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心臓病について…心臓の病気総論
心臓病ってどんな病気? |
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動脈硬化を起こしやすい状態 |
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従来から色々な研究の結果、動脈硬化が起こりやすい状態があることが分かっています。
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高コレステロール血症 |
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メカニズムよりも明らかなように、高コレステロール血症は動脈硬化を引き起こします。高コレステロール血症は遺伝性の要因でも起こりますが、糖尿病の存在や運動不足、あるいは食習慣(高コレステロール食のとりすぎ)によっても引き起こされます。
家族性高コレステロール血症とはコレステロール値が非常に高くなる遺伝子を持っている状態ですが、日本人の場合この遺伝子の頻度は500人に1人程度と言われています。
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高血圧 |
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高血圧症は長期間にわたり動脈に対して過剰なストレスを与え続けます。この結果、動脈内膜が傷害され動脈硬化の進行が早まります。
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糖尿病 |
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高血糖状態は動脈を直接傷害するだけでなく、糖尿病による高コレステロール血症も動脈硬化を促進します。
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喫煙 |
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喫煙を続けると常に自律神経の交感神経が刺激される状態が続き、この結果として糖代謝やコレステロール代謝の異常がおこります。また、喫煙により末梢動脈は常に収縮した状態となり内膜に対して傷害を与え続けます。更に、喫煙により一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結合し、ヘモグロビンの酸素運搬能を阻害します。これらの結果として喫煙は動脈硬化を促進します。
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肥満 |
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肥満は末梢での代謝異常を引き起こします。この結果、動脈レベルにおいては糖尿病や高コレステロールと同様の状態になってしまい、動脈硬化が促進されます。
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運動不足 |
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運動することにより末梢動脈が拡張され、動脈に対するストレスが低下します。また運動により糖代謝やコレステロール代謝も改善します。運動不足が続くと動脈硬化に対して悪影響を及ぼします。
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ストレス |
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ストレスがあると交感神経が緊張状態となり、動脈は常に収縮状態となりまた各種の代謝異常を引き起こします。この結果、動脈硬化に悪影響を及ぼします。
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家族歴 |
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同一の家族は似たような遺伝的な素因があるばかりでなく、似たような食生活、生活習慣があります。これらの結果として、動脈硬化による疾患は明らかに家族性に多発する傾向があります。
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