここが良いなあ

Dockerについては、Kindleで書籍購入し、たくさん勉強していますが、やはりプロ相手の書籍ということになりますので、なかなか素人が手を出すのには敷居が高いものがあります

それでも分からないながらも読んで色々と試していくとだんだんとその世界に馴染んできて何となく動かせるようになってきます もっとも今はそのとっかかりなのですが・・・

色々なサイトも調べているのですが、なかなか良いサイトがありません 要するに「自分は何をするために、Dockerに手を出しているのか?」 その問が明確でないことに原因があるのです

そこで目標を以下のように設定しました

  1. まずは Dockerを用いて MacBook Proに LAMP環境を構築する
  2. それがうまくいけば、Docker Imageを Windows10環境に持ち込んで動作を確認する
  3. それがうまく行けば root権限のある rental serverあるいは Amazon Web Serviceなどの Cloud Serviceに Docker Imageを持ち込んで、Cloudないし rental serverで LAMPを作動させる

という目標となります

まず第一の難関については、このサイトが非常に分かりやすいので助かります とりあえず MacOSで phpinfo()までは動作することができました ありがとうございます

Vagrantについて記録し始めたけどすぐに Dockerへ

Vagrantも Dockerも仮想サーバーを走らせるソフトとしてプロの間では最近流行り、とても有名なソフトです うーん ソフトというのは語弊があるかも知れません もっと大きな基盤ソフトなのですから
Vagrantについては、この前のポストでも触りの部分を記録しておきましたが、この日曜日に Dockerにもチャレンジしました

まずは Windows10 machineである SurfacePro4の上で試みました こちらでは Docker-Toolbox for Windowという簡単一発インストールソフトを用いましたよ Web検索すればすぐに出てきます とても可愛らしいクジラあるいは浮きドックのマスコットが良いですね 素敵です

こちらは走らせれば勝手に VirtualBoxもインストールされます といっても VirtualBoxは最新版ではないので、VBの画面に行くと、「upgrade版がありますよーーー、upgradeしませんか???」と呼びかけてきます 僕は馬鹿だからすぐにこのような勧誘に屈してしまいます そして upgradeすると、折角 Docker installerが色々とややこしいことをセットしてくれた設定が全てパーになり、Dockerがうまく走らなくなるのです ですから、VB upgradeはもっとよくDockerのことを知ってからしましょうね

という訳で Docker-toolboxを再度走らせ、その前に VBを uninstallしてようやく DockerでLinux環境が立ち上がりました

そして今朝は早朝から Macで Dockerをインストールしました こちらは、既に VirtualBoxで仮想マシンをいい具合に走らせている(Vagrantを用いて)ので、Toolboxを使用せず Docker Installerを用いたのです そして

$docker run -d -p 80:80 --name webserver1 nginx

として nginx web serverを走らせ、ホストマシン(僕の場合、MacBook Proから Firefoxを用いて localhostと打ち込んだところ、見事に下記表示されました やったね

Dockerでnginx立ち上げ

忘れない内に記録しておきましょう、VirtualBox + Vagrant + CentOS6.7 を用いてLAMP環境構築し、phpMyAdminも走らせる

昨年暮れ以来 VirtualBoxで Vagrantを入れて、その boxを用いて CentOS 6.7を立ち上げ、そこで Apache Web Serve, PHP, MySQLを立ち上げ、最終的に phpMyAdminを走らせて これまで用いてきた XAMPPによる仮想インターネット環境構築と同じレベルに持っていくことと格闘してきました

しかし、何回かの挫折の後、色々な教訓を学びついに MySQLも PHPもきちんと走るようになったのです その過程を忘れないように Wordpressを用いて記録しておきましょう

(1) まずはどこかに仮想OSを立ち上げる場所を作成する (その前に、VirtualBoxと Vagrantの最新 versionはインストールしておくこと) – ここではその Folderを /user/myself/直下に作ることとする ちなみに、myselfとは僕のことですよ 作成する Folder名前を CentOS6-7にしておきます

$cd /usr/myself/    
#これにより current directoryを /usr/myselfに移動した
$mkdir CentOS6-7     
#これで新たに CentOS6-7という directoryを作成
$pwd        
#現在の directory名前が /usr/myself/ と表示される
$cd CentOS6-7      
#これで current directoryを /usr/myself/CentOS6-7に移動した